分野 T|テクノロジ
ECとキャッシュレス決済(EDI・QRコード決済・暗号資産)
今の制度の過去問(3回分)では、フィンテックが1問出ています。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『4-13-1 ECシステム』
最終更新
よく出る形
- フィンテック(金融と技術を組み合わせた動き)を選ぶ(3回分で1問)
- 問われるとしたら:キャッシュレス決済の、後払い、前払い、即時払いを選ぶ形
- 問われるとしたら:事例で、EDI(企業間のデータ交換)を選ぶ形
- 問われるとしたら:非接触IC決済(かざして支払う方式)の例を選ぶ形
- 問われるとしたら:NFT(非代替性トークン)などの a〜c の組合せの形
覚えること
- EDI(電子データ交換):異なる組織間で、取引のメッセージを標準的な規約で、コンピュータ間で交換すること
- 電子受発注システム:商品やサービスの受注と発注を、ネットワーク上で行う仕組み
- オンラインモール:複数の店舗が出店する、ネット上の商店街
- 電子入札:入札をオンラインで行う仕組み
- インターネットバンキング:インターネットを通じて、残高の照会や振込などの銀行取引を行うサービス
- 支払いの時期:クレジットカードは後払い、デビットカードは即時払い、プリペイドカードは前払い
- 電子マネー:あらかじめチャージして使う前払い式が基本で、後払い型もある
- 非接触IC決済:ICカードやスマートフォンを端末にかざして支払う方式
- QRコード決済:スマートフォンのカメラや店の端末で、QRコードを読み取って支払う方式
- フィンテック(FinTech):情報技術を使って、送金や決済などの新しい金融サービスを生み出す動き
- 暗号資産(仮想通貨):法定通貨ではなく、電子的に記録され、不特定の者への支払いに使え、法定通貨と交換できる財産的価値
- NFT(非代替性トークン):ブロックチェーン上で、デジタルデータに唯一性を付与し、真贋の担保や取引履歴の追跡を可能にする
- 参考:今のシラバスの用語例にある電子マネーは、案の用語例にない
ひっかけ
- 暗号資産は、国や中央銀行が発行する法定通貨ではない
- 電子入札は、入札の方式ではなく、入札をオンラインで行う仕組み
想定問題
4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
キャッシュレス決済の支払いの時期に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
正解:エ デビットカードは、利用額が翌月以降にまとめて請求される後払いの決済である。
ポイント
キャッシュレス決済を、支払いの時期で区別する問題です。
考え方と解き方
支払いの時期は、お金が動くのが買い物の前か、そのときか、あとかで決まります。デビットカードを、クレジットカードと同じカードの後払いの仲間と考えると、誤りの記述を見落とします。
- クレジットカードは後払い、デビットカードは即時払い、プリペイドカードは前払いです。電子マネーは、あらかじめチャージして使う前払い式が基本です。
- したがって、最も不適切なのは エ です。正しくは、デビットカードは、利用のたびに預金口座から代金が即時に引き落とされる即時払いで、利用額があとからまとめて請求される物ではありません。
ほかの選択肢
- ア クレジットカードの説明として適切です。商品を受け取ったあとに利用額が請求されます。
- イ チャージ式の電子マネーの説明として適切です。あらかじめ入金した残高から支払う前払いです。
- ウ プリペイドカードの説明として適切です。あらかじめ入金した金額の範囲内で支払います。
覚えておくこと
- 支払いの時期:クレジットカードは後払い、デビットカードは即時払い、プリペイドカードは前払い
- 電子マネー:あらかじめチャージして使う前払い式が基本で、後払い型もある
(テーマ・覚えること)
A 社が導入する仕組みとして、最も適切なものはどれか。
正解:ア EDI
ポイント
企業間で受発注のデータを交換する仕組みを選ぶ問題です。
考え方と解き方
条件は、特定の取引先との間で、決まった形式のデータを電子的に交換することです。ネット上の取引という点だけで見ると、不特定多数に売るオンラインモールと混ざります。
- A 社の条件は、特定の取引先との間で、受発注のデータを決まった形式で電子的に交換し、自動で処理することです。
- 企業間で、受発注などの取引のデータを決まった形式で電子的にやり取りする仕組みは、EDI(電子データ交換)です。
- したがって、最も適切なのは ア です。
ほかの選択肢
