分野 C|金融資産運用 最頻出
預貯金と金融類似商品
過去の公開問題では、預金の商品性を問う問題が4問、貴金属関連商品の問題が1問、5回分で合わせて5問出ています。
最終更新
よく出る形
- 預金の商品性を4つの記述から選ぶ(5回分で4問。最も不適切が2問、最も適切が2問)
- スーパー定期預金の半年複利型の対象、期日指定定期預金の満期日の決め方、仕組預金の満期日を取りちがえさせる
- 休眠預金等活用法が選択肢に出る(5回分で2問)。貴金属関連商品を問う問題も5回分で1問出ている
覚えること
- 仕組預金:デリバティブを組み込んだ預金。金融機関の判断で満期日が繰り上がるものがある
- スーパー定期預金:半年複利型を利用できるのは個人だけ。法人は利用できない
- 期日指定定期預金:預入後1年出どころは据置期間で、満期日を指定できない
- 期日指定定期預金:据置期間のあと、最長預入期日(3年以内出どころが一般的)までの間で、預金者が満期日を指定する
- 大口定期預金:最低預入金額1,000万円以上出どころの定期預金
- 当座預金:公共料金の自動振替口座として利用できる
- 自動積立定期預金:各指定日に普通預金口座から口座振替等で、指定金額を預け入れる定期預金
- 総合口座:オンライン上で入出金の明細や残高を確認できるサービスは、ネット専業銀行に限らず提供される
- 代理人指名手続き:入院などで名義人が金融機関に行けなくなる場合に備え、事前に代理人を指名する
- 代理人指名手続き:指名された代理人は、名義人に代わって普通預金の払戻しなどを行える
- 休眠預金等:入出金などの取引が10年以上出どころない預金等。預金保険機構に移管され、民間公益活動に活用される
- 休眠預金等になっても、預金者は取引のあった金融機関で引き出せる
- 純金積立:毎月一定額を積み立てる。一般に、積立額を営業日数で割って毎営業日に買い付ける(ドルコスト平均法)
- 金地金を売却した所得:原則として譲渡所得として総合課税の対象
- 金・銀・白金などの先物取引は大阪取引所で行われ、金の現物を対象とするETFが東京証券取引所に上場している
ひっかけ
- 半年複利型は個人だけ。「法人に限る」と書かれていたら誤り
- 期日指定定期預金の満期日を指定するのは預金者で、金融機関ではない
- 金地金の売却益は、原則として、事業所得でも一時所得でもなく、譲渡所得
想定問題
4問(四答択一式)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
銀行等の金融機関で取り扱う預金の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
正解:4 スーパー定期預金には、単利型と半年複利型があり、半年複利型は、個人に限らず法人も利用することができる。
ポイント
預金の種類ごとの商品性を比べて、最も不適切な記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
スーパー定期預金の半年複利型は、利用できる人が限られます。個人と法人の線引きを取りちがえると、誤りに気づけません。
- スーパー定期預金で半年複利型を利用できるのは個人だけで、法人は利用できません。
- 4)は、法人も利用できるとしているので不適切です。したがって、最も不適切なのは 4 です。正しくは、半年複利型を利用することができるのは個人に限られる、です。
ほかの選択肢
- 1 仕組預金は、デリバティブを組み込んだ預金で、満期日が金融機関の判断で繰り上がるものがあるので、適切です。
- 2 期日指定定期預金は、据置期間のあと、最長預入期日までの間で預金者が満期日を指定するので、適切です。
- 3 休眠預金等になっても、預金者は取引のあった金融機関で引き出せるので、適切です。
覚えておくこと
- スーパー定期預金:半年複利型を利用できるのは個人だけ。法人は利用できない
- 仕組預金:デリバティブを組み込んだ預金。金融機関の判断で満期日が繰り上がるものがある
- 休眠預金等になっても、預金者は取引のあった金融機関で引き出せる
(テーマ・覚えること)
銀行等の金融機関で取り扱う預金の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:1 大口定期預金は、最低預入金額が1,000万円以上で設定された定期預金である。
ポイント
大口定期預金の最低預入金額、期日指定定期預金の据置期間と最長預入期日を問う問題です。
考え方と解き方
定期預金は、種類ごとに最低預入金額や満期日のきまり方が違います。金額や期間を入れかえた記述が、不適切な選択肢です。
