2025年5月 第28問|ポートフォリオ運用
Aさんのポートフォリオにおける各資産の構成比、期待収益率および標準偏差が下記の表のとおりであった場合、当該ポートフォリオの期待収益率として、最も適切なものはどれか。
| 資産 | ポートフォリオの構成比 | 期待収益率 | 標準偏差 |
|---|---|---|---|
| 預金 | 60% | 0.1% | 0.0% |
| 債券 | 10% | 1.0% | 5.0% |
| 株式 | 30% | 7.0% | 15.0% |
正解:3 2.26%
ポイント
構成比・期待収益率・標準偏差の表から、ポートフォリオの期待収益率を求める計算問題です。
考え方と解き方
表には標準偏差の列がありますが、期待収益率を求めるときには使いません。単純平均にしたり、標準偏差の列を使ったりするのが、間違えやすい所です。
- 期待収益率は、各資産の期待収益率に構成比を掛けて合計します。預金は0.1%×60%=0.06%、債券は1.0%×10%=0.1%、株式は7.0%×30%=2.1%です。
- 合計は、0.06%+0.1%+2.1%=2.26%です。したがって、最も適切なのは 3 2.26% です。
ほかの選択肢
- 1 0.32%:構成比で加重平均した2.26%と合いません。期待収益率に構成比を掛けて合計します。
- 2 1.10%:構成比で加重平均した2.26%と合いません。預金・債券・株式のそれぞれに、構成比を正しく掛けて合計します。
- 4 2.70%:構成比を使わず、3つの期待収益率を単純平均した値です((0.1%+1.0%+7.0%)÷3)。構成比で加重平均します。
覚えておくこと
- ポートフォリオの期待収益率=各資産の期待収益率×構成比の合計(加重平均)
- ポートフォリオの期待収益率は加重平均と等しく、分散投資をしても高くも低くもならない
(テーマ・覚えること)
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2025年5月 第28問