2024年9月 第38問|消費税の課税と納税義務・簡易課税
消費税に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
正解:4 消費税の課税事業者である法人は、原則として、消費税の確定申告書を各課税期間の末日の翌日から1ヵ月以内に、納税地の所轄税務署長に提出しなければならない。
ポイント
簡易課税制度の適用要件・届出と、特定期間、申告期限から、最も不適切な記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
申告期限の月数を短く覚えていると、取りちがえます。簡易課税の要件は、金額、届出の期限、届出書の名前の3点を見ます。
- 法人の消費税の確定申告書は、原則として課税期間の終了の日から2か月以内に提出します。1か月以内とする4)は、不適切です。
- したがって、最も不適切なのは 4 です。正しくは、課税事業者である法人は、原則として、課税期間の終了の日から2か月以内に確定申告書を提出する、です。
ほかの選択肢
- 1 個人事業者の特定期間は、その年の前年の1月1日から6月30日までです。適切です。
- 2 簡易課税制度の適用は、基準期間の課税売上高が5,000万円以下の課税事業者が受けられます。適切です。
- 3 簡易課税制度の適用を受けるには、原則として、適用を受けようとする課税期間の初日の前日までに、消費税簡易課税制度選択届出書を提出します。適切です。
覚えておくこと
- 申告期限:法人は課税期間の終了の日から2か月以内(届出で1か月延長できる場合あり)。個人事業者は翌年3月31日
- 簡易課税の適用要件:選択届出書を出した課税事業者で、基準期間の課税売上高が5,000万円以下
- 簡易課税の届出:原則は課税期間の初日の前日まで。新たに事業を始めた課税期間は、その課税期間中でよい
(テーマ・覚えること)
数字の出どころ:消費税の申告期限の延長(法人)・簡易課税制度を選べる基準期間の課税売上高・消費税の確定申告と納税の期限(個人事業者、12月31日の属する課税期間)・消費税の確定申告の提出期限(法人)・消費税の特定期間(個人事業者)
出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験 2024年9月 第38問