分野 M|データマネジメント 重点分野

メタデータ管理の流れ

シラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたら、メタデータを集めて登録し、変え、守る手順と、セキュリティメタデータの扱いを、文・組合せ・表から選ぶ形です。

シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『2-8-5 メタデータ管理/メタデータ管理のプロセス』

最終更新

よく出る形

  • 問われるとしたら:運用ルールに基づく追加・更新の進め方を、4つの文から選ぶ形
  • 問われるとしたら:セキュリティメタデータの扱いを、a〜c から選ぶ形
  • 問われるとしたら:データと機密区分の表を見て、直すべき行を選ぶ形
  • 問われるとしたら:収集から保護までの対応のうち、不適切な物を選ぶ形

覚えること

  • メタデータ管理の流れ:集める→登録する→変える。守ることは全体で続く
  • 運用ルールの整備:DMO(推進組織)などが、書式と更新の手順を決める
  • メタデータの収集:決めた書式で集め、決めた置き場にまとめて管理する
  • メタデータの追加・更新:運用ルールに基づく。変更は決めた承認を経る
  • セキュリティメタデータ:データごとに、だれが見てよいかを記録した情報
  • セキュリティメタデータの例:機密区分、見てよい人の範囲
  • セキュリティメタデータの管理:アクセス権の設定とは別に登録し、変われば更新する
  • 機密区分の登録:データの管理部門が決めた区分と、同じ値で登録する
  • メタデータの保護:変更できる人を権限のある人に限り、無断の書き換えを防ぐ

ひっかけ

  • 集めて登録したら終わり、ではない。変更に合わせた更新と保護が続く
  • データ本体のアクセス権を設定しても、セキュリティメタデータの登録・更新は要る

想定問題

4問(科目A(四肢択一))。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。

想定問題 1科目A(四肢択一)

A社では、DMO(データマネジメント推進組織)が、メタデータの書式と、変更の承認の手順を、運用ルールとして整備した。

運用ルールに基づく、メタデータの追加・更新の進め方として、最も適切なものはどれか。

正解:ウ 決めた書式でメタデータを追加し、内容を変える時は、決めた承認の手順を経て更新する。

ポイント

運用ルールに基づくメタデータの追加・更新の進め方を、4つの文から選ぶ問題です。

考え方と解き方

運用ルールは、書式と承認の手順を全社でそろえるために整備します。早く直したくなっても、手順を省いたり、部門ごとに変えたりすると、内容が人によって変わり、信頼して使えなくなります。

  1. 運用ルールは、DMO が決めた書式と更新の手順です。追加も更新も、このルールに基づいて行います。
  2. ウ は、決めた書式で追加し、変更は決めた承認を経て更新するので、ルールのとおりです。ほかの3つは、ルールから外れる点があります。
  3. したがって、最も適切なのは ウ です。

ほかの選択肢

  • ア 書式も運用ルールで決めます。部門ごとに別の書式にすると、メタデータの内容がそろいません。
  • イ 運用ルールは、メタデータを追加・更新する担当者が守るものです。従わないと、書式も承認もそろいません。
  • エ 権限があっても、承認の手順は省けません。省くと、内容が人によって変わります。

覚えておくこと

  • メタデータの追加・更新:運用ルールに基づく。変更は決めた承認を経る
  • 運用ルールの整備:DMO(推進組織)などが、書式と更新の手順を決める

(テーマ・覚えること)

想定問題 2科目A(四肢択一)

A社では、DMO が整備した運用ルールに基づいて、顧客データのセキュリティメタデータを扱っている。

セキュリティメタデータの管理として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

  • a 新しい顧客データの表を登録するときに、見てよい人の範囲も、セキュリティメタデータとして登録する。
  • b セキュリティメタデータを変更できる人は、権限のある人に限り、無断の書き換えを防ぐ。
  • c データ本体にアクセス権を設定してあれば、セキュリティメタデータは、登録も更新もしなくてよい。

正解:ア a、b

ポイント

セキュリティメタデータの管理について、a〜c を1つずつ判定して選ぶ問題です。

考え方と解き方

セキュリティメタデータは、データごとに、だれが見てよいかを記録した情報です。データ本体を守る設定とは別に、この情報そのものを登録し、守る必要があります。

  1. a は、データを登録するときに、見てよい人の範囲もあわせて登録するので、適切です。
  2. b は、変更できる人を権限のある人に限るので、無断の書き換えを防げて、適切です。
  3. c は、見てよい人の範囲を、アクセス権の設定とは別にセキュリティメタデータとして登録し、変われば更新します。アクセス権を設定しても不要にはならないので、不適切です。
  4. したがって、適切なのは a、b で、ア です。

