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セキュリティの基本と管理
シラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたら、機密性・完全性・可用性と、データ品質特性の機密性・完全性との対比、アクセス権の管理を、文・組合せ・表から選ぶ形です。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『6-24-1 情報セキュリティ』
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よく出る形
- 問われるとしたら:セキュリティの完全性と、データ品質特性の完全性のちがいを選ぶ形
- 問われるとしたら:アクセス権の管理の対応のうち、最も不適切な物を選ぶ形
- 問われるとしたら:事象の表を見て、損なわれた性質の組合せを選ぶ形
- 問われるとしたら:品質特性とセキュリティの機密性の説明のうち、適切な物の組合せを選ぶ形
覚えること
- 機密性:認可された人だけが、情報にアクセスできること
- 完全性:情報が改ざんや誤りで損なわれず、正確で完全な状態に保たれること
- 可用性:認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできること
- 情報セキュリティ:情報の機密性、完全性、可用性を維持すること
- 品質特性の機密性:アクセス制限などの対策が講じられているかを見る、データ品質の観点。意味はセキュリティの機密性に近い
- 品質特性の完全性:必要な項目が網羅され、欠落がないかを見る、データ品質の観点
- 見方のちがい:機密性は2つとも近い意味。完全性は、セキュリティが改ざんなし、品質が欠落なし
- 情報セキュリティポリシー:機密性・完全性・可用性を維持するために定める、組織の方針や行動指針
- ポリシーに基づくデータの管理:決められた取扱いのルールに沿って、データを扱う
- アクセス権:データの参照、追加、変更、削除などをできる資格
- アクセス権の管理:必要最小限の割り当てにし、異動や退職の際に変更・削除する
- アクセス権の見直し:付与状況を管理し、見直すルールを定めて、定期的に確認する
ひっかけ
- アクセス権は、作業しやすいように広く与える物ではない。必要最小限にする
- 可用性は、誰でもいつでも使えることではない。認可された利用者が必要なとき
- 品質特性の完全性は、改ざんの有無を見る観点ではない。項目の欠落を見る
想定問題
4問(科目A(四肢択一))。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
情報セキュリティの完全性とデータ品質特性の完全性の説明として、最も適切なものはどれか。
正解:ア セキュリティの完全性は改ざんや誤りで損なわれないこと、品質特性の完全性は項目に欠落がないことである。
ポイント
同じ言葉でも、情報セキュリティの完全性とデータ品質特性の完全性は意味がちがうことを問う問題です。
考え方と解き方
セキュリティの三要素は、守るべき情報の性質です。品質特性は、データが使えるかを評価する観点です。同じ「完全性」という名前でも、見ている点がちがいます。
- セキュリティの完全性は、情報が改ざんや誤りで損なわれず、正確で完全な状態に保たれることです。
- 品質特性の完全性は、必要な項目が網羅され、欠落がないかを見る観点です。
- したがって、最も適切なのは ア です。
ほかの選択肢
- イ 必要なときに使えることは、セキュリティの可用性です。完全性ではありません。
- ウ 認可された人だけが使えることは、機密性です。品質特性の完全性は、項目の欠落を見る観点です。
- エ 認可された人だけがアクセスできることは機密性です。2つの完全性は意味がちがい、同じではありません。
覚えておくこと
- 完全性:情報が改ざんや誤りで損なわれず、正確で完全な状態に保たれること
- 品質特性の完全性:必要な項目が網羅され、欠落がないかを見る、データ品質の観点
- 見方のちがい:機密性は2つとも近い意味。完全性は、セキュリティが改ざんなし、品質が欠落なし
(テーマ・覚えること)
アクセス権の管理に関する対応として、最も不適切なものはどれか。
正解:エ 作業を進めやすいように、全社員に全てのデータの変更・削除のアクセス権を初めから与えた。
ポイント
アクセス権の管理の対応のうち、不適切な物を選ぶ問題です。
考え方と解き方
アクセス権は、データの参照や変更、削除などをできる資格です。便利さを理由に広く与えると、誤操作や不正の影響が広がります。
