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住宅ローンと教育資金

過去の公開問題では、住宅ローンの返済方式・繰上げ返済・借換え、フラット35、教育資金の記述を4つ並べて選ぶ問題が、5回分で5問出ています。

最終更新

よく出る形

  • 住宅ローンと教育資金の記述を4つ並べて選ぶ問題が、5回分で5問(5問とも最も不適切を選ぶ)
  • 返済方式・繰上げ返済・借換えが3問、奨学金と国の教育ローンが1問、フラット35が1問

覚えること

  • 元利均等返済:毎月の返済額が一定。元金均等返済より返済初期の負担は軽く、総返済額は多い
  • 元金均等返済:毎月返済する元金が一定。返済初期の返済額が最も高く、総返済額は元利均等返済より少ない
  • 一部繰上げ返済:期間短縮型は返済額を変えず期間を縮め、返済額軽減型は期間を変えず返済額を減らす
  • 一部繰上げ返済:他の条件が同じなら、利息の軽減効果は期間短縮型の方が大きい
  • 繰上げ返済の手数料や最低額は金融機関で異なる。住・My Noteは手数料不要で10万円以上出どころ
  • 借換え:現在の抵当権を抹消し、借換先の抵当権を設定するので、登録免許税などの諸費用が必要
  • 固定金利選択型:固定金利期間の終了後に、変動金利か固定金利かを選ぶ。全期間固定なら金利上昇の負担増を避けられる
  • フラット35の借入期間の上限:申込時から80歳出どころまでの年数と35年出どころのいずれか短い年数
  • フラット35の借入期間の下限:15年以上出どころ(申込本人か連帯債務者が満60歳以上なら10年以上出どころ)
  • フラット35の借入額:100万円以上出どころ1億2,000万円出どころ以下で、建設費・購入価額の範囲内
  • フラット35の資金使途:本人か親族が住む新築の建設・購入と中古の購入。投資用・賃貸目的の物件には使えない
  • フラット35の申込時の年齢:70歳未満出どころ(親子リレー返済なら70歳以上出どころでも申込める)
  • フラット35の床面積:一戸建て等は50m2以上出どころ(以前は70m2以上出どころ)
  • フラット35の床面積:共同建て(マンションなど)は30m2以上出どころ
  • フラット35:機構が第1順位の抵当権者になる。保証人も保証料も不要で、繰上返済の手数料もかからない
  • 日本学生支援機構の奨学金:給付型、第一種(無利子)、第二種(有利子)出どころ
  • 入学時特別増額貸与奨学金:第一種か第二種に加えて、入学した月の分に一時金で増額して貸与する有利子の奨学金
  • 奨学金の対象は国内の学校に限られず、海外の大学・大学院で学位を取る人向けの貸与奨学金もある
  • 国の教育ローン:融資限度額は子ども1人につき350万円出どころ(一定の要件で450万円出どころ)、返済期間は20年以内
  • 国の教育ローン:世帯年収の上限は子どもの人数で決まり、使い道は学校納付金・受験費用・住居費用・通学費用など

数字と計算

  • 例:借入1,500万円、期間10年、年1.2%の元金均等返済。毎月の元金=1,500万円÷120か月=12.5万円
  • 例:1回目の利息=1,500万円×1.2%÷12か月=1.5万円。1回目の返済額=12.5万円+1.5万円=14万円

ひっかけ

  • 総返済額が多いのは元利均等返済。繰上げ返済で利息の軽減効果が大きいのは期間短縮型
  • フラット35は、投資用・賃貸目的の物件には使えない。保証人も保証料も不要

想定問題

4問(四答択一式)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。

想定問題 1四答択一式

住宅ローンの一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

正解:1 住宅ローンの返済方法において、借入額や返済期間などの他の条件が同一であれば、総返済額は元金均等返済のほうが元利均等返済より多くなる。

ポイント

住宅ローンの返済方式、借換え、繰上げ返済を見分けて、最も不適切な記述を選ぶ問題です。

考え方と解き方

元利均等返済と元金均等返済は、返済初期の負担と総返済額の大小が逆になります。どちらの総返済額が多いかを取りちがえると、不適切な記述が適切に見えます。

  1. 元利均等返済は、毎月の返済額が一定で、返済初期の負担は軽くなりますが、総返済額は元金均等返済より多くなります。元金均等返済は、返済初期の返済額が最も高くなる代わりに、総返済額は少なくなります。
  2. 1)は、総返済額が元金均等返済のほうが多いとしているので、不適切です。したがって、最も不適切なのは 1 です。正しくは、総返済額は元利均等返済のほうが元金均等返済より多くなる、です。

ほかの選択肢

  • 2 借換えでは、現在の抵当権の抹消と、借換先の抵当権の設定が必要で、登録免許税などの費用がかかるので、適切です。
  • 3 一部繰上げ返済には、期間短縮型と返済額軽減型の2つの方法があるので、適切です。
  • 4 元利均等返済は、毎月の返済額が一定で、元金均等返済より返済開始当初の返済額を少なくできるので、適切です。

覚えておくこと

  • 元利均等返済:毎月の返済額が一定。元金均等返済より返済初期の負担は軽く、総返済額は多い
  • 元金均等返済:毎月返済する元金が一定。返済初期の返済額が最も高く、総返済額は元利均等返済より少ない
  • 借換え:現在の抵当権を抹消し、借換先の抵当権を設定するので、登録免許税などの諸費用が必要

(テーマ・覚えること)

