分野 B|ビジネス
ビジネスプロセス改善(BPR・BPM・RPA)
今の制度の過去問(3回分)では、RPA、業務プロセスの可視化、BPO の用語などが、3回分で6問出ています。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『1-3-3 ビジネスプロセスの設計・改善』
最終更新
よく出る形
- RPA(ソフトのロボットで事務作業を自動化)の業務や説明を選ぶ(3回分で3問)
- RPA の導入の段階(計画策定、先行導入、本格導入)の作業を選ぶ(3回分で1問)
- 業務プロセスの可視化(業務の流れを図にする)の目的や様式を選ぶ(3回分で2問)
- 問われるとしたら:事例で、BPR(業務の流れを根本から作り直す)の用語を選ぶ形
- 問われるとしたら:BPM(測って改善し続ける)と BPO(外部委託)の組合せ
- 問われるとしたら:BPMN(業務の流れを図にする標準の記法)の説明を選ぶ形
- 問われるとしたら:事例で、BPO に向く業務を選ぶ形
覚えること
- BPM:業務の流れを可視化し、測定と改善を繰り返して、継続的に最適化する
- BPR:今の手順を前提とせず、業務の流れを根本から設計し直す
- BPO:人事、経理、問合せ対応などの業務の一部を、外部の会社に委託する
- BPO の目的:効率化や費用の削減を図り、自社は重要な領域に集中する
- RPA:定型的な事務作業を、ソフトウェアのロボットに代わりに行わせる
- RPA の計画策定:適用できるかを、概念検証(試して確かめること)で見極める
- RPA の先行導入と本格導入:先行は部門と業務を絞って効果を測り、本格は全社に広げる
- 業務プロセスの可視化:業務の流れを図にして、課題の発見や関係者の理解の共有に使う
- フローチャート:作業や処理の流れを、決められた記号と矢印で表す図
- BPMN:業務の流れを視覚的に表すための、標準化された記法
- WFA:処理が行われる組織・場所・順序を表す、業務流れ図の記述様式
- E-R モデル:業務で扱うデータとデータどうしの関係を表す図
- 参考:今のシラバス(Ver.6.5)では、BPR と BPM は「業務プロセスの分析」の用語例にある
- 参考:今のシラバス(Ver.6.5)では、RPA は「業務改善及び問題解決」の用語例にある
ひっかけ
- BPR は根本からの設計し直し、BPM は測定と改善を繰り返す管理
- RPA はソフトのロボット。工場の産業用ロボットや、外部委託の BPO とはちがう
- E-R モデルはデータの関係の図。作業の順序を表す図はフローチャートや BPMN
想定問題
4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
A 社の取組を表す用語として、最も適切なものはどれか。
正解:ア BPR
ポイント
事例の取組から、業務プロセスを見直す手法の用語を選ぶ問題です。
考え方と解き方
BPR も BPM も業務の見直しなので、一度の設計し直しか、続ける管理かを見ないと、BPM を選んでしまいます。「前提とせず」「根本から」が分かれ目です。
- A 社は、今の手順や部署の分担を前提とせず、目的から業務の流れを設計し直しています。このように業務プロセスを根本から設計し直す取組は、BPR です。
- したがって、最も適切なのは ア です。
ほかの選択肢
- イ BPM は、業務の流れを可視化し、測定と改善を繰り返して、継続的に最適化する管理です。一度の設計し直しとは異なります。
- ウ BPO は、業務の一部を外部の会社に委託する取組です。A 社は委託していません。
- エ RPA は、定型的な事務作業をソフトウェアのロボットに代わりに行わせる手段です。業務の流れの設計し直しではありません。
覚えておくこと
- BPR:今の手順を前提とせず、業務の流れを根本から設計し直す
- BPM:業務の流れを可視化し、測定と改善を繰り返して、継続的に最適化する
(テーマ・覚えること)
業務プロセスの可視化に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
正解:エ 業務プロセスを図にすれば、作業の重なりや待ちがなくなる。
ポイント
業務プロセスの可視化の使い方のうち、誤りを選ぶ問題です。
考え方と解き方
