分野 B|リスク管理 よく出る
個人年金保険・変額保険・外貨建保険
過去の公開問題では、個人年金保険の商品性を4つの記述から選ぶ問題が、5回分で3問出ています。
最終更新
よく出る形
- 個人年金保険の商品性を4つの記述から選ぶ(5回分で3問。3問とも「最も適切」)
- 死亡時に受け取れる額の誤りは、3問とも選択肢にある。終身年金の保険料の男女差、高度障害時の扱いは各2回
- 外貨建ての円換算支払特約、変額個人年金保険、MVA機能付も、選択肢に入る
覚えること
- 確定年金:被保険者の生死にかかわらず、決めた期間は年金が支払われる
- 確定年金:年金支払期間中に被保険者が死亡すると、残りの期間分の年金または一時金を遺族が受け取る
- 有期年金:決めた期間を限度に、被保険者が生存している間、年金を受け取る。死亡すると打ち切り
- 終身年金:被保険者が生存している間、一生涯、年金を受け取る。死亡すると打ち切り
- 保証期間付終身年金:保証期間中に死亡すると、残りの保証期間分の年金または一時金を遺族が受け取る
- 年金開始前の死亡:死亡給付金は、一般に、既払込保険料相当額
- 終身年金の保険料:女性のほうが長生きとみて計算するため、同じ条件なら女性のほうが男性より高い
- 生存保障重視型:保険料払込期間中の死亡給付金・解約返戻金を低く抑え、そのぶん年金額を高くする
- 個人年金保険:高度障害状態では、以後の保険料の払込みは一般に免除。年金は年金開始日から支払われる
- 変額個人年金保険:特別勘定(運用専用の勘定)の運用実績で、将来の年金額や解約返戻金額が変わる
- MVA(市場価格調整)機能付:解約時の市場金利が契約時より上がると、解約返戻金額は減る
- 変額保険(終身型):特別勘定の運用実績で、解約返戻金額と死亡保険金額が変わる
- 変額保険(終身型):死亡保険金額は基本保険金額を下回らない(最低保証)。解約返戻金額に最低保証はない
- 外貨建て保険:円換算支払特約で円で受け取れるが、換算は支払時のレート。為替リスクは残る
- 外貨建て保険:円高に動くと円での受取額は減り、円安に動くと増える
数字と計算
- 例:年金年額1万米ドル。支払時が1米ドル=150円なら、円換算の年金は1万米ドル×150円=150万円
- 契約時が1米ドル=130円でも、換算は支払時のレートで行い、130円で固定されない
ひっかけ
- 終身年金の保険料は女性のほうが高い(男性のほうが高いのではない)
- 死亡時の扱いは、年金開始前と年金支払期間中で違う(既払込保険料相当額か、残りの期間分の年金か)
- 円換算支払特約は、為替リスクをなくす特約ではない
想定問題
4問(四答択一式)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、契約者(=保険料負担者)、被保険者および年金受取人は同一人とする。
正解:2 確定年金では、年金支払期間中に被保険者が死亡した場合、その時点で年金の支払いが打ち切られ、遺族は年金も一時金も受け取れない。
ポイント
個人年金保険の種類ごとの、年金の支払いと死亡時の扱いを問う問題です。
考え方と解き方
確定年金と有期年金は、どちらも期間を決めた年金ですが、被保険者の死亡で打ち切られるかどうかが違います。
- 確定年金は、被保険者の生死にかかわらず、決めた期間は年金が支払われる年金です。年金支払期間中に被保険者が死亡しても、残りの期間分の年金または一時金を遺族が受け取れます。
- 2)は、遺族が受け取れないとしているので、不適切です。最も不適切なのは 2 です。正しくは、残りの期間分の年金または一時金を遺族が受け取ることができる、です。
ほかの選択肢
- 1 保証期間付終身年金は、保証期間中は被保険者が死亡しても支払いが続き、残りの保証期間分は年金または一時金で遺族が受け取れます。適切です。
- 3 保証期間のない終身年金は、被保険者が生存している間だけ支払われ、死亡すると終了します。適切です。
- 4 有期年金は、決めた期間を限度に、被保険者が生存している間だけ支払われます。適切です。
覚えておくこと
- 確定年金:年金支払期間中に被保険者が死亡すると、残りの期間分の年金または一時金を遺族が受け取る
- 保証期間付終身年金:保証期間中に死亡すると、残りの保証期間分の年金または一時金を遺族が受け取る
- 有期年金:決めた期間を限度に、被保険者が生存している間、年金を受け取る。死亡すると打ち切り
(テーマ・覚えること)
個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、契約者(=保険料負担者)、被保険者および年金受取人は同一人とする。
正解:2 年金開始日前に被保険者が死亡した場合、死亡給付金受取人が受け取る死亡給付金は、一般に、既払込保険料相当額である。
ポイント
年金開始前の死亡給付金と、保険料や解約返戻金に関する記述を見分ける問題です。
考え方と解き方
年金開始前の死亡と、年金の支払いが始まってからの死亡では、受け取る額の考え方が違います。男女差や運用実績の保証も、取りちがえやすい所です。
