分野 B|ビジネス
小さく試して直す・柔軟な意思決定・事実に基づく判断
今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『1-7-1 反復的なアプローチ』
最終更新
よく出る形
- 問われるとしたら:事例で、小さく試して改善する適切な対応を選ぶ形
- 問われるとしたら:前例のない状況での意思決定の姿勢を選ぶ形
- 問われるとしたら:事例で、事実やデータに基づく判断の対応を選ぶ形
- 問われるとしたら:行動の例を a〜c で判定して組み合わせる形
覚えること
- 反復的なアプローチ:失敗しても許される範囲の小さなサイクルで試し、顧客の反応を得て繰り返し改善する
- 失敗の捉え方:失敗しても軌道修正して学びを得られれば、成果とみなす
- 柔軟な意思決定:既存の価値観では判断しにくくても、価値創造に必要なら臨機応変に決める
- 事実に基づく判断:勘や経験だけでなく、客観的な事実やデータで物事を見て判断する
- データの入力:適切なデータを使うため、入力や集計に誤りがないかを意識して確かめる
- 試した結果:思うような結果でなければ、結果から学び、内容を改めて試す
- 複数の記録:原因を考える時は、事実を一つの記録だけでなく、複数の記録で確かめる
ひっかけ
- 完成させてから見せるのは、反復的なアプローチではない
- 前例のない状況で、手順が示されるまで待つのは、柔軟な意思決定ではない
- 経験が豊富でも、データによる確認を省く判断は、事実に基づく判断ではない
- 前例がないことだけを理由に、決めるのを見送るのは、柔軟な意思決定ではない
想定問題
4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
B さんが今後とる対応として、最も適切なものはどれか。
正解:エ 最小限の機能を短い期間で利用者に試してもらい、反応をもとに改善する。
ポイント
小さなサイクルで試して改善する対応を、事例で選ぶ問題です。
考え方と解き方
作り直しを避けたいと考えると、完成度を上げてから見せる計画に傾きます。しかし、完成まで反応が分からないほど、直す費用は大きくなります。
- 失敗を許容できる範囲で小さく試し、利用者の反応を得て、繰り返し改善します。
- 最小限の機能を短い期間で試してもらい、反応をもとに改善するのが、この考え方に当てはまります。
- したがって、最も適切なのは エ です。
ほかの選択肢
- ア 完成後の一度の調査では、反応を得て繰り返し改善できません。作り直しの費用も大きくなります。
- イ 問題をなくしてから始めると、試す機会が減り、利用者の反応から学べません。
- ウ 原因を調べずに移ると、軌道修正して学ぶことになりません。失敗から学びを得られません。
覚えておくこと
- 反復的なアプローチ:失敗しても許される範囲の小さなサイクルで試し、顧客の反応を得て繰り返し改善する
- 失敗の捉え方:失敗しても軌道修正して学びを得られれば、成果とみなす
(テーマ・覚えること)
前例のない状況で、既存の価値観に基づく判断が難しい場合の意思決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:ウ 目的に照らして必要かどうかを考え、状況に応じて方針を決める。
ポイント
前例のない状況での意思決定の姿勢を、記述で問う問題です。
考え方と解き方
決まりや過去の基準は、判断を支える頼りになるように見えます。しかし、前例がない状況では、それらが当てはまらないことがあります。
- 前例のない状況でも、価値創造に向けて必要であれば、臨機応変に意思決定を行います。
- 必要かどうかを目的に照らして考え、状況に合わせて方針を決めるのが、これに当たります。
- したがって、最も適切なのは ウ です。
ほかの選択肢
- ア 手順が示されるまで保留すると、価値創造に必要な判断が遅れます。
- イ 過去の基準が通用しない状況で、そのまま当てはめると、状況に合わない判断になります。
- エ 状況が変わっても見直さないのは、臨機応変な意思決定ではありません。
覚えておくこと
- 柔軟な意思決定:既存の価値観では判断しにくくても、価値創造に必要なら臨機応変に決める
(テーマ・覚えること)
B さんの対応として、最も適切なものはどれか。
正解:イ 売上の推移などのデータを確認し、入力や集計に誤りがないかも確かめる。
ポイント
勘や経験だけに頼らず、データに基づいて効果を判断する対応を選ぶ問題です。
考え方と解き方
経験豊富な人の見立ては、説得力があるように聞こえます。しかし、データを選んだり、1件の例で決めたりすると、客観的な判断になりません。
- 事実に基づく判断では、客観的なデータで物事を見ます。売上の推移を確認し、入力や集計に誤りがないかも確かめます。
- 適切なデータを使うことで、判断が有効になります。
- したがって、最も適切なのは イ です。
ほかの選択肢
- ア 経験に基づく見立てだけで決めており、データで確かめていません。
- ウ 自分の見立てに近いデータだけを集めると、客観的な事実を見られません。
- エ 1件の事例は全体を表すとは限らず、客観的なデータに基づく判断になりません。
覚えておくこと
- 事実に基づく判断:勘や経験だけでなく、客観的な事実やデータで物事を見て判断する
- データの入力:適切なデータを使うため、入力や集計に誤りがないかを意識して確かめる
(テーマ・覚えること)
チームの行動のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a 減少が始まった時期の天候や近くの催しの記録も集め、来店者数の推移と合わせて確かめる。
- b 試した対策が思うような結果にならなかったため、結果から学んで内容を改めて試す。
- c 前例のない落ち込みで、これまでの判断の基準が当てはまらないため、対策を決めるのを見送る。
正解:ア a、b
ポイント
事実に基づく判断、試した結果からの改善、意思決定の姿勢を、組合せで問う問題です。
考え方と解き方
c の見送る姿勢は、慎重に見えます。しかし、前例がなくても、必要なら臨機応変に決めるのが柔軟な意思決定です。
- a は、複数の記録で事実を確かめており、適切です。b は、結果から学んで改めて試しており、適切です。c は、前例がないことを理由に決めるのを見送っており、不適切です。
- したがって、適切なのは a、b で、ア です。
ほかの選択肢
- イ c は不適切なので、入れすぎです。
- ウ a も適切なので、入れ損ねています。c は不適切なので、入れすぎでもあります。
- エ c は不適切です。a、b が適切なので、入れ損ねてもいます。
覚えておくこと
- 複数の記録:原因を考える時は、事実を一つの記録だけでなく、複数の記録で確かめる
- 試した結果:思うような結果でなければ、結果から学び、内容を改めて試す
(テーマ・覚えること)
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