ほかの選択肢

  • イ a は適切ですが、不適切な c が入り、適切な b が入っていません。
  • ウ b は適切ですが、同じく適切な a が入っていません。
  • エ a と b が適切なので、適切なものがないわけではありません。

覚えておくこと

  • セキュリティメタデータ:データごとに、だれが見てよいかを記録した情報
  • セキュリティメタデータの管理:アクセス権の設定とは別に登録し、変われば更新する
  • メタデータの保護:変更できる人を権限のある人に限り、無断の書き換えを防ぐ

(テーマ・覚えること)

想定問題 3科目A(四肢択一)

A社では、データの機密区分をデータの管理部門が決め、決めた区分を、セキュリティメタデータとして登録している。表1 は、その登録状況の点検結果である。

表1 の点検結果を受けた対応として、最も適切なものはどれか。

表1 データと機密区分の登録状況
データ名管理部門が決めた機密区分登録された機密区分登録された閲覧範囲
取引先別単価部門限定部門限定購買部のみ
店舗別売上極秘社内限定全社員
商品別在庫数社内限定社内限定全社員
地域別来店数社内限定社内限定全社員

正解:イ 「店舗別売上」の行のセキュリティメタデータを、管理部門が決めた機密区分に合わせて更新する。

ポイント

表1 から、管理部門が決めた機密区分と、登録された機密区分が食いちがう行を見つける問題です。

考え方と解き方

データ名からは、どれが機密かは分かりません。登録した値が、管理部門の決めた区分と合っているかを、行ごとに表で確かめます。食いちがえば、登録した側を直します。

  1. 表1 で、「管理部門が決めた機密区分」と「登録された機密区分」の列を、行ごとに比べます。取引先別単価は部門限定どうし、商品別在庫数と地域別来店数は社内限定どうしで、そろっています。
  2. 店舗別売上だけは、管理部門が決めた区分が極秘なのに、登録された区分は社内限定で、閲覧範囲が全社員になっています。
  3. 管理部門が決めた区分と同じ値で登録するので、この行を更新します。したがって、最も適切なのは イ です。

ほかの選択肢

  • ア 地域別来店数は、2つの列が社内限定でそろっています。更新は要りません。
  • ウ 商品別在庫数は、2つの列が社内限定でそろっています。更新は要りません。
  • エ 取引先別単価は、2つの列が部門限定でそろっています。更新は要りません。

覚えておくこと

  • セキュリティメタデータ:データごとに、だれが見てよいかを記録した情報
  • 機密区分の登録:データの管理部門が決めた区分と、同じ値で登録する

(テーマ・覚えること)

想定問題 4科目A(四肢択一)

メタデータ管理のプロセスにおける対応として、最も不適切なものはどれか。

正解:エ 集めたメタデータは、置き場を決めず、担当者がそれぞれの手元のファイルに分けて持つ。

ポイント

メタデータを集めて登録し、変え、守る流れの中の対応のうち、不適切な物を選ぶ問題です。

考え方と解き方

メタデータは、集めて登録し、変え、守ります。守ることは登録のあとだけでなく全体で続きます。手間を減らしたくなっても、置き場を決めないと、探せず、比べられません。

  1. ア は、決めた書式で集めて登録するので、適切です。イ は、DMO などが手順を運用ルールとして整えるので、適切です。ウ は、登録後も管理を続けるので、適切です。
  2. エ は、置き場を決めずに各自が手元で持つので、まとめて管理できていません。
  3. したがって、最も不適切なのは エ です。正しくは、決めた置き場にまとめて管理します。

ほかの選択肢

  • ア 運用ルールで書式を決め、それに合わせて集めると、内容がそろいます。適切です。
  • イ 集めて登録する手順は、DMO などが運用ルールとして整えます。適切です。
  • ウ 流れは登録で終わらず、無断の書き換えを防ぐ保護が続くので、適切です。

覚えておくこと

  • メタデータの収集:決めた書式で集め、決めた置き場にまとめて管理する
  • 運用ルールの整備:DMO(推進組織)などが、書式と更新の手順を決める
  • メタデータ管理の流れ:集める→登録する→変える。守ることは全体で続く

(テーマ・覚えること)

1問ずつの画面で解く(4問)

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