サンプル問題(2022年12月) 問11|アクセス制限と暗号化(最小特権・ストレージ暗号化)
利用者PCの内蔵ストレージが暗号化されていないとき,攻撃者が利用者PCから内蔵ストレージを抜き取り,攻撃者が用意したPCに接続して内蔵ストレージ内の情報を盗む攻撃の対策に該当するものはどれか。
正解:ウ 利用者PC上でHDDパスワードを設定する。
ポイント
ストレージを抜き取られる攻撃に効く対策を選ぶ問題です。
考え方と解き方
ストレージを別の PC につなぐと、元の PC の OS や BIOS は使われません。OS や BIOS の確認に頼る対策は、そこで外れます。ストレージ自体を守る対策かどうかで見分けます。
- 抜き取ったストレージを攻撃者の PC に接続されても内容を読まれないようにするには、ストレージ自体に掛ける対策が要ります。
- ストレージに掛ける HDD パスワードは、別の PC につないでも解除しない限り内容を読めません。したがって、最も適切なのは ウ です。
ほかの選択肢
- ア OS のログインパスワードは、その OS を起動した時の確認です。ストレージを別の PC につなげば、確認を通らずに読めます。
- イ ファイルの読取り権限は、OS が守る設定です。別の PC につなぐと、その OS の設定は効きません。
- エ BIOS パスワードは、PC の起動時の確認です。ストレージを取り出して別の PC につなげば、確認は行われません。
覚えておくこと
- HDD パスワード:ストレージ自体に掛けるので、別の PC につないでも解除しない限り読めない
- OS のログインパスワードや権限設定は、ストレージを別の PC に接続されると回避される
- ストレージ暗号化:ストレージ全体を暗号化。抜き取られても別の PC で読めない
(テーマ・覚えること)
出典:情報セキュリティマネジメント試験 サンプル問題 科目A 問11