- 大口定期預金は、最低預入金額が1,000万円以上で設定された定期預金です。
- 1)は、この内容と同じです。したがって、最も適切なのは 1 です。
ほかの選択肢
- 2 据置期間の中でも満期日を指定できるとしている所が違います。期日指定定期預金には預入後1年の据置期間があり、満期日を指定できるのは、そのあとです。
- 3 最長預入期日の期間が違います。正しくは、一般に、3年以内です。
- 4 利用できないとしている所が違います。正しくは、当座預金は公共料金の自動振替口座として利用できます。
覚えておくこと
- 大口定期預金:最低預入金額1,000万円以上の定期預金
- 期日指定定期預金:預入後1年は据置期間で、満期日を指定できない
- 期日指定定期預金:据置期間のあと、最長預入期日(3年以内が一般的)までの間で、預金者が満期日を指定する
(テーマ・覚えること)
休眠預金等活用法に関する次の記述の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
正解:4 (ア)10年以上、(イ)預金保険機構、(ウ)金融機関
ポイント
休眠預金等になる取引のない期間、移管先、移管後に引き出せる場所を問う問題です。
考え方と解き方
休眠預金等になっても、預金者の権利がなくなるわけではありません。取引のない期間と、移管後に引き出せる場所を取りちがえやすい所です。
- 入出金などの取引が10年以上ない預金等は、休眠預金等として、金融機関から預金保険機構に移管されます。
- 移管されたあとも、預金者は、取引のあった金融機関で引き出すことができます。したがって、最も適切なのは 4 (ア)10年以上、(イ)預金保険機構、(ウ)金融機関 です。
ほかの選択肢
- 1 (ウ)が違います。移管後に引き出せるのは、取引のあった金融機関で、日本銀行ではありません。(ア)と(イ)は合っています。
- 2 (ア)と(イ)が違います。取引のない期間は10年以上で、移管先は日本銀行ではなく預金保険機構です。(ウ)は合っています。
- 3 (ア)が違います。取引のない期間は、5年以上ではなく、10年以上です。(イ)と(ウ)は合っています。
覚えておくこと
- 休眠預金等:入出金などの取引が10年以上ない預金等。預金保険機構に移管され、民間公益活動に活用される
- 休眠預金等になっても、預金者は取引のあった金融機関で引き出せる
(テーマ・覚えること)
数字の出どころ:休眠預金等の対象となる、取引がない期間
貴金属関連商品の一般的な特徴等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
正解:3 個人が金地金を売却したことによる所得は、原則として、事業所得として総合課税の対象となる。
ポイント
貴金属関連商品の取引所と課税、純金積立の買付けを問い、最も不適切な記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
金地金を売った所得は、売買を商売にしているのでなければ、事業所得ではありません。所得の区分を取りちがえるのが、間違えやすい所です。
- 個人が金地金を売却した所得は、原則として、譲渡所得として総合課税の対象です。
- 3)は、事業所得としているので不適切です。したがって、最も不適切なのは 3 です。正しくは、原則として、譲渡所得として総合課税の対象となる、です。
ほかの選択肢
- 1 大阪取引所では、金・銀・白金などの貴金属の先物取引が行われているので、適切です。
- 2 東京証券取引所には、金の現物を対象とするETFが上場しているので、適切です。
- 4 純金積立は、一般に、月々の積立額を営業日数で割って毎営業日に買い付けるので、適切です。
覚えておくこと
- 金地金を売却した所得:原則として譲渡所得として総合課税の対象
- 金・銀・白金などの先物取引は大阪取引所で行われ、金の現物を対象とするETFが東京証券取引所に上場している
- 純金積立:毎月一定額を積み立てる。一般に、積立額を営業日数で割って毎営業日に買い付ける(ドルコスト平均法)
(テーマ・覚えること)
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この本文の数字の出どころ
- 期日指定定期預金の最長預入期日(預入日から) 3年以内
- 期日指定定期預金の据置期間 1年
- 休眠預金等の対象となる、取引がない期間 10年以上
- 大口定期預金の最低預入金額 1,000万円以上
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