サンプル問題(2022年12月) 問2|人的対策(内部不正防止・訓練・守秘)
退職する従業員による不正を防ぐための対策のうち,IPA“組織における内部不正防止ガイドライン(第5版)”に照らして,適切なものはどれか。
正解:エ 退職間際に重要情報の不正な持出しが行われやすいので,退職予定者に対する重要情報へのアクセスや媒体の持出しの監視を強化する。
ポイント
内部不正防止ガイドラインに照らして、退職者の対策を選ぶ問題です。
考え方と解き方
退職する従業員の対策は、退職の間際に不正が起きやすいことを前提に、監視、権限、契約の3つで考えます。対象を示さない契約や、包括的な契約、有効なままの権限は、いずれも対策になりません。
- 退職の間際は不正な持出しが起きやすいので、退職予定者については、重要情報の閲覧と媒体の持出しを、普段より強く監視します。
- したがって、最も適切なのは エ です。
ほかの選択肢
- ア 秘密保持誓約書には、守る重要情報を客観的に特定できるよう記載します。対象を明示しないのは、適切ではありません。
- イ 職業選択の自由を行使しないことを明記して、範囲を決めずに結ぶ包括的な競業避止義務契約は、適切ではありません。
- ウ 退職者の利用者 ID や権限を有効にしておくと、退職後に不正にアクセスされるおそれがあります。無効にします。
覚えておくこと
- 退職予定者には、重要情報へのアクセスや媒体の持出しの監視を強化する
- 秘密保持契約・誓約書:守る重要情報を、客観的に特定できるよう記載する
- 対象を示さない誓約書や、範囲を決めない競業避止義務契約は適切でない
(テーマ・覚えること)
出典:情報セキュリティマネジメント試験 サンプル問題 科目A 問2