- イ インターネットバンキングは、インターネットを通じて、残高の照会や振込などの銀行取引を行うサービスです。受発注のデータの交換ではありません。
- ウ アカウントアグリゲーションは、複数の金融機関の口座などの情報を、まとめて確認できるようにするサービスです。受発注には使いません。
- エ オンラインモールは、複数の店舗が出店するネット上の商店街です。特定の取引先との間でデータを交換する仕組みではありません。
覚えておくこと
- EDI(電子データ交換):異なる組織間で、取引のメッセージを標準的な規約で、コンピュータ間で交換すること
- オンラインモール:複数の店舗が出店する、ネット上の商店街
(テーマ・覚えること)
これらの説明のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a 暗号資産は、国が法定通貨として発行し、その価値を保証している電子データである。
- b NFT は、ブロックチェーン上で、デジタルデータに唯一性を付与して真贋を担保し、取引履歴を追跡できるようにする。
- c フィンテックは、情報技術を使って、送金や決済などの新しい金融サービスを生み出す動きである。
正解:ウ b、c
ポイント
暗号資産、NFT、フィンテックの説明を、a〜c で判定する問題です。
考え方と解き方
暗号資産は「資産」「通貨」という名前から、国が発行する通貨の仲間と考えがちです。発行の主体を確かめないと、a を適切としてしまいます。
- a は不適切です。暗号資産は、国や中央銀行が発行する法定通貨ではありません。
- b は適切です。NFT は、ブロックチェーン上でデジタルデータに唯一性を付与し、真贋の担保や取引履歴の追跡を可能にします。
- c は適切です。フィンテックは、情報技術を使って、送金や決済などの新しい金融サービスを生み出す動きです。
- したがって、適切なのは b、c で、ウ です。
ほかの選択肢
- ア b も適切ですが、a が入っています。a は暗号資産を法定通貨と述べており、不適切です。
- イ a、b、c の全てを適切としていますが、a は不適切です。
- エ c だけでは足りません。b の NFT の説明も適切です。
覚えておくこと
- 暗号資産(仮想通貨):法定通貨ではなく、電子的に記録され、不特定の者への支払いに使え、法定通貨と交換できる財産的価値
- NFT(非代替性トークン):ブロックチェーン上で、デジタルデータに唯一性を付与し、真贋の担保や取引履歴の追跡を可能にする
- フィンテック(FinTech):情報技術を使って、送金や決済などの新しい金融サービスを生み出す動き
(テーマ・覚えること)
非接触IC決済に該当するものはどれか。
正解:イ 店頭にある決済用の端末に、カードやスマートフォンをかざして、代金を支払う。
ポイント
非接触IC決済に当たる支払いの操作を選ぶ問題です。
考え方と解き方
キャッシュレス決済は、支払いの操作で区別します。かざす方式とコードを読み取る方式は、どちらも端末に触れずに済みますが、使う物が IC かコードかで別の方式です。
- 非接触IC決済は、ICカードやスマートフォンを端末にかざして支払う方式です。
- 店頭にある端末に、カードやスマートフォンをかざして支払うのは、この方式に当たります。
- したがって、該当するのは イ です。
ほかの選択肢
- ア インターネットバンキングは、インターネットを通じて銀行取引を行うサービスです。口座から口座への振込で、店頭で端末にかざす支払いではありません。
- ウ スマートフォンの画面のコードを読み取らせて支払う方式で、QRコード決済に当たります。IC をかざす方式ではありません。
- エ 磁気カードを通して支払う方式で、IC をかざす方式ではありません。
覚えておくこと
- 非接触IC決済:ICカードやスマートフォンを端末にかざして支払う方式
- QRコード決済:スマートフォンのカメラや店の端末で、QRコードを読み取って支払う方式
(テーマ・覚えること)
このテーマの過去問
過去問を解く(1問)同じ分野のテーマ(テクノロジ)
- 業務システム(ERP・CRM・SCM・POS)今の制度の過去問(3回分)では、SFA、ERP、SCM が1問ずつ、合わせて3問出ています。
- 行政・公共のシステム(e-Gov・マイナポータル・GIS)今の制度の過去問(3回分)では、準天頂衛星が1問出ています。
- 生産システム(かんばん方式・JIT・FA・MES・CAD)今の制度の過去問(3回分)では、JIT とリーン生産方式のムダが、合わせて2問出ています。
- グループウェアとコミュニケーションツール(チャット・オンライン会議・CMS)今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