想定問題 2四答択一式

フラット35(買取型)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

正解:4 フラット35を利用する場合、保証人は必要なく、保証料も必要ない。

ポイント

フラット35の資金使途、借入期間、保証、担保を問い、最も適切な記述を選ぶ問題です。

考え方と解き方

フラット35は、自分や親族が住む住宅のための長期固定金利のローンです。保証人や保証料が要らず、機構が抵当権者になる点が、民間のローンとの違いです。

  1. フラット35では、保証人も保証料も必要ありません。
  2. 4)は、この内容と同じです。したがって、最も適切なのは 4 です。

ほかの選択肢

  • 1 新築住宅に限るとしている所が違います。資金使途は、新築住宅の建設・購入資金と、中古住宅の購入資金です。
  • 2 一律に35年が上限としている所が違います。上限は、申込時の年齢から80歳までの年数と35年のいずれか短い年数です。
  • 3 共同建ての床面積を50m2以上としている所が違います。共同建ての床面積は30m2以上で、50m2以上は一戸建て等の基準です。

覚えておくこと

  • フラット35:機構が第1順位の抵当権者になる。保証人も保証料も不要で、繰上返済の手数料もかからない
  • フラット35の資金使途:本人か親族が住む新築の建設・購入と中古の購入。投資用・賃貸目的の物件には使えない
  • フラット35の床面積:共同建て(マンションなど)は30m2以上

(テーマ・覚えること)

数字の出どころ:フラット35の完済時の年齢の上限・フラット35の借入期間の上限・フラット35の住宅の床面積(一戸建て等)・フラット35の住宅の床面積(共同建て)

想定問題 3四答択一式

フラット35(買取型)の利用条件に関する次の記述の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

申込時の年齢が(ア)であること(親子リレー返済を利用する場合を除く)。借入期間は、申込時の年齢から(イ)までの年数と35年のいずれか短い年数が上限となる。借入額は、100万円以上(ウ)以下である。

正解:1 (ア)70歳未満、(イ)80歳、(ウ)1億2,000万円

ポイント

フラット35の申込時の年齢、借入期間の上限、借入額の上限を問う問題です。

考え方と解き方

フラット35の条件は、申込時の年齢、借入期間を決める年齢、借入額の範囲の3つに分けて覚えます。借入期間は、申込時の年齢が高いほど短くなります。

  1. 申込時の年齢は70歳未満で、借入期間の上限は、申込時の年齢から80歳までの年数と35年のいずれか短い年数です。これが(ア)と(イ)です。
  2. 借入額は、100万円以上1億2,000万円以下です。これが(ウ)です。したがって、最も適切なのは 1 (ア)70歳未満、(イ)80歳、(ウ)1億2,000万円 です。

ほかの選択肢

  • 2 (ウ)が違います。借入額の上限は、建設費・購入価額の範囲内で1億2,000万円です。(ア)と(イ)は合っています。
  • 3 (イ)が違います。借入期間の上限を決める年齢は、75歳ではなく80歳です。(ア)と(ウ)は合っています。
  • 4 (ア)が違います。申込時の年齢は、60歳未満ではなく70歳未満です。(イ)と(ウ)は合っています。

覚えておくこと

  • フラット35の申込時の年齢:70歳未満(親子リレー返済なら70歳以上でも申込める)
  • フラット35の借入期間の上限:申込時から80歳までの年数と35年のいずれか短い年数
  • フラット35の借入額:100万円以上1億2,000万円以下で、建設費・購入価額の範囲内

(テーマ・覚えること)

数字の出どころ:フラット35の借入額の上限・フラット35の借入額の下限・フラット35の完済時の年齢の上限・フラット35の借入期間の上限・フラット35の申込時の年齢・フラット35の親子リレー返済で申込めるようになる年齢(申込時、後継者が要件を満たす場合)

想定問題 4四答択一式

下記の〈資料〉に基づく、Aさんが元金均等返済で借り入れた場合の1回目の返済額(元金と利息の合計)として、最も適切なものはどれか。

〈資料〉
・借入額:2,400万円
・返済期間:20年(毎月返済、返済回数は240回)
・金利:年1.2%(全期間固定)
・返済方式:元金均等返済
・利息は、毎月の返済前の残高に年利をかけて12で割って求めるものとする

正解:2 12.4万円

ポイント

元金均等返済の1回目の返済額を求める計算問題です。

考え方と解き方

元金均等返済は、元金を一定にして、利息は残高に応じて計算します。1回目は残高が最も大きいので、利息も最も大きくなります。

  1. 元金均等返済では、毎月返済する元金は一定です。2,400万円÷240回=10万円です。
  2. 1回目の利息は、2,400万円×1.2%÷12=2.4万円です。1回目の返済額は、元金10万円+利息2.4万円=12.4万円です。したがって、最も適切なのは 2 12.4万円 です。

ほかの選択肢

  • 1 10万円:元金だけを答えた額です(2,400万円÷240回)。利息を加えるのを忘れています。
  • 3 38.8万円:年利をそのまま1回分の利息として加えた額です(10万円+2,400万円×1.2%=10万円+28.8万円)。利息は、年利を12で割って月ごとに求めます。
  • 4 122.4万円:元金を年数で割った額を使った額です(2,400万円÷20年=120万円、120万円+2.4万円)。元金は、返済回数の240回で割って、毎月の額を求めます。

覚えておくこと

  • 元金均等返済:毎月返済する元金が一定。返済初期の返済額が最も高く、総返済額は元利均等返済より少ない

(テーマ・覚えること)

1問ずつの画面で解く(4問)

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