見つけることと、なくすことを同じに読むと、エを適切と読んでしまいます。図にしただけでは、業務の流れは変わりません。
- 業務プロセスの可視化は、業務の流れを図にして、課題の発見や関係者の理解の共有に使うものです。
- エ は、図にしただけで重なりや待ちがなくなるという説明です。図は課題を見つけるための物で、なくすには見直しが必要です。
- したがって、最も不適切なのは エ です。正しくは、図にすると重なりや待ちが見つけやすくなり、なくすには業務の見直しが必要です。
ほかの選択肢
- ア フローチャートは、作業や処理の流れを記号と矢印で表す図で、適切です。
- イ 業務の流れを表す図には、作業の順序のほかに、担当する組織も書き表せるので、適切です。
- ウ 見直し後の流れを図にして示すためにも使うので、適切です。
覚えておくこと
- フローチャート:作業や処理の流れを、決められた記号と矢印で表す図
- 業務プロセスの可視化:業務の流れを図にして、課題の発見や関係者の理解の共有に使う
(テーマ・覚えること)
BPMN、BPM、BPO に関する記述 a〜c のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a BPMN は、業務プロセスを、プログラムの命令文として書き表す記法である。
- b BPM は、業務の流れを可視化し、測定と改善を繰り返して、継続的に最適化する管理手法である。
- c BPO は、業務の一部を外部の会社に委託し、効率化や費用の削減を図る。
正解:ウ b、c
ポイント
BPMN、BPM、BPO の説明を a〜c それぞれ判定して組み合わせる問題です。
考え方と解き方
BPMN は BPM と文字が似ているので、プログラムを書く決まりのように思うと、a を適切と読んでしまいます。
- a は不適切です。BPMN は、業務の流れをモデル化し、視覚的に表記する方法を標準化した仕様で、命令文として書き表すものではありません。
- b は適切です。BPM は、業務の流れを可視化し、測定と改善を繰り返して、継続的に最適化する管理手法です。
- c は適切です。BPO は、業務の一部を外部の会社に委託し、効率化や費用の削減を図る取組です。
- したがって、適切なのは b、c で、ウ です。
ほかの選択肢
- ア a は不適切なので、a、b は適切な組合せではありません。b は適切ですが、c が抜けています。
- イ a が不適切なので、a、b、c の全てを入れた組合せは適切ではありません。
- エ b も適切なので、c だけでは足りません。
覚えておくこと
- BPMN:業務の流れを視覚的に表すための、標準化された記法
- BPM:業務の流れを可視化し、測定と改善を繰り返して、継続的に最適化する
- BPO:人事、経理、問合せ対応などの業務の一部を、外部の会社に委託する
(テーマ・覚えること)
A 社が BPO で外部の会社に任せる業務として、最も適切なものはどれか。
正解:イ 毎月の給与計算と、従業員からの人事の問合せへの対応
ポイント
BPO の対象として向く業務を、事例から選ぶ問題です。
考え方と解き方
「外部に任せる」と聞くと、手間のかかる業務を何でも任せたくなります。しかし、会社の方向や強みに関わる業務まで任せると、自社に残る力が弱まります。
- BPO は、人事や経理などの業務の一部を外部の会社に委託し、効率化や費用の削減を図り、自社は重要な領域に集中する取組です。
- 毎月の給与計算と人事の問合せへの対応は、人事の業務の一部で、外部の会社に任せても自社の重要な領域は変わらないので、BPO の対象に向きます。
- したがって、最も適切なのは イ です。
ほかの選択肢
- ア 毎年の事業の方針を決める審議は、経営の重要な領域で、自社が集中して行うものです。
- ウ 将来の事業の柱になる技術の研究開発は、自社の強みの核で、自社が集中して行うものです。
- エ 主力商品の価格の方針づくりは、事業の重要な領域で、自社が集中して行うものです。
覚えておくこと
- BPO:人事、経理、問合せ対応などの業務の一部を、外部の会社に委託する
- BPO の目的:効率化や費用の削減を図り、自社は重要な領域に集中する
(テーマ・覚えること)
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