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情報セキュリティ方針と諸規程

今の制度の過去問には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。

シラバス案 Ver.0.1(2026年9月30日公表)の『3 情報セキュリティ諸規程/情報セキュリティポリシーを含む組織内規程』

最終更新

問われ方

  • 問われるとしたら:基本方針・対策基準・実施手順のどれかを、場面から選ぶ形
  • 問われるとしたら:教育の規程に定める内容を選ぶ形
  • 問われるとしたら:マルウェア感染時の初期対応を、規程の定めから選ぶ形
  • 問われるとしたら:プライバシーポリシーなど、文書の種類を説明から選ぶ形

覚えること

  • 情報セキュリティ方針(ポリシー):目的や対象範囲など、組織の対策の基本的な考え方
  • 基本方針は、経営者が定め、従業員や関係者に周知する
  • 基本方針に書く項目の例:管理体制の整備、法令の順守、対策の実施、継続的改善
  • 対策基準:基本方針に沿って、守るべき具体的な対策の基準を示す
  • 実施手順:対策基準の内容を、個別のシステムや業務で実施するための手順
  • 基本方針、対策基準、実施手順の順に、内容が具体的になる
  • 規程の名前の例:情報管理規程、秘密情報管理規程、文書管理規程
  • 規程の名前の例:職務規程、罰則の規程、対外説明の規程、例外の規程
  • 規程の名前の例:規則更新の規程、規程の承認手続
  • 情報セキュリティ目的、情報セキュリティ対策:用語例
  • マルウェア感染時の対応:ネットワークから切断し、システム管理者に連絡する
  • インシデント対応規程:発見者は、起きた事象と想定される被害を管理者に報告する
  • 教育の規程:入社時、就業中、必要に応じて異動時や役割の変更時に説明する
  • 教育の内容の例:ウイルス感染の予防、機密区分の取扱い、インシデント時の対応
  • 罰則の規程:違反時の懲戒は、就業規則に準じる例がある
  • 承認手続の例:委託先の選定や利用者アカウントの登録は、責任者の承認を得る
  • プライバシーポリシー(個人情報保護方針):個人情報の取扱いについての基本的な考え方
  • ソーシャルメディアガイドライン(SNS 利用ポリシー):SNS を使う時の決まり

ひっかけ

  • 基本方針(考え方)と実施手順(具体的な手順)の取りちがえ
  • 感染の疑いがあれば、様子を見ずに、まずネットワークから切断する

想定問題

4問(科目A(四択))。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。

想定問題 1科目A(四択)

B さんが作る文書の位置づけとして、最も適切なものはどれか。

A 社では、経営者が定めた情報セキュリティ基本方針と、それに沿った対策基準がある。情報システム部の B さんは、新しい受注システムの運用担当者が日々の作業で使えるように、バックアップを取る時刻、操作の手順、失敗した時の連絡先を書いた文書を作る。

正解:ウ 実施手順:対策基準の内容を、個別のシステムで実施するための手順を示す文書

ポイント

文書が、基本方針・対策基準・実施手順のどれに当たるかを問う問題です。

考え方と解き方

文書は、基本方針、対策基準、実施手順の順に具体的になります。管理者の立場では、その文書が考え方なのか、守る基準なのか、作業の手順なのかを、書かれている内容の細かさから先に考えます。

  1. 時刻、操作の手順、連絡先は、個別のシステムで対策を実施するための具体的な手順です。
  2. 考え方や基準ではなく、手順を示す文書なので、実施手順に当たります。したがって、最も適切なのは ウ です。

ほかの選択肢

  • ア 基本方針は、目的や対象範囲など、基本的な考え方を示す文書です。操作の手順までは書きません。
  • イ 対策基準は、守るべき具体的な対策の基準を示す文書です。個別のシステムの操作の手順を示す文書ではありません。
  • エ プライバシーポリシーは、個人情報の取扱いについての基本的な考え方を示す文書です。バックアップの手順を示す文書ではありません。

覚えておくこと

  • 実施手順:対策基準の内容を、個別のシステムや業務で実施するための手順
  • 基本方針、対策基準、実施手順の順に、内容が具体的になる
  • 対策基準:基本方針に沿って、守るべき具体的な対策の基準を示す

(テーマ・覚えること)

想定問題 2科目A(四択)

