サンプル問題(2022年12月) 問32|刑法(ウイルス作成罪など)と不正アクセス禁止法
企業が業務で使用しているコンピュータに,記憶媒体を介してマルウェアを侵入させ,そのコンピュータのデータを消去した者を処罰の対象とする法律はどれか。
正解:ア 刑法
ポイント
マルウェアでデータを消去した者を処罰する法律を選ぶ問題です。
考え方と解き方
不正なプログラムを作成・供用したり、電子計算機の業務を妨害したりする行為は、刑法の罪です。製造物責任法は製造物の欠陥による損害、プロバイダ責任制限法は情報の流通による権利侵害を扱う法律で、不正アクセス禁止法は識別符号による侵入を禁じます。
- 企業のコンピュータにマルウェアを侵入させてデータを消去する行為は、不正なプログラムを実行の用に供する行為や、業務を妨害する行為にあたり、刑法で処罰されます。
- したがって、最も適切なのは ア です。
ほかの選択肢
- イ 製造物責任法は、製造物の欠陥で損害を受けた人の救済を定める法律で、マルウェアを侵入させた者の処罰を定めるものではありません。
- ウ 不正アクセス禁止法は、他人の識別符号の入力などで制限された利用を可能にする行為を禁止します。記憶媒体を介してマルウェアを侵入させる行為の説明ではありません。
- エ プロバイダ責任制限法は、インターネットの情報の流通による権利侵害で、プロバイダが負う責任の範囲などを定める法律で、マルウェアを侵入させた者の処罰を定めるものではありません。
覚えておくこと
- 不正指令電磁的記録に関する罪(ウイルス作成罪):正当な理由なく、不正なプログラムを作成・提供・供用する
- 識別符号の入力で制限を免れるだけなら不正アクセス禁止法。データを消して業務を妨害すれば刑法も
(テーマ・覚えること)
出典:情報セキュリティマネジメント試験 サンプル問題 科目A 問32