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クラウドサービス(SaaS・PaaS・IaaS・オンプレミス)

今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。

シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『4-15-1 クラウドサービスの特徴』

最終更新

よく出る形

  • 問われるとしたら:事例で、SaaS(アプリを借りる)・PaaS(実行環境を借りる)を選ぶ形
  • 問われるとしたら:IaaS(基盤を借りる)、オンプレミス(自社で持つ)との違いを選ぶ形
  • 問われるとしたら:パブリック(誰でも使える)・ハイブリッド(連携)など提供形態を選ぶ形
  • 問われるとしたら:マルチクラウド(複数事業者の併用)などの a〜c の組合せの形

覚えること

  • クラウドサービス:ネットワーク経由で、事業者の資源を共有して使う仕組み
  • SaaS:事業者が用意したアプリケーションを、ネットワーク経由で使う形態
  • PaaS:事業者が用意した実行環境に、自分のプログラムを載せて使う形態
  • IaaS:サーバやネットワークなどの基盤を借り、OS から上は利用者が用意する形態
  • 管理の範囲:SaaS は事業者が最も広く、IaaS は利用者が最も広い
  • オンプレミス:サーバなどの機器を自社の設備に置き、自社でコントロールする形態
  • クラウドの特徴:資源を共有し、量を需要に合わせて増減でき、使った量を計測する
  • 機器の保守:クラウドでは事業者が行い、オンプレミスでは自社が行う
  • パブリッククラウド:不特定多数が使える、事業者の設備上のクラウド
  • プライベートクラウド:一つの組織が専用で使うクラウド
  • ハイブリッドクラウド:二つ以上のクラウドを連携させて使う形態
  • マルチクラウド:複数の事業者のクラウドサービスを組み合わせて使う形態

ひっかけ

  • SaaS は完成したアプリを使い、PaaS は自分のプログラムを載せる
  • PaaS は OS の管理も事業者が行い、IaaS は OS から利用者が管理する
  • ハイブリッドは別々のクラウドの連携、マルチは複数の事業者の併用

想定問題

4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。

想定問題 1四肢択一

A 社がとるシステムの形態として、最も適切なものはどれか。

A 社は、自社で開発した在庫管理のプログラムを動かす環境を探している。サーバ機器の調達や、OS の設定と保守は外部の事業者に任せ、プログラムの開発と運用に集中したい。

正解:ウ PaaS

ポイント

自社のプログラムを動かす条件から、SaaS・PaaS・IaaS・オンプレミスのどれが合うかを問う問題です。

考え方と解き方

SaaS・PaaS・IaaS は、どれも「事業者の設備を借りる」形に見えます。OS の設定と保守まで任せるかを見落とすと、イを選びます。

  1. A 社の条件は、自社のプログラムを動かすことと、サーバ機器の調達や OS の保守を外部の事業者に任せることです。
  2. 事業者が用意した実行環境に、利用者が自分のプログラムを載せて使う形態は、PaaS です。
  3. したがって、最も適切なのは ウ です。

ほかの選択肢

  • ア SaaS は、事業者が用意したアプリケーションを使う形態で、A 社が自社で開発したプログラムは動かせません。
  • イ IaaS は、サーバなどの基盤を借りる形態で、OS の設定と保守は利用者が行います。A 社の条件に合いません。
  • エ オンプレミスは、機器を自社の設備に置き、自社でコントロールする形態で、機器の調達と OS の保守を外部の事業者に任せる条件に合いません。

覚えておくこと

  • PaaS:事業者が用意した実行環境に、自分のプログラムを載せて使う形態
  • IaaS:サーバやネットワークなどの基盤を借り、OS から上は利用者が用意する形態

(テーマ・覚えること)

想定問題 2四肢択一

A 社が採用している利用形態に該当するものはどれか。

A 社は、顧客情報を扱うシステムを、自社の設備内に構築したクラウドで運用している。アクセス数の増減が大きい Web サイトは、ある事業者が不特定多数の利用者に向けて提供するクラウドで運用している。この二つのクラウドを連携させて、全体を一つのシステムとして使っている。

