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宅地・貸家・借地権の評価
過去の公開問題では、貸家建付地、貸家、借地権の目的となっている宅地(貸宅地)の評価額を求める問題が3問出ています。
よく出る形
- 自用地の価額と、借地権割合・借家権割合・賃貸割合から、評価額を計算する
- 貸家建付地、貸家、借地権の目的となっている宅地(貸宅地)のどの式かを分ける
- 借家権割合と借地権割合を入れちがえるのが誤りの型
覚えること
- 宅地の評価方法は地域で分かれ、路線価のある地域は路線価方式、ない地域は倍率方式
- 路線価方式:路線価(標準的な宅地の1㎡の価額)に奥行価格補正率などをかけ、面積をかけて評価する
- 倍率方式:土地の固定資産税評価額に、評価倍率表の倍率をかけて評価する
- 自用地(人に貸していない土地)の価額が、次の各式のもとになる
- 借地権割合・借家権割合は、国税庁の財産評価基準書(路線価図・評価倍率表)で確かめる
- 借地権(土地を借りている人の権利)=自用地の価額×借地権割合
- 貸宅地(人に貸している土地)=自用地の価額-自用地の価額×借地権割合
- 借地権の取引慣行がない地域の貸宅地は、借地権割合を20%出どころとして計算する
- 貸家建付地(貸家の敷地)=自用地の価額-自用地の価額×借地権割合×借家権割合×賃貸割合
- 貸家(人に貸している家屋)=家屋の固定資産税評価額-固定資産税評価額×借家権割合×賃貸割合
- 賃貸割合=賃貸されている各独立部分の床面積の合計÷各独立部分の床面積の合計
- 貸家の式に借地権割合は入らない。貸家建付地の式には借地権割合と借家権割合の両方が入る
- 自用家屋(自分で使う家屋)は、家屋の固定資産税評価額に、評価通達の倍率をかけて評価する
- 路線価図の数字は千円単位出どころの1㎡当たりの価額。900なら1㎡当たり90万円
数字と計算
- 例:借地権の慣行がない地域で、自用地が5,000万円なら、貸宅地は5,000万円-5,000万円×20%出どころ=4,000万円
ひっかけ
- 貸宅地は「引いた残り」、借地権は「かけた額」。式の形を取りちがえない
- 貸家建付地は借地権割合と借家権割合の両方、貸家は借家権割合だけを使う
- 空室が増えて賃貸割合が下がると、引く額が小さくなり、評価額は高くなる
想定問題
4問(○×式と三答択一式)
このテーマの想定問題を解く(4問)このテーマの公開問題
- 2024年5月 第59問貸家建付地の相続税評価額は、その自用地として…三答択一式・まずこの1問
- 2025年5月 第59問貸家の相続税評価額は、その家屋の固定資産税評…三答択一式
- 2026年5月 第59問借地権(定期借地権等を除く)の目的となってい…三答択一式
この本文の数字の出どころ
- 貸宅地の評価(借地権の慣行がない地域の借地権割合) 20%
- 路線価の表示の単位 千円単位