分野 C|金融資産運用 最頻出
債券の価格と利回り
過去の公開問題では、債券価格と金利、格付と利回り、個人向け国債、最終利回りの計算が3回分で4問出ています。
よく出る形
- 市場金利と債券価格の関係を、上がる・下がるを入れ替えて誤りにする(1問)
- 格付と利回りの関係を、高い・低いを入れ替えて誤りにする(1問)
- 個人向け国債の特徴の正誤を問う(1問)
- 最終利回りを計算で求め、三答から選ぶ(1問)
覚えること
- 債券:国や企業が、資金を借りるために発行する証券。発行した国や企業を発行体という
- 表面利率(クーポンレート):額面に対する、毎年の利息の割合
- 償還:満期に、額面金額が返ってくること
- 市場金利が上がると債券価格は下がり、市場金利が下がると債券価格は上がる
- 債券価格が下がると利回りは上がり、価格が上がると利回りは下がる
- 他の条件が同じなら、残存期間が長い債券ほど、金利が変わった時の価格の変動が大きい
- 格付:発行体が利息や元本を払える度合いの評価。高いほど信用リスクが低い
- 他の条件が同じなら、格付の高い債券ほど利回りが低く、低い債券ほど利回りが高い
- 個人向け国債の種類は、変動10年・固定5年・固定3年出どころ。適用利率の下限は年0.05%出どころ
- 個人向け国債は、1万円出どころから1万円単位で買え、発行後1年出どころたてば中途換金できる
- 中途換金では、直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685出どころが差し引かれる
- BBB(トリプルB)以上は投資適格、それより下は投機的(ハイ・イールド債)とされる
- 最終利回りは、購入価格・表面利率・償還期間出どころから求める(税引前・単利)
- 最終利回り(%)={表面利率+(100円-購入価格)÷償還期間}÷購入価格×100
- 償還期間:購入してから償還されるまでの年数(残存期間)
- 応募者利回り:新規発行の債券を買い、償還まで持つ時の利回り。購入価格は発行価格
- 所有期間利回り:購入後、償還前に売る時の利回り。式の100円を売却価格にし、期間を所有期間にする
数字と計算
- 例:表面利率3%、償還期間4年、購入価格102円なら、(3+(100-102)÷4)÷102×100=約2.45%
ひっかけ
- 「金利が上がると債券価格も上がる」は誤り。逆の関係
- 格付が高い(安全)ほど、利回りは低い。高い利回りは、格付が低い(リスクが高い)債券
- 購入価格が100円を超えると、最終利回りは表面利率より低くなる
想定問題
4問(○×式と三答択一式)
このテーマの想定問題を解く(4問)このテーマの公開問題
- 2024年5月 第13問残存期間や表面利率(クーポンレート)等の他の…○×式
- 2025年5月 第13問一般に、市場金利が上昇すると債券価格は上昇し…○×式
- 2026年5月 第13問個人向け国債は、適用利率の下限が年0.05%…○×式
- 2026年5月 第41問表面利率(クーポンレート)2%、残存期間5年…三答択一式・まずこの1問
この本文の数字の出どころ
- 個人向け国債の中途換金調整額の計算に使う係数(直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685) 0.79685
- 個人向け国債の中途換金ができる時期(発行後の経過期間) 1年
- 個人向け国債の適用利率の下限(変動10年・固定5年・固定3年とも) 年0.05%
- 個人向け国債の種類 変動10年・固定5年・固定3年
- 個人向け国債の購入単位(最低1万円から1万円単位) 1万円
- 債券の最終利回りの計算に使う要素 購入価格・表面利率・償還期間