分野 B|ビジネス
データライフサイクル(生成・保管・処理・活用・廃棄)
今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『2-8-2 データライフサイクルの機能』
最終更新
よく出る形
- 問われるとしたら:段階の名前(生成、保管、処理、活用、廃棄)に当たる作業を選ぶ形
- 問われるとしたら:事例で、保存期間を過ぎたデータへの対応を選ぶ形
- 問われるとしたら:事例で、保管の段階の管理を選ぶ形
- 問われるとしたら:各段階の管理の記述を、a〜c の組合せで選ぶ形
覚えること
- データライフサイクル:データの生成から廃棄までの一連の流れ
- 段階:生成、保管、処理、活用、廃棄の5つ
- 管理の範囲:生成から廃棄まで、全ての段階が管理の対象になる
- 生成:データを新しく作る、又は取り込む段階。入力の決まりを定める
- 保管:データを決めた場所に置いて守る段階。重要度に応じて権限を分ける
- バックアップ:保管の段階で、消失に備えて複製を取る
- 散在と属人化の防止:管理された場所に置き、所在を組織で共有する
- 処理:データの形式をそろえ、集計用に変換するなど、加工する段階
- 活用:加工したデータを、分析や意思決定に使う段階
- 活用の確認:利用目的、契約条件、社内ルールの範囲で使う
- 廃棄:不要になったデータを、決めた手順で消去する段階
- 廃棄の判断:保存期間の規程に従う。担当者の個別の判断にしない
ひっかけ
- 保存期間を過ぎたデータの扱いは、廃棄の段階の管理
- 形式をそろえるのは処理、結果を使うのは活用。取りちがえない
想定問題
4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
データライフサイクルの段階のうち、「処理」に当たる作業はどれか。
正解:エ 注文データの日付の形式をそろえ、集計用の表に変換する。
ポイント
データライフサイクルの5つの段階のうち、処理に当たる作業を選ぶ問題です。
考え方と解き方
集計という言葉に引かれると、データを使う活用の段階と取りちがえます。データを整える作業か、結果を使う作業かで見分けます。
- 処理は、データの形式をそろえ、集計用に変換するなど、加工する段階です。日付の形式をそろえて、集計用の表に変換する作業が当たります。
- したがって、「処理」に該当するのは エ です。
ほかの選択肢
- ア 注文内容を入力して記録するのは、データを新しく作る生成の段階です。
- イ 決めた場所に置き、複製も取るのは、保管の段階です。
- ウ 結果を資料に載せ、販売計画を決めるのに使うのは、活用の段階です。
覚えておくこと
- 処理:データの形式をそろえ、集計用に変換するなど、加工する段階
(テーマ・覚えること)
保存期間を過ぎたデータへの対応として、最も適切なものはどれか。
正解:イ 保存期間の規程に従い、廃棄の手順と責任者を決めて、対象のデータを消去する。
ポイント
保存期間を過ぎたデータに対して、廃棄の段階で行う管理を選ぶ問題です。
考え方と解き方
容量が足りないという事情に引かれると、期間を無視して消す対応を選びます。消してよいかどうかは、容量ではなく規程で決まります。
- 保存期間を過ぎたデータは、廃棄の段階に入ります。規程に従って手順と責任者を決め、対象のデータを消去すれば、決めた基準どおりに廃棄できます。
- したがって、最も適切なのは イ です。
ほかの選択肢
- ア 期間に関係なく残すと、規程で消すと決めたデータまで残り、規程が守られません。
- ウ 容量を理由に古い順に消すと、保存期間内のデータまで消えるおそれがあります。
- エ 担当者ごとに判断が分かれ、残るデータと消えるデータが人によって変わってしまいます。
覚えておくこと
- 廃棄:不要になったデータを、決めた手順で消去する段階
- 廃棄の判断:保存期間の規程に従う。担当者の個別の判断にしない
(テーマ・覚えること)
データライフサイクルの管理に関する記述 a〜c のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a 生成の段階では、後の段階で直せるので、入力する項目や形式の決まりを定めなくてよい。
- b 活用の段階では、利用目的や契約条件の範囲に収まっているかを確認してから、データを使う。
- c データライフサイクルでは、生成の段階から廃棄の段階まで、全ての段階が管理の対象になる。
正解:ウ b、c
ポイント
データライフサイクルの管理の記述を、a〜c それぞれ判定して組み合わせる問題です。
考え方と解き方
後で直せば済むと考えると、入力の段階の決まりを軽く見て、a を適切と読んでしまいます。
- a は不適切です。生成の段階で入力の決まりを定めておけば、後の段階で品質が崩れるのを防げます。
- b は適切です。活用の段階では、利用目的、契約条件、社内ルールの範囲で使います。
- c は適切です。データライフサイクルは、生成から廃棄までの一連の流れで、全ての段階が管理の対象です。
- したがって、適切なのは b、c で、ウ です。
ほかの選択肢
- ア a は不適切です。a、b だけを選ぶと、不適切な a を含み、適切な c が抜けます。
- イ a は不適切なので、a、b、c の全てを選ぶことはできません。
- エ b も適切なので、c だけでは足りません。
覚えておくこと
- 生成:データを新しく作る、又は取り込む段階。入力の決まりを定める
- 活用の確認:利用目的、契約条件、社内ルールの範囲で使う
- 管理の範囲:生成から廃棄まで、全ての段階が管理の対象になる
(テーマ・覚えること)
データの置き方の見直しとして、最も適切な対応はどれか。
正解:ア 重要度に応じて閲覧や更新の権限を分け、複製を別の場所に取っておく。
ポイント
データを守って置いておく保管の段階で、権限とバックアップを整える対応を選ぶ問題です。
考え方と解き方
誰でも使えることが便利さだと考えると、権限を変えない対応を選びます。守る段階では、使える範囲を決めることも管理に含まれます。
- 保管の段階は、データを決めた場所に置いて守る段階です。重要度に応じて権限を分け、消失に備えて複製を取れば、書き換えや削除、消失のリスクを減らせます。
- したがって、最も適切なのは ア です。
ほかの選択肢
- イ 権限を今のままにすると、誰でも書き換えや削除ができます。名前の付け方だけでは、書き換えや消失を防げません。
- ウ 手元の端末に分けて置くと、データが散在し、置き場所が本人にしか分からなくなります。
- エ 閲覧まで一律に止めると、業務でデータを使えません。保管の段階では、重要度に応じて権限を分けます。
覚えておくこと
- 保管:データを決めた場所に置いて守る段階。重要度に応じて権限を分ける
- バックアップ:保管の段階で、消失に備えて複製を取る
- 散在と属人化の防止:管理された場所に置き、所在を組織で共有する
(テーマ・覚えること)
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