2025年1月 第4問|老齢給付と繰上げ・繰下げ
老齢厚生年金の繰下げ支給に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:2 老齢厚生年金の受給権者が、老齢厚生年金の受給権を取得したときに遺族厚生年金の受給権者であった場合、老齢厚生年金の繰下げ支給の申出をすることができない。
ポイント
老齢厚生年金の繰下げの増額率、繰下げができない場合、手続き、加給年金額の扱いを問う問題です。
考え方と解き方
繰下げには、増額率の数字だけでなく、できない人の条件や、加給年金額が増えるかどうかなど、細かい決まりがあります。
- 老齢厚生年金の受給権を取得したときに、遺族厚生年金などの受給権者だった人は、老齢厚生年金の繰下げの申出をすることができません。
- したがって、最も適切なのは 2 です。
ほかの選択肢
- 1 増額率を0.5%としている所が違います。繰下げの増額率は、繰り下げた1か月につき0.7%です。
- 3 老齢厚生年金の繰下げは、老齢基礎年金の繰下げと別々に申し出ることができます。同時に行わなければならないとしている所が違います。
- 4 加給年金額は、繰下げによる増額の対象になりません。増額の対象になるとしている所が違います。
覚えておくこと
- 繰下げができない人:老齢厚生年金の受給権を取得した時点で、遺族厚生年金などの受給権者だった人
- 繰下げ:66歳以後に申出。1か月あたり0.7%増額、最大84%(上限75歳)
- 繰下げの注意:加給年金額と振替加算は増額されず、繰下げ中は受けられない
(テーマ・覚えること)
数字の出どころ:繰下げ受給の増額率(1か月あたり)・老齢基礎年金の繰下げの申出ができる年齢・繰下げ受給の最大増額率(75歳まで繰下げ)・繰下げ受給の上限年齢
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2025年1月 第4問