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データベース設計
シラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたら、概念データモデル、論理データモデル、E-R図、UML の説明を、文・組合せ・表から選ぶ形です。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『4-17-2 データベース設計』
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よく出る形
- 問われるとしたら:概念データモデルと論理データモデルのちがいを、4つの文から選ぶ形
- 問われるとしたら:E-R図の書き方について、不適切な物だけの組合せを選ぶ形
- 問われるとしたら:エンティティの表を見て、関係と外部キーの組合せを選ぶ形
- 問われるとしたら:UML の説明を、4つの文から選ぶ形
覚えること
- データベース設計:業務で扱う対象をデータの形に整理し、データベースにするまでの流れ
- 概念データモデル:業務の対象とその関係を大づかみに表した物。データベース製品に依存しない
- 論理データモデル:属性やキーまで決めて、関係を整理した物。製品に依存しない
- 物理データモデル(実装の段階):特定のデータベース製品に合わせて、表の型や索引などを決める
- E-R図:データのまとまり(エンティティ)と関係を図形と線で表す。概念・論理の両方で使う
- エンティティ:業務で管理する対象のデータのまとまり(例:顧客、注文)
- 属性:エンティティを構成する項目(例:顧客の氏名)。関係とは区別して書く
- 多重度:一方のエンティティ1件に、他方が何件対応するか(1対1、1対多、多対多)
- 外部キー:他のエンティティと関連づけるために、相手の識別子を持つ項目。1対多では多の側が持つ
- UML:システムを図で表して可視化し、文書にする言語。クラス図でデータの構造も表せる
ひっかけ
- 概念データモデルは、表の型や索引まで決める段階ではない
- E-R図が表すのは、データのまとまりと関係。処理の順序を表す図ではない
- UML は、データベース設計だけに使う図ではない。システム全般を図で表す
想定問題
4問(科目A(四肢択一))。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
概念データモデルと論理データモデルの説明として、最も適切なものはどれか。
正解:エ 論理データモデルは、概念データモデルに属性やキーを加え、製品に依存せず整理した物である。
ポイント
概念データモデルと論理データモデルのちがいを、4つの文から選ぶ問題です。
考え方と解き方
設計は、大づかみな概念から、属性やキーを加えた論理へと細かくしていきます。製品に合わせた実装の段階と、論理データモデルを取りちがえやすい所です。
- 概念データモデルは、業務の対象とその関係を大づかみに表した物で、製品に依存しません。
- 論理データモデルは、属性やキーまで決めて関係を整理した物で、やはり製品に依存しません。製品に合わせるのは、そのあとの物理データモデル(実装の段階)です。
- したがって、最も適切なのは エ です。
ほかの選択肢
- ア 索引まで決めるのは、製品に合わせた物理データモデル(実装の段階)です。概念データモデルは製品に依存しません。
- イ 論理データモデルでは、属性やキーも書きます。対象とその関係だけを書くのは、概念データモデルです。
- ウ 順序が逆です。業務の対象を整理する概念データモデルを先に作り、そのあとで論理データモデルにします。
覚えておくこと
- 概念データモデル:業務の対象とその関係を大づかみに表した物。データベース製品に依存しない
- 論理データモデル:属性やキーまで決めて、関係を整理した物。製品に依存しない
- 物理データモデル(実装の段階):特定のデータベース製品に合わせて、表の型や索引などを決める
(テーマ・覚えること)
E-R図の書き方として、不適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a 顧客、注文、商品のように、管理する対象のデータのまとまりを、エンティティとして書く。
- b エンティティどうしを結ぶ線は、システムの処理が行われる順序を表すものとして書く。
- c 顧客の氏名や住所は、他のエンティティとの関係ではなく、顧客エンティティの属性として書く。
正解:ウ b
ポイント
E-R図の書き方を、a〜c それぞれ判定して、不適切なものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
E-R図が表すのは、データのまとまりとその関係です。線を、処理の流れや順序と取りちがえやすい所です。
- a は、エンティティはデータのまとまりなので、適切です。
- b は、線が表すのは、エンティティどうしの関係です。処理の順序を表すものではないので、不適切です。
- c は、氏名や住所は顧客を構成する項目で、属性として書くので、適切です。
- したがって、不適切なのは b で、ウ です。
ほかの選択肢
- ア a は適切なので、a、b は不適切なものだけの組合せではありません。
- イ a、c はどちらも適切です。不適切な b が入っていません。
- エ b が不適切なので、不適切なものがないわけではありません。
覚えておくこと
- エンティティ:業務で管理する対象のデータのまとまり(例:顧客、注文)
- 属性:エンティティを構成する項目(例:顧客の氏名)。関係とは区別して書く
(テーマ・覚えること)
表1 から読み取れる関係と外部キーの説明として、最も適切なものはどれか。
| エンティティ | 属性 |
|---|---|
| 部署 | 部署コード、部署名 |
| 社員 | 社員番号、氏名、部署コード |
| 備品 | 備品番号、品名、社員番号 |
正解:ア 社員と備品は1対多で、備品の社員番号が外部キーとなり、社員を指す。
ポイント
エンティティと属性の表から、関係の多重度と外部キーを読み取って選ぶ問題です。
考え方と解き方
外部キーは、相手のエンティティを指すために、相手の識別子を持つ項目で、1対多では多の側が持ちます。どのエンティティがどの識別子の列を持つかを、表で確かめます。
- 表1 の「属性」の列で、他のエンティティの識別子を持つ項目を探します。社員は部署コード、備品は社員番号を持っています。
- 備品が社員番号を持つので、備品が多の側、社員が1の側の1対多で、備品の社員番号は社員を指す外部キーです。社員が部署コードを持つので、部署と社員も1対多です。
- したがって、最も適切なのは ア です。
ほかの選択肢
- イ 表1 の備品の属性に部署コードはありません。備品は、社員番号を通して社員とつながります。
- ウ 表1 の社員の属性に備品番号はありません。外部キーを持つのは、社員番号を持つ備品の側です。
- エ 社員が持つ部署コードは1つなので、部署と社員は1対多です。社員番号は社員自身の識別子で、部署を指す項目ではありません。
覚えておくこと
- 多重度:一方のエンティティ1件に、他方が何件対応するか(1対1、1対多、多対多)
- 外部キー:他のエンティティと関連づけるために、相手の識別子を持つ項目。1対多では多の側が持つ
(テーマ・覚えること)
UML の説明として、最も適切なものはどれか。
正解:イ システムを図で表して可視化し、文書にする言語で、クラス図でデータの構造も表せる。
ポイント
UML がどういう物かを、4つの文から選ぶ問題です。
考え方と解き方
UML は、システムを図で表す言語です。E-R図のように、データの構造を表す図と似て見えるので、取りちがえやすい所です。
- UML は、システムを図で表して、可視化し、文書にするための言語です。
- クラス図も UML の図の一つで、データの構造を表すこともできます。
- したがって、最も適切なのは イ です。
ほかの選択肢
- ア UML は図で表す言語で、データの検索命令を書く言語ではありません。製品にも依存しません。
- ウ E-R図の別名ではありません。E-R図はデータのまとまりと関係を表す図で、UML はシステム全般を図で表す言語です。
- エ UML は、モデルを自動で変換する手順書ではありません。図で表して文書にする言語です。
覚えておくこと
- UML:システムを図で表して可視化し、文書にする言語。クラス図でデータの構造も表せる
(テーマ・覚えること)
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