正解:イ ハイブリッドクラウド

ポイント

クラウドの提供形態を、使っているクラウドの組合せから選ぶ問題です。

考え方と解き方

提供形態は、だれが使うクラウドを、いくつ連携させているかで見ます。自社の設備内のクラウドだけに目が向くと、プライベートクラウドを選びます。

  1. A 社の設備内に構築したクラウドは、自社だけが使うプライベートクラウドです。
  2. 事業者が不特定多数に向けて提供するクラウドは、パブリッククラウドです。この二つを連携させて、一つのシステムとして使う形態が、ハイブリッドクラウドです。
  3. したがって、該当するのは イ です。

ほかの選択肢

  • ア パブリッククラウドは、不特定多数が使える事業者のクラウドです。A 社は、自社の設備内に構築したクラウドも使っています。
  • ウ プライベートクラウドは、一つの組織が専用で使うクラウドです。A 社は、不特定多数に向けたクラウドも連携させています。
  • エ マルチクラウドは、複数の事業者のクラウドサービスを組み合わせる形態です。A 社が使う事業者は一つで、自社の設備内のクラウドと連携させています。

覚えておくこと

  • パブリッククラウド:不特定多数が使える、事業者の設備上のクラウド
  • プライベートクラウド:一つの組織が専用で使うクラウド
  • ハイブリッドクラウド:二つ以上のクラウドを連携させて使う形態

(テーマ・覚えること)

想定問題 3四肢択一

オンプレミスと比べた、事業者が提供するクラウドサービスに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

正解:エ 事業者の設備にある機器の保守は、利用者自身が行う必要がある。

ポイント

クラウドサービスの特徴を、オンプレミスと比べて確かめる問題です。

考え方と解き方

オンプレミスでは機器の保守が自社の仕事なので、その感覚のままクラウドを考えると、エを適切と読みます。

  1. 機器の保守は、クラウドでは事業者が行い、オンプレミスでは自社が行います。
  2. 機器の保守は、クラウドでは事業者が行い、利用者が行う必要はありません。
  3. したがって、最も不適切なのは エ です。正しくは、事業者の設備にある機器の保守は、事業者が行います。

ほかの選択肢

  • ア 適切です。クラウドの特徴は、量を需要に合わせて増減しやすいことです。
  • イ 適切です。クラウドは、事業者の資源を複数の利用者で共有して使います。
  • ウ 適切です。クラウドでは、使った量が計測されて、利用者にも示されます。

覚えておくこと

  • クラウドの特徴:資源を共有し、量を需要に合わせて増減でき、使った量を計測する
  • 機器の保守:クラウドでは事業者が行い、オンプレミスでは自社が行う

(テーマ・覚えること)

想定問題 4四肢択一

システムの形態に関する記述として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

A 社は、業務で使うシステムの形態の種類を整理している。
  • a オンプレミスは、サーバなどの機器を自社の設備に置き、自社でコントロールして運用する形態である。
  • b マルチクラウドは、複数の事業者のクラウドサービスを組み合わせて、一つの情報システムを構成する形態である。
  • c SaaS は、利用者が OS やミドルウェアを選んで設定し、自分でアプリケーションを組み込む形態である。

正解:ア a、b

ポイント

オンプレミス、マルチクラウド、SaaS の説明を、a〜c で判定する問題です。

考え方と解き方

SaaS を、基盤を自分で設定する形態と思い込むと、c を適切と読み、c を含むイを選んでしまいます。

  1. a は適切です。オンプレミスは、機器を自社の設備に置き、自社でコントロールする形態です。
  2. b は適切です。マルチクラウドは、複数の事業者のクラウドサービスを組み合わせる形態です。
  3. c は不適切です。SaaS では、OS やミドルウェアの設定は事業者が行い、利用者は用意されたアプリケーションを使います。
  4. したがって、適切なのは a と b で、ア です。

ほかの選択肢

  • イ a、c としていますが、SaaS で利用者が OS やミドルウェアを設定するという c は不適切です。
  • ウ a も適切なのに入っていません。オンプレミスは、機器を自社の設備に置き自社でコントロールする形態で、a は適切です。
  • エ a、b が適切なのに入っておらず、不適切な c だけになっています。

覚えておくこと

  • オンプレミス:サーバなどの機器を自社の設備に置き、自社でコントロールする形態
  • マルチクラウド:複数の事業者のクラウドサービスを組み合わせて使う形態
  • SaaS:事業者が用意したアプリケーションを、ネットワーク経由で使う形態

(テーマ・覚えること)

1問ずつの画面で解く(4問)

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