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仮想化技術(ハイパーバイザー・コンテナ)

今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。

シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『4-15-2 クラウド・仮想化基盤技術』

最終更新

よく出る形

  • 問われるとしたら:事例で、ホスト型(OS の上で動かす)を選ぶ形
  • 問われるとしたら:コンテナ型(OS を共有)など、仮想化の方式の特徴を選ぶ形
  • 問われるとしたら:サーバ用と PC 用で、よく使われる方式を選ぶ形
  • 問われるとしたら:仮想化に関する a〜c の組合せの形

覚えること

  • 仮想化:一つの機器を複数に分けたり、複数を一つにまとめたりして使う技術
  • ハイパーバイザー:ゲスト OS を動かす土台になる、仮想化のソフトウェア
  • ホスト型:ホスト OS の上で仮想化ソフトを動かし、その上でゲスト OS を動かす方式
  • ハイパーバイザー型:ホスト OS を介さず、ハードウェアの上で仮想化ソフトを直接動かす方式
  • コンテナ型:ホスト OS のカーネルを共有し、アプリケーションを隔離して動かす方式
  • コンテナ型の特徴:ゲスト OS を持たず、動かせるのはホスト OS と同じ系統のものだけ
  • ゲスト OS:仮想的なハードウェアの上で動く OS。複数を同時に動かせる
  • 使われ方:サーバの仮想化はハイパーバイザー型が多く、PC の仮想化はホスト型が多い
  • クラウドと仮想化:クラウドコンピューティングには、主に仮想化技術が使われる
  • クラスタ:複数のコンピュータを連携させて、一つのシステムとして動かす仕組み

ひっかけ

  • ホスト型は間にホスト OS があり、ハイパーバイザー型は間にない
  • コンテナ型は、仮想マシンのように個別のゲスト OS を持たない

想定問題

4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。

想定問題 1四肢択一

B さんがとる方法として、最も適切なものはどれか。

B さんは、業務で使っている PC の OS とアプリケーションは消さずに、今の OS で作業を続けながら、同時に別の種類の OS も同じ PC で動かして試したい。

正解:イ 今の OS の上に仮想化ソフトを入れて、その上で別の種類の OS を動かす。

ポイント

PC の OS を使い続ける条件から、仮想化の方式を選ぶ問題です。

考え方と解き方

別の OS を動かす方法は、どれも似て見えます。今の OS を置いたままにできる方式かを見落とすと、アを選びます。

  1. B さんの条件は、今の OS で作業を続けながら、同時に別の種類の OS も同じ PC で動かすことです。
  2. PC の OS(ホスト OS)の上で仮想化ソフトを動かし、その上でゲスト OS を動かす方式は、ホスト型です。
  3. したがって、最も適切なのは イ です。

ほかの選択肢

  • ア ホスト OS を置かない型の仮想化ソフトは、ハイパーバイザー型です。ホスト OS の代わりにハードウェアの上に入るので、今の OS は置きかわり、使い続ける条件に合いません。
  • ウ コンテナ型は、ホスト OS のカーネルを共有するため、ホスト OS と同じ系統のものしか動かせません。別の種類の OS は動かせません。
  • エ 起動の時にどちらか一方を選ぶ方法では、二つの OS を同時に動かせません。今の OS で作業を続けながら試す条件に合いません。

覚えておくこと

  • ホスト型:ホスト OS の上で仮想化ソフトを動かし、その上でゲスト OS を動かす方式

(テーマ・覚えること)

想定問題 2四肢択一

コンテナ型の仮想化に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

正解:エ あるコンテナの動作は、隔離されずに、ほかのコンテナにも直接影響する。

ポイント

コンテナ型の仮想化の特徴を、不適切な記述から選ぶ問題です。

考え方と解き方

コンテナはホスト OS のカーネルを共有するので、全てが共有されていると考えると、エを適切と読みます。

  1. コンテナ型は、ホスト OS のカーネルを共有し、アプリケーションを互いに隔離して動かします。
  2. これに反するのは、コンテナが隔離されずに、ほかのコンテナに直接影響するとしたエです。
  3. したがって、最も不適切なのは エ です。正しくは、コンテナ型は、アプリケーションを互いに隔離して動かします。