- オフィスソフトの使い方(表計算の絶対参照・ピボットテーブル・差込み印刷)今の制度の過去問(3回分)では、表計算ソフトの式の問題が2問、オフィスツールの選択が1問、合わせて3問出ています。
- IoT・CPS・デジタルツイン・センサー今の制度の過去問(3回分)では、IoT の事例、自動運転のレベル、センサーの役割が、合わせて3問出ています。
- 身の回りのデジタル機器(ウェアラブル・スマートスピーカー・タブレット)今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
- OSの役割とファイルの場所(ディレクトリパス・ショートカット)今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
- CPU・メモリ・USB(コンピュータの中身とつなぎ方)今の制度の過去問(3回分)では、電源を切ると消えるメモリと GPU が、合わせて2問出ています。
- 入出力装置と記録媒体(プリンター・SSD・フラッシュメモリ)今の制度の過去問(3回分)では、OCR が2問、タッチパネルの方式、半導体メモリの記憶媒体、スキャナーの解像度が各1問で、合わせて5問出ています。
- RAIDと稼働率(信頼性・スケールアウト・RASIS)今の制度の過去問(3回分)では、稼働率の計算が2問、RAID の実効容量が1問、合わせて3問出ています。
- クラウドサービス(SaaS・PaaS・IaaS・オンプレミス)今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
- 仮想化技術(ハイパーバイザー・コンテナ)今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
- LAN・無線LAN・ルータ・スイッチングハブ今の制度の過去問(3回分)では、プロキシサーバが2問、無線 LAN の SSID のステルス化が1問出ています。
- IPアドレス・DNS・NAT・サブネットマスク今の制度の過去問(3回分)では、ドメイン名と DNS の説明が、合わせて3問出ています。
- 通信プロトコル(TCP・HTTP・SMTP・POP3・DHCP)今の制度の過去問(3回分)では、ポート番号、FTP の役割、メールの送受信に使うプロトコルの組合せが、合わせて3問出ています。
- 電子メール・cookie・モバイル通信(5G・SIM・テザリング)今の制度の過去問(3回分)では、cookie、プラチナバンド、LPWA が、合わせて3問出ています。
- データベースの基本と設計(RDBMS・主キー・正規化)今の制度の過去問(3回分)では、表の用語、正規化、主キー・外部キー、データベース設計の分析が、合わせて6問出ています。
- 関係演算(選択・射影・結合)今の制度の過去問(3回分)では、2つの表を使って条件に合う行を読み取る問題が、1問出ています。
- トランザクション処理(排他制御・コミット・ロールバック・デッドロック)今の制度の過去問(3回分)では、トランザクション処理の適切な記述を選ぶ形が、合わせて2問出ています。
- 機械学習(教師あり学習・教師なし学習・強化学習・過学習)今の制度の過去問(3回分)では、教師あり学習・教師なし学習の手法を選ぶ a〜c の組合せが、1問出ています。
- ディープラーニング(ニューラルネットワーク・画像認識)今の制度の過去問(3回分)では、ディープラーニングに用いる技術、バックプロパゲーション、音声認識が、合わせて4問出ています。
- 生成AIの仕組み(LLM・トークン・RAG)今の制度の過去問(3回分)では、生成AIの説明を選ぶ形が1問出ています。
- 情報デザインとUI(ユーザビリティ・アクセシビリティ)今の制度の過去問(3回分)では、デザインの原則、アクセシビリティ、シグニファイアが、合わせて3問出ています。
- ユニバーサルデザインとピクトグラム今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
- 画像・音声・動画のファイル形式と圧縮(JPEG・MP3・可逆圧縮)今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
- 色の表し方と解像度(RGB・CMYK・dpi)今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
- 画像処理ソフトとXR(AR・VR・メタバース)今の制度の過去問(3回分)では、AR と VR の活用事例が、合わせて2問出ています。