- アクセス権は、必要最小限の割り当てにし、異動や退職の際に変更・削除し、付与状況を見直します。
- ア、イ、ウは、この管理に合っています。
- エは、全社員に全てのデータの変更・削除の権限を与えるので、必要最小限になっていません。したがって、最も不適切なのは エ です。正しくは、担当業務に必要な範囲だけを割り当てることです。
ほかの選択肢
- ア 異動で不要になった権限を削除するのは、権限を必要最小限に保つ管理で、適切です。
- イ 必要なデータだけを使えるようにするのは、必要最小限の割り当てで、適切です。
- ウ 付与状況を確認し、残った権限に気づけるので、見直しの対応として適切です。
覚えておくこと
- アクセス権:データの参照、追加、変更、削除などをできる資格
- アクセス権の管理:必要最小限の割り当てにし、異動や退職の際に変更・削除する
- アクセス権の見直し:付与状況を管理し、見直すルールを定めて、定期的に確認する
(テーマ・覚えること)
表1 の事象1〜3 で主に損なわれた情報セキュリティの性質の組合せとして、最も適切なものはどれか。
| 事象 | 起きたこと |
|---|---|
| 1 | 売上データの数値が、誤った操作で書き換えられた。 |
| 2 | 障害で、受注データを扱うシステムが半日使えなかった。 |
| 3 | 顧客データの一覧が、権限のない社員に誤って送られた。 |
正解:イ 1 完全性、2 可用性、3 機密性
ポイント
事象の表から、損なわれた情報セキュリティの性質を選ぶ問題です。
考え方と解き方
3つの性質は、見せない、書き換えさせない、使えるようにする、と分けて考えます。起きたことを、どの性質が損なわれた結果かに、1つずつ当てはめます。
- 事象1 は、数値が書き換えられて正確でなくなったので、完全性が損なわれています。
- 事象2 は、必要なときにシステムが使えなかったので、可用性が損なわれています。
- 事象3 は、権限のない社員に送られて見られる状態になったので、機密性が損なわれています。したがって、最も適切なのは イ です。
ほかの選択肢
- ア 3つとも合っていません。書き換えは完全性、使えないことは可用性、見られる状態は機密性です。
- ウ 事象2 と事象3 の性質が逆です。使えなかったのは可用性、見られる状態になったのは機密性です。
- エ 事象1 と事象2 の性質が逆です。書き換えは完全性、使えなかったのは可用性です。
覚えておくこと
- 機密性:認可された人だけが、情報にアクセスできること
- 完全性:情報が改ざんや誤りで損なわれず、正確で完全な状態に保たれること
- 可用性:認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできること
(テーマ・覚えること)
データ品質特性の機密性と情報セキュリティの機密性の説明として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a データ品質特性の機密性は、データが改ざんされていないかを見る観点である。
- b データ品質特性の機密性は、アクセス制限などの対策が講じられているかを見る観点である。
- c 情報セキュリティの機密性は、認可された利用者が必要なときに情報を使えることを指す。
正解:ウ b
ポイント
データ品質特性の機密性の意味と、ほかの性質との取りちがえを、a〜c 判定して選ぶ問題です。
考え方と解き方
機密性は、品質特性もセキュリティもほぼ同じ意味で、アクセス制限などの対策に注目します。改ざんの有無は完全性、使えることは可用性で、別の性質です。
- a は、改ざんの有無を見るのは完全性です。品質特性の機密性ではないので不適切です。
- b は、品質特性の機密性の説明として適切です。
- c は、認可された利用者が必要なときに使えることは可用性で、機密性ではないので不適切です。
- したがって、適切なのは b で、ウ です。
ほかの選択肢
- ア a は完全性の説明なので不適切です。a、b は適切なものだけの組合せではありません。
- イ a と c は、どちらも別の性質の説明で不適切です。適切な b も入っていません。
- エ b が適切なので、適切なものがないわけではありません。
覚えておくこと
- 機密性:認可された人だけが、情報にアクセスできること
- 可用性:認可された利用者が、必要なときに情報にアクセスできること
- 品質特性の機密性:アクセス制限などの対策が講じられているかを見る、データ品質の観点。意味はセキュリティの機密性に近い
(テーマ・覚えること)
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