分野 C|金融資産運用 よく出る
ETF・J-REITなど上場投資信託
過去の公開問題では、ETFの仕組みが2問、J-REITの仕組みが1問、5回分で合わせて3問出ています。
最終更新
よく出る形
- ETFの仕組みで、最も不適切(または最も適切)な記述を選ぶ(5回分で2問)。信託報酬、信託財産留保額、信用取引が並ぶ
- J-REITの仕組みで、最も不適切な記述を選ぶ(5回分で1問)。オープン・エンド型かクローズド・エンド型かが並ぶ
覚えること
- ETF(上場投資信託):証券取引所に上場し、株式と同じように市場で売買できる投資信託
- ETFの売買:立会取引(取引所の売買)で成行注文・指値注文ができ、信用取引も行える
- ETFの連動先:株価指数のほか、REIT指数や商品指数に連動するものもある
- ETFの運用:指標に連動する運用が中心だが、アクティブ運用型のETFも東証に上場している
- インバース型ETF:指標の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じた指数に連動する
- ETFの費用:非上場の投資信託と同じく、運用管理費用(信託報酬)がかかる
- ETFを市場で売却する際は、信託財産留保額(解約時の費用)はかからない
- ETFの分配金:自動で再投資されず、投資家が受け取り、必要なら自分で再投資する
- J-REIT:投資家の資金を不動産投資法人が不動産等に投資し、賃貸収入や売買益を分配する
- J-REITの売買:証券取引所の立会取引で、成行注文・指値注文により売買する
- J-REITの形:発行体が買戻しに応じないクローズド・エンド型で、換金は市場で売る
- J-REITの分配金に係る配当所得は、配当控除(税額を減らす制度)の対象にならない
- 非上場の投資信託との違い:非上場は基準価額で購入・換金し、ETF・J-REITは市場で売買する
ひっかけ
- ETFの売却に信託財産留保額はかからないが、信託報酬はかかる。かかる費用を取りちがえない
- インバース型は「負」の倍数、J-REITは「クローズド・エンド型」。逆に覚えない
想定問題
4問(四答択一式)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
上場投資信託(ETF)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
正解:1 ETFを市場で売却する際には、非上場の投資信託の解約と同様に、信託財産留保額がかかる。
ポイント
ETFの特徴について、最も不適切な記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
ETFは株式のように市場で売買する投資信託です。非上場の投資信託と同じ点と違う点、特に売却時の費用を取りちがえると、適切な記述が不適切に見えます。
- ETFを市場で売却するときは、株式と同じように売買します。非上場の投資信託の解約時にかかる信託財産留保額は、かかりません。
- 1)は、信託財産留保額がかかるとしているので、不適切です。したがって、最も不適切なのは 1 です。正しくは、ETFを市場で売却する際には、信託財産留保額はかからない、です。
ほかの選択肢
- 2 ETFの分配金は、投資家に支払われます。自動で再投資されないので、適切です。
- 3 ETFは、立会時間中に成行注文や指値注文で売買できるので、適切です。
- 4 インバース型ETFは、指標の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じた指数に連動するので、適切です。
覚えておくこと
- ETFを市場で売却する際は、信託財産留保額(解約時の費用)はかからない
- ETFの分配金:自動で再投資されず、投資家が受け取り、必要なら自分で再投資する
- インバース型ETF:指標の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じた指数に連動する
(テーマ・覚えること)
上場投資信託(ETF)の一般的な仕組みに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:1 ETFには、株価指数に連動するものだけでなく、REIT指数や商品指数に連動するものもある。
ポイント
ETFの仕組みについて、最も適切な記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
ETFは、非上場の投資信託と同じ費用がかかる点と、株式のように売買できる点を分けて覚えます。「できない」「限られる」と言い切った選択肢は、誤りになりやすい点です。