情報セキュリティ教育の規程の内容として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

A 社の情報セキュリティ責任者の B さんは、公的機関が公開している規程のひな形を参考に、従業員向けの情報セキュリティ教育の規程に定める内容を、次の a〜c にまとめた。
  • a 教育は入社時に1回だけ行い、異動や役割の変更があっても、改めて説明はしない。
  • b 規程の説明は、入社時のほか、就業中も行い、必要に応じて異動時や役割の変更時にも行う。
  • c 説明の内容には、ウイルス感染の予防、機密区分の取扱い、インシデント発生時の対応を含める。

正解:エ b、c

ポイント

教育の規程に定める内容を問う問題です。

考え方と解き方

教育は、入社時だけで終わりにせず、就業中や役割の変わる時にも行います。内容には、日々の業務で起きやすい感染や、機密の扱い、インシデント時の動きを含めます。

  1. a は不適切です。入社時だけでなく、就業中や、必要に応じて異動時や役割の変更時にも説明します。b は適切です。c は適切です。ウイルス感染の予防、機密区分の取扱い、インシデント発生時の対応を説明の内容に含めます。
  2. したがって、適切なのは b、c の全てで、エ です。

ほかの選択肢

  • ア a は不適切なので含められません。また、c も適切なので、a、b では組合せが合いません。
  • イ a は不適切なので、a、b、c の全てとはなりません。
  • ウ a は不適切なので含められません。また、b も適切なので、a、c では組合せが合いません。

覚えておくこと

  • 教育の規程:入社時、就業中、必要に応じて異動時や役割の変更時に説明する
  • 教育の内容の例:ウイルス感染の予防、機密区分の取扱い、インシデント時の対応

(テーマ・覚えること)

想定問題 3科目A(四択)

D さんがとる初期対応として、最も適切なものはどれか。

A 社の経理部の一般の従業員の D さんは、業務で使っているパソコンが、ウイルスに感染した疑いがあることに気づいた。A 社は、公的機関が公開している規程のひな形に沿って、マルウェア感染時の対応を定めている。

正解:イ そのパソコンをネットワークから切断し、システム管理者に連絡する。

ポイント

マルウェア感染時の初期対応を、規程の定めから選ぶ問題です。

考え方と解き方

感染の疑いがある時は、被害の広がりを止めることと、決められた連絡先に連絡することが先です。一般の従業員の立場では、自分で原因を調べたり広く知らせたりせず、規程の手順に従うことを先に考えます。

  1. 規程のひな形では、感染した時は、ネットワークからコンピュータを切断し、システム管理者に連絡します。
  2. したがって、最も適切なのは イ です。

ほかの選択肢

  • ア 接続したまま駆除を試みると、被害が広がるおそれがあります。報告も、駆除の後ではなく、切断とあわせて行います。
  • ウ 全従業員への注意の呼びかけは、連絡を受けたシステム管理者が行います。従業員がまず行うのは、切断と連絡です。
  • エ 様子を見ている間に、被害が広がるおそれがあります。疑いがあれば、確かめを待たずに切断と連絡を行います。

覚えておくこと

  • マルウェア感染時の対応:ネットワークから切断し、システム管理者に連絡する
  • インシデント対応規程:発見者は、起きた事象と想定される被害を管理者に報告する

(テーマ・覚えること)

想定問題 4科目A(四択)

プライバシーポリシー(個人情報保護方針)の説明として、最も適切なものはどれか。

正解:ア 個人情報の取扱いについての、組織の基本的な考え方を示す文書

ポイント

プライバシーポリシーの内容を、似た文書と取りちがえずに選ぶ問題です。

考え方と解き方

文書の名前から、何についての決まりかを区別します。プライバシーポリシーは、個人情報保護方針のことで、個人情報の取扱いが対象です。

  1. プライバシーポリシーは、個人情報の取扱いについての、組織の基本的な考え方を示す文書です。
  2. 他の説明は、別の文書の説明です。したがって、最も適切なのは ア です。

ほかの選択肢

  • イ 情報セキュリティ全般についての基本的な考え方を示すのは、情報セキュリティ方針です。
  • ウ SNS で情報を発信する時の決まりを示すのは、ソーシャルメディアガイドライン(SNS 利用ポリシー)です。
  • エ 違反時の懲戒の内容を示すのは、罰則の規程です。

覚えておくこと

  • プライバシーポリシー(個人情報保護方針):個人情報の取扱いについての基本的な考え方
  • ソーシャルメディアガイドライン(SNS 利用ポリシー):SNS を使う時の決まり
  • 情報セキュリティ方針(ポリシー):目的や対象範囲など、組織の対策の基本的な考え方

(テーマ・覚えること)

1問ずつの画面で解く(4問)

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