分野 B|リスク管理

リスク管理と必要保障額

過去の公開問題では、3回分にはまだ出ていませんが、出題範囲にある論点をまとめています。

よく出る形

  • 問われるとしたら:リスクの対処法(回避・損失制御・移転・保有)を、具体例に当てはめる問題
  • 問われるとしたら:資料の数字から、必要保障額を計算する問題
  • 問われるとしたら:必要保障額が大きい時期や、年代ごとの保障の見直し方を選ぶ問題
  • 問われるとしたら:法人契約の保険料が、損金・資産・給与のどれになるかを選ぶ問題

覚えること

  • 純粋リスクは、損失だけを生むリスク(火災・病気・事故)。保険の対象になる
  • 投機的リスクは、利益も損失も生むリスク(投資・事業)
  • 回避:危険な行動や原因そのものをやめて、損失の可能性をなくす
  • 損失制御:損失の発生を減らす防止(防火設備、健康診断)と、損失の大きさを減らす軽減(スプリンクラー)
  • 移転:損失の負担を他人に移す。保険に加入するのが代表例
  • 保有:損失を自分で負担する。貯蓄などで備えておく
  • 必要保障額=遺族に必要な支出の総額-遺族の収入見込額-貯蓄など
  • 遺族に必要な支出:生活費、住居費、教育費、葬儀費用など
  • 遺族の収入見込額:遺族年金、配偶者の収入、死亡退職金など
  • 必要保障額は、一般に、末子が生まれた時に最大で、子の成長とともに減っていく
  • 年代別の見直し:子が小さい時期は死亡保障を厚く、子が独立したら死亡保障を減らし、医療・老後の備えを重くする
  • 法人契約:法人が保険料を負担し、役員・従業員を被保険者にする保険。保険金は死亡退職金などの財源になる
  • 保険料の経理処理:死亡・満期とも受取人が法人の養老保険は、保険料を資産に計上する
  • 養老保険で、死亡保険金は遺族、満期保険金は法人なら、保険料の2分の1出どころを資産に計上し、残りは損金に算入する
  • ただし、役員・部課長など特定の人だけが被保険者のときは、その残りは給与になる
  • 法人契約の定期保険・医療保険は、原則、保険料を期間に応じて損金に算入する(解約返戻率が高いものを除く)

数字と計算

  • 例:支出6,000万円、収入3,500万円、貯蓄500万円なら、6,000-3,500-500=2,000万円

ひっかけ

  • 遺族年金は「必要な支出」ではなく「収入」の側に入れる
  • 保険に入るのは移転、貯蓄で備えるのは保有。取りちがえない
  • 防火設備の設置は損失制御で、回避ではない

想定問題

4問(○×式と三答択一式)

このテーマの想定問題を解く(4問)

この本文の数字の出どころ