- ETFが連動する対象は、株価指数のほか、REIT指数や商品指数もあります。連動先は株価指数に限りません。
- 1)は、この内容と同じです。したがって、最も適切なのは 1 です。
ほかの選択肢
- 2 東証には、指標連動型のほか、アクティブ運用型のETFも上場されています。アクティブ運用型は上場できないとしている所が違います。
- 3 ETFは、現物取引のほか、信用取引も行えます。信用取引を行えないとしている所が違います。
- 4 ETFにも、非上場の投資信託と同じように、運用管理費用(信託報酬)がかかります。負担はないとしている所が違います。
覚えておくこと
- ETFの連動先:株価指数のほか、REIT指数や商品指数に連動するものもある
- ETFの売買:立会取引(取引所の売買)で成行注文・指値注文ができ、信用取引も行える
- ETFの費用:非上場の投資信託と同じく、運用管理費用(信託報酬)がかかる
(テーマ・覚えること)
上場不動産投資信託(J-REIT)の一般的な仕組みに関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
正解:2 (ア)クローズド・エンド、(イ)証券取引所の市場
ポイント
J-REITの形と換金の方法を問う、空欄の組み合わせの問題です。
考え方と解き方
J-REITは、不動産に投資する商品ですが、換金の方法は株式に近く、一般の追加型の投資信託とは違います。買戻しに応じるかどうかを逆に覚えると間違えます。
- 発行体が買戻しに応じない型は、クローズド・エンド型です(ア)。
- そのため、換金したい投資家は、証券取引所の市場で売却します(イ)。したがって、最も適切なのは 2 (ア)クローズド・エンド、(イ)証券取引所の市場 です。
ほかの選択肢
- 1 (ア)が違います。発行体が買戻しに応じないのはオープン・エンド型ではなく、クローズド・エンド型です。(イ)は合っています。
- 3 (ア)と(イ)が違います。オープン・エンド型は発行体がいつでも買戻しに応じる型で、J-REITはこの型ではなく、市場での売却で換金します。
- 4 (イ)が違います。クローズド・エンド型は、発行体への買戻請求ができないので、証券取引所の市場で売却します。(ア)は合っています。
覚えておくこと
- J-REITの形:発行体が買戻しに応じないクローズド・エンド型で、換金は市場で売る
- J-REITの売買:証券取引所の立会取引で、成行注文・指値注文により売買する
(テーマ・覚えること)
上場投資信託(ETF)および上場不動産投資信託(J-REIT)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
正解:3 J-REITの分配金に係る配当所得は、税法上、配当控除の対象となる。
ポイント
ETFとJ-REITの仕組みと税について、最も不適切な記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
J-REITは分配金を受け取る点で株式に似ていますが、税の扱いは同じではありません。配当控除の対象になるかを、株式の配当と同じと考えると間違えます。
- J-REITの分配金に係る配当所得は、配当控除の対象になりません。
- 3)は、配当控除の対象となるとしているので、不適切です。したがって、最も不適切なのは 3 です。正しくは、J-REITの分配金に係る配当所得は、税法上、配当控除の対象とならない、です。
ほかの選択肢
- 1 ETFは、株式と同じように、立会時間中の市場価格で売買できるので、適切です。
- 2 J-REITは、不動産投資法人が不動産等に投資して得た賃貸収入や売買益などを、投資主に分配するので、適切です。
- 4 J-REITは、立会取引で成行注文や指値注文により売買できるので、適切です。
覚えておくこと
- ETF(上場投資信託):証券取引所に上場し、株式と同じように市場で売買できる投資信託
- J-REIT:投資家の資金を不動産投資法人が不動産等に投資し、賃貸収入や売買益を分配する
- J-REITの分配金に係る配当所得は、配当控除(税額を減らす制度)の対象にならない
(テーマ・覚えること)
このテーマの公開問題
- 2024年9月 第22問上場投資信託(ETF)の一般的な特徴に関する…四答択一式
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- 2026年5月 第23問上場不動産投資信託(J-REIT)の一般的な…四答択一式
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