- 年金開始日前に被保険者が死亡した場合、死亡給付金は、一般に、既払込保険料相当額です。年金支払期間中の死亡とは、考え方が別です。
- 2)は、この内容と同じです。したがって、最も適切なのは 2 です。
ほかの選択肢
- 1 終身年金は、女性のほうが長生きとみて保険料を計算するため、同じ条件なら女性のほうが高くなります。男性のほうが高いとしている所が違います。
- 3 高度障害状態になると、以後の保険料の払込みは、一般に免除されます。ただし年金は定めた年金開始日から支払われ、直ちに受け取れるとしている所が違います。
- 4 変額個人年金保険の年金額や解約返戻金額は、特別勘定の運用実績で変動します。払込保険料の総額を下回らないとしている所が違います。
覚えておくこと
- 年金開始前の死亡:死亡給付金は、一般に、既払込保険料相当額
- 終身年金の保険料:女性のほうが長生きとみて計算するため、同じ条件なら女性のほうが男性より高い
- 個人年金保険:高度障害状態では、以後の保険料の払込みは一般に免除。年金は年金開始日から支払われる
(テーマ・覚えること)
変額保険(終身型)に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
正解:3 (ア)基本保険金額、(イ)ない
ポイント
変額保険(終身型)で、最低保証があるものとないものを問う問題です。
考え方と解き方
変額保険では、保証されるものと保証されないものを分けて覚えます。死亡保障と解約返戻金で扱いが違う点が、取りちがえやすい所です。
- 死亡保険金額には、契約時に定めた基本保険金額の最低保証があります。運用実績が悪くても、死亡保険金額は基本保険金額を下回りません。これが(ア)基本保険金額です。
- 解約返戻金額には、最低保証がありません。これが(イ)ない、です。したがって、最も適切なのは 3 (ア)基本保険金額、(イ)ない です。
ほかの選択肢
- 1 (ア)と(イ)の両方が違います。最低保証されるのは払込保険料の総額ではなく基本保険金額で、解約返戻金額の最低保証はありません。
- 2 (イ)が違います。解約返戻金額に最低保証はありません。(ア)は合っています。
- 4 (ア)が違います。最低保証されるのは払込保険料の総額ではなく、基本保険金額です。(イ)は合っています。
覚えておくこと
- 変額保険(終身型):特別勘定の運用実績で、解約返戻金額と死亡保険金額が変わる
- 変額保険(終身型):死亡保険金額は基本保険金額を下回らない(最低保証)。解約返戻金額に最低保証はない
(テーマ・覚えること)
下記の〈資料〉に基づく、外貨建て個人年金保険から円で受け取る1年分の年金額として、最も適切なものはどれか。なお、手数料や税金は考慮しないものとする。
・円換算支払特約を付加した外貨建て個人年金保険
・年金額:1年あたり1万米ドル
・契約時の為替レート:1米ドル=150円
・年金受取時の為替レート:1米ドル=130円
正解:1 130万円
ポイント
円換算支払特約をつけた外貨建て個人年金保険で、円での受取額を求める問題です。
考え方と解き方
契約時のレートで円換算すると考えてしまうのが、取りちがえやすい所です。円高に動くと、円での受取額は減ります。
- 円換算支払特約をつけると、年金を円で受け取れます。円への換算は、契約時ではなく、年金の支払時の為替レートで行います。
- 年金受取時のレートは1米ドル=130円です。1万米ドル×130円=130万円です。したがって、最も適切なのは 1 130万円 です。
ほかの選択肢
- 2 140万円:契約時と受取時のレートの平均で換算した額です((150円+130円)÷2×1万米ドル)。換算に使うのは、支払時のレートだけです。
- 3 150万円:契約時のレートで換算した額です(150円×1万米ドル)。円換算は、支払時のレートで行います。
- 4 170万円:円高を、円での受取額が増える向きと取りちがえて、変動分20円を加えた額です((150円+20円)×1万米ドル)。円高に動くと、円での受取額は減ります。
覚えておくこと
- 外貨建て保険:円換算支払特約で円で受け取れるが、換算は支払時のレート。為替リスクは残る
- 外貨建て保険:円高に動くと円での受取額は減り、円安に動くと増える
(テーマ・覚えること)
このテーマの公開問題
- 2024年5月 第11問個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述…四答択一式
- 2025年1月 第13問個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述…四答択一式
- 2025年5月 第13問個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述…四答択一式・まずこの1問
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