ほかの選択肢

  • ア 適切です。コンテナは、ホスト OS のカーネルを共有して動きます。
  • イ 適切です。ホスト OS と同じ系統のコンテナしか動かせません。
  • ウ 適切です。コンテナ型は、ゲスト OS を持たず、ホスト OS の機能を使って動きます。

覚えておくこと

  • コンテナ型:ホスト OS のカーネルを共有し、アプリケーションを隔離して動かす方式
  • コンテナ型の特徴:ゲスト OS を持たず、動かせるのはホスト OS と同じ系統のものだけ

(テーマ・覚えること)

想定問題 3四肢択一

仮想化に関する記述として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

A 社は、サーバの仮想化技術の利用を検討している。
  • a 仮想化を使うと、一つの物理コンピュータでは、ゲスト OS を一つしか動かせない。
  • b 仮想化では、ゲスト OS ごとに仮想的なハードウェアが用意され、それぞれが専用の機器を持つように動く。
  • c クラウドコンピューティングには、主に仮想化技術が使われている。

正解:ウ b、c

ポイント

仮想化の基本と、クラウドとの関係を、a〜c で判定する問題です。

考え方と解き方

仮想化ソフトを入れても、PC が1台なら OS も1つと考えると、a を適切としてしまいます。

  1. a は不適切です。仮想化では、一つの物理コンピュータで、ゲスト OS を複数動かせます。
  2. b は適切です。ゲスト OS ごとに仮想的なハードウェアが用意されます。
  3. c は適切です。クラウドコンピューティングには、主に仮想化技術が使われています。
  4. したがって、適切なのは b、c で、ウ です。

ほかの選択肢

  • ア a は不適切なのに入っていて、c が入っていません。
  • イ a は不適切なのに入っていて、b が入っていません。
  • エ c も適切なのに入っていません。

覚えておくこと

  • 仮想化:一つの機器を複数に分けたり、複数を一つにまとめたりして使う技術
  • ゲスト OS:仮想的なハードウェアの上で動く OS。複数を同時に動かせる
  • クラウドと仮想化:クラウドコンピューティングには、主に仮想化技術が使われる

(テーマ・覚えること)

想定問題 4四肢択一

サーバの仮想化に関する記述として、最も適切なものはどれか。

正解:ア ハイパーバイザー型が主に使われ、ホスト OS を置かず、ハードウェア上で動かす。

ポイント

サーバの仮想化で主に使われる方式と、その動かし方の説明を問う問題です。

考え方と解き方

ホスト型の説明が正しい文を見つけて、サーバでも主に使うと考えると、エを選びます。型の名前と説明の両方を確かめます。

  1. サーバの仮想化は、ホスト OS を置かず、ハードウェアの上で直接動かすハイパーバイザー型が主に使われます。
  2. ホスト OS の上で仮想化ソフトを動かすのは、ホスト型で、PC の仮想化で主に使われます。ゲスト OS を持たず、カーネルを共有して動かすのは、コンテナ型です。
  3. したがって、最も適切なのは ア です。

ほかの選択肢

  • イ ハイパーバイザー型は、ホスト OS を介さない方式です。「ホスト OS の上で動かす」はホスト型の説明で、型の名前と説明が合いません。
  • ウ ゲスト OS を持たず、カーネルを共有して動かすのはコンテナ型の説明で、ホスト型の説明ではありません。サーバの仮想化で主に使われるのも、ハイパーバイザー型です。
  • エ 説明はホスト型として正しいですが、サーバの仮想化で主に使われるのはホスト型ではなく、ハイパーバイザー型です。

覚えておくこと

  • 使われ方:サーバの仮想化はハイパーバイザー型が多く、PC の仮想化はホスト型が多い
  • ハイパーバイザー型:ホスト OS を介さず、ハードウェアの上で仮想化ソフトを直接動かす方式

(テーマ・覚えること)

1問ずつの画面で解く(4問)

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