分野 M|データマネジメント 重点分野
データ辞書とカタログ
シラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたら、データ辞書・ビジネス用語集・データカタログ・データリネージの使い分けを、文・組合せ・表から選ぶ形です。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『2-8-5 メタデータ管理/メタデータ』
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よく出る形
- 問われるとしたら:調べたい内容に合う仕組みを、4つの用語から選ぶ形
- 問われるとしたら:データカタログの表を見て、使うデータと所在を選ぶ形
- 問われるとしたら:a〜c の記述のうち、適切な物だけの組合せを選ぶ形
- 問われるとしたら:データカタログの説明のうち、不適切な物を選ぶ形
覚えること
- データ辞書:データ項目ごとに、名前・意味・型・桁などを書き並べた一覧
- ビジネス用語集(ビジネスグロッサリー):業務用語の意味を業務の言葉で定めた一覧
- データカタログ:組織にあるデータの名前・内容・所在などを集めた目録
- データカタログの目的:求めるデータを見つけやすくし、提供者と利用者をつなぐ
- データカタログの中身:データ本体ではなく、それを説明する情報を登録する
- データリネージ:データの発生元から、変換や移動を経て、利用先までの流れ
- リネージで分かること:集計値の元になったデータと、途中での加工
- 使い分け:項目の細部は辞書、業務用語は用語集、データ探しはカタログ、流れはリネージ
ひっかけ
- データカタログは、データ本体を保管する場所ではなく、目録
- データリネージは、使ってよい人の一覧ではなく、流れをたどる記録
想定問題
4問(科目A(四肢択一))。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
そのために使う仕組みとして、最も適切なものはどれか。
正解:エ データリネージ
ポイント
調べたい内容に合う仕組みを、4つの用語から選ぶ事例の問題です。
考え方と解き方
4つの仕組みは、どれもデータの説明に関わるので、取りちがえやすくなります。「何を知りたいか」で見分けます。元から途中の加工までの流れを知りたいときは、リネージです。データカタログは探すための目録で、流れの記録そのものではありません。
- 知りたいのは、元の売上データから集計までに、どんな加工が行われたかという流れです。データの発生元から利用先までの流れをたどる記録は、データリネージです。
- ほかの3つは、項目の細部、業務用語の意味、データの所在を知るための仕組みで、流れは分かりません。
- したがって、最も適切なのは エ です。
ほかの選択肢
- ア データ辞書は、項目の名前・意味・型・桁などを調べる一覧で、途中の加工の流れは分かりません。
- イ ビジネス用語集は、業務用語の意味を調べる一覧で、データの流れは分かりません。
- ウ データカタログは、求めるデータを探す目録で、集計までの加工の流れをたどるものではありません。
覚えておくこと
- データリネージ:データの発生元から、変換や移動を経て、利用先までの流れ
- リネージで分かること:集計値の元になったデータと、途中での加工
(テーマ・覚えること)
表1 から、使うデータと取り出す場所として、最も適切なものはどれか。
| データ名 | 内容 | 所在 |
|---|---|---|
| 売上_日次 | 店舗別・日別の売上金額 | 営業データ基盤 |
| 売上_月次 | 店舗別・月別の売上金額 | 経理システム |
| 在庫_日次 | 店舗別・日別の在庫数 | 物流システム |
正解:イ 「売上_日次」を、営業データ基盤から取り出して使う。
ポイント
データカタログの表を読み、目的に合うデータと所在を選ぶ問題です。
考え方と解き方
データカタログは、データの名前・内容・所在などを集めた目録です。内容の列で目的に合うデータを選び、所在の列でそのデータのある場所を確かめます。データ名と所在の取りちがえに注意します。
- 知りたいのは、店舗別・日別の売上金額です。表1 の内容の列で、これに当たるのは「売上_日次」です。「売上_月次」は月別、「在庫_日次」は在庫数です。
- 「売上_日次」の所在の列は、営業データ基盤です。経理システムにあるのは「売上_月次」です。
- したがって、最も適切なのは イ です。
ほかの選択肢
- ア 「売上_月次」は月別の売上金額で、日別の売上を調べる目的に合いません。
- ウ 「在庫_日次」は在庫数で、売上金額ではありません。
- エ 「売上_日次」は目的に合いますが、所在は営業データ基盤です。経理システムにあるのは「売上_月次」です。
覚えておくこと
- データカタログ:組織にあるデータの名前・内容・所在などを集めた目録
- データカタログの目的:求めるデータを見つけやすくし、提供者と利用者をつなぐ
(テーマ・覚えること)
データ辞書、ビジネス用語集、データリネージについての記述のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a データ辞書には、データ項目の名前だけでなく、その意味や型、桁も書いておく。
- b ビジネス用語集は、業務用語の意味を業務の言葉で定め、部署ごとの意味の食い違いを減らす。
- c データリネージは、データを使ってよい人を一覧にして、アクセスを制限する仕組みである。
正解:ア a、b
ポイント
データ辞書・ビジネス用語集・データリネージの役割を、a〜c それぞれ判定して選ぶ問題です。
考え方と解き方
似た名前の仕組みは、「何を書き並べるか」で見分けます。リネージは流れの記録で、使ってよい人を決める仕組みとは別のものです。
- a は、データ辞書にデータ項目の名前、意味、型、桁を書いておくので、適切です。
- b は、ビジネス用語集が業務用語の意味を業務の言葉で定め、部署ごとの意味の食い違いを減らすので、適切です。
- c は、使ってよい人の一覧とアクセスの制限は、データリネージの役割ではありません。不適切です。
- したがって、適切なのは a、b で、ア です。
ほかの選択肢
- イ c は不適切なのに入っています。a は適切ですが、c と組むことはできません。
- ウ b だけでは、適切な a が入っていません。
- エ a と b が適切なので、適切なものがないわけではありません。
覚えておくこと
- データ辞書:データ項目ごとに、名前・意味・型・桁などを書き並べた一覧
- ビジネス用語集(ビジネスグロッサリー):業務用語の意味を業務の言葉で定めた一覧
(テーマ・覚えること)
データカタログの説明として、最も不適切なものはどれか。
正解:ウ データカタログは、組織の業務データ本体を集めて保管し、バックアップする仕組みである。
ポイント
データカタログの説明のうち、不適切なものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
データカタログは、データを探すための目録です。データの置き場と名前が似ているので、データ本体を保管する場所と取りちがえやすくなります。
- ア は、名前・内容・所在を集めた目録という、データカタログの定義です。イ は、検索しやすくなることと、提供者と利用者をつなぐ目的です。エ は、説明情報を登録するという中身です。
- ウ は、業務データ本体を集めて保管する仕組みです。データカタログは、データ本体ではなく、データを説明する情報を登録する目録なので、合いません。
- したがって、最も不適切なのは ウ です。正しくは、データカタログはデータ本体の保管場所ではなく、探すための目録です。
ほかの選択肢
- ア 名前・内容・所在を集めた目録は、データカタログの定義と合います。適切です。
- イ 検索しやすくなり、提供者と利用者をつなぎやすくなるのは、データカタログの目的と合います。適切です。
- エ 内容や品質の情報、取扱いの説明を登録するのは、データカタログの中身と合います。適切です。
覚えておくこと
- データカタログ:組織にあるデータの名前・内容・所在などを集めた目録
- データカタログの中身:データ本体ではなく、それを説明する情報を登録する
(テーマ・覚えること)
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