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関係演算(選択・射影・結合)

今の制度の過去問(3回分)では、2つの表を使って条件に合う行を読み取る問題が、1問出ています。

シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『4-17-3 データベースの操作』

最終更新

よく出る形

  • 表を組み合わせて、条件に合う行を読み取る(3回分で1問)
  • 問われるとしたら:選択(行の取り出し)、射影(列の取り出し)、結合(表の結び付け)の記述を選ぶ形
  • 問われるとしたら:結合や選択を行ったあとの、表の行数を読み取る形

覚えること

  • 関係演算:関係データベースの表から、必要なデータを取り出したり、表を結び付けたりする操作
  • 選択:表から、条件に合う行だけを取り出す操作。列の数は変わらない
  • 射影:表から、必要な列だけを取り出す操作。行の数は増えない
  • 結合:複数の表を、共通する項目の値が等しい行どうしで結び付ける操作
  • 読み取りの手順:表を結合し、行を選択で絞り、列を射影で絞る
  • 結合した表の行数:結び付く行の組の数。条件がないと全ての組合せで、行数の積
  • 結び付く先が1行に決まるとき、結合した表の行数は、結び付ける側の表の行数と同じ
  • 条件が「又は」のとき:どちらか一方を満たす行を、全て取り出す

ひっかけ

  • 選択は行を絞り、射影は列を絞る。行と列を取りちがえない
  • 結合した表の行数は、2つの表の行数の和ではない

想定問題

4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。

想定問題 1四肢択一

関係演算に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

正解:エ 選択では、表から、必要な列だけを取り出す。

ポイント

選択、射影、結合の働きを、記述の適切と不適切で見分ける問題です。

考え方と解き方

選択と射影は、取り出す対象が行か列かだけが違うので、取り出す対象を入れかえて覚えると、エを適切と読み誤ります。

  1. エは、選択に射影の働きを当てています。選択は、条件に合う行だけを取り出す操作です。
  2. したがって、最も不適切なのは エ です。正しくは、必要な列だけを取り出すのは射影です。

ほかの選択肢

  • ア 選択は行を絞る操作で、列の数は変わらないので、適切です。
  • イ 射影は列を絞る操作で、行の数が増えることはないので、適切です。
  • ウ 結合は、共通する項目の値が等しい行どうしを結び付ける操作なので、適切です。

覚えておくこと

  • 選択:表から、条件に合う行だけを取り出す操作。列の数は変わらない
  • 射影:表から、必要な列だけを取り出す操作。行の数は増えない
  • 結合:複数の表を、共通する項目の値が等しい行どうしで結び付ける操作

(テーマ・覚えること)

想定問題 2四肢択一

受講表と講座表を、講座コードが等しい行どうしで結合した表の行数として、適切なものはどれか。

【表1】の受講表と、【表2】の講座表がある。講座表の講座コードは、行ごとに異なる。
【表1】受講表
受講番号講座コード
R1C1
R2C1
R3C2
R4C1
R5C2
R6C1
【表2】講座表
講座コード講座名
C1基礎
C2応用
C3実習

正解:ウ 6行

ポイント

2つの表を結合したあとの行数を、表から読み取る問題です。

考え方と解き方

講座表の行数や、講座コードの種類の数を答えにしたり、条件を使わずに全ての組合せを作ったりすると、誤ります。

  1. 受講表の各行の講座コードは、講座表の C1 か C2 の1行と結び付きます。
  2. 結び付く行の組は、受講表の行ごとに1組なので、6組です。結合した表は6行になります。
  3. したがって、適切なのは ウ です。

ほかの選択肢

  • ア 2行は、受講表に現れる講座コードの種類(C1、C2)の数です。結合した表の行数は、結び付く行の組の数です。
  • イ 3行は、講座表の行数です。結合した表の行数は、講座表の行数ではありません。
  • エ 18行は、条件を付けずに全ての組合せを作った場合の、6×3 です。条件に合う行どうしだけを結び付けます。

覚えておくこと

  • 結合:複数の表を、共通する項目の値が等しい行どうしで結び付ける操作
  • 結合した表の行数:結び付く行の組の数。条件がないと全ての組合せで、行数の積
  • 結び付く先が1行に決まるとき、結合した表の行数は、結び付ける側の表の行数と同じ

(テーマ・覚えること)

想定問題 3四肢択一

操作に関する記述 a〜c のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

A 社の社員表と部署表について、次の操作を考える。
  • a 社員表から、営業部の社員の行だけを取り出すのは、選択である。
  • b 社員表から、氏名と所属の列だけを取り出すのは、射影である。
  • c 社員表と部署表を、部署番号で結び付けて一つの表にするのは、選択である。

正解:ア a、b

ポイント

事例の操作が、選択、射影、結合のどれに当たるかを、a〜c で判定する問題です。

考え方と解き方

表を結び付けるのも「取り出す」のも、表を加工する操作に見えるので、操作の名前を取りちがえると、c を適切と判断しがちです。

  1. a は適切です。条件に合う行だけを取り出すので、選択です。
  2. b は適切です。必要な列だけを取り出すので、射影です。
  3. c は不適切です。部署番号で二つの表を結び付ける操作は、選択ではなく結合です。
  4. したがって、適切なのは a、b で、ア です。

ほかの選択肢

  • イ c も適切としていますが、表を結び付ける操作は結合なので、c は不適切です。
  • ウ a も適切なのに入っておらず、不適切な c が入っています。
  • エ a、b が適切なのに入っておらず、不適切な c だけになっています。

覚えておくこと

  • 選択:表から、条件に合う行だけを取り出す操作。列の数は変わらない
  • 射影:表から、必要な列だけを取り出す操作。行の数は増えない
  • 結合:複数の表を、共通する項目の値が等しい行どうしで結び付ける操作

(テーマ・覚えること)

想定問題 4四肢択一

【表1】の商品表から、分類が果物の行を選択し、その結果から商品名と単価の列を射影して得られる表の行数と列数として、最も適切なものはどれか。

A 社の商品表が、【表1】のとおり5行4列で管理されている。
【表1】商品表
商品番号商品名分類単価
G1りんご果物150
G2みかん果物100
G3ぶどう果物300
G4にんじん野菜80
G5キャベツ野菜200

正解:イ 3行2列

ポイント

選択と射影を続けて行ったあとの、表の行数と列数を読み取る問題です。

考え方と解き方

選択を行の絞り込み、射影を列の絞り込みと分けずに、どちらか一方だけを行うと、行数か列数のどちらかを誤ります。

  1. 分類が果物の行は G1、G2、G3 の3行なので、選択の結果は3行です。
  2. 商品名と単価の2列だけを残すので、射影の結果は2列です。
  3. したがって、最も適切なのは イ です。

ほかの選択肢

  • ア 2行2列は、分類が果物でない行(G4、G5)を選択した場合の結果です。
  • ウ 3行4列は、射影を行わず、列が4列のままの結果です。
  • エ 5行2列は、選択を行わず、行が5行のままの結果です。

覚えておくこと

  • 選択:表から、条件に合う行だけを取り出す操作。列の数は変わらない
  • 射影:表から、必要な列だけを取り出す操作。行の数は増えない

(テーマ・覚えること)

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