分野 B|ビジネス

3C分析・PEST分析・STP分析(ビジネス調査)

今の制度の過去問(3回分)では、STP 分析のポジショニングが、3回分で1問出ています。

シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『1-3-1 ビジネス調査・ビジネス分析の手法』

最終更新

よく出る形

  • STP 分析(市場を分けて狙いを決める分析)の、立ち位置を決める段階を選ぶ(3回分で1問)
  • 問われるとしたら:事例で、3C 分析(顧客・競合・自社の分析)の「競合」などを選ぶ形
  • 問われるとしたら:PEST 分析(外の環境の分析)の四つの視点の分け方を選ぶ形
  • 問われるとしたら:RFM 分析(買い方で顧客を分ける分析)の見方を判定する形
  • 問われるとしたら:事例で、進め方から分析の手法(STP、3C、PEST、RFM)を選ぶ形
  • 問われるとしたら:市場調査(購買や需要を調べる活動)やサンプリング(一部を選んで調べる)の説明を選ぶ形

覚えること

  • 3C 分析:顧客・市場、競合、自社の三つの視点で、自社の優位性を考える手法
  • 3C の分け方:顧客・市場は買う側、競合は同じ客を狙う他社、自社は自分の強みや資源
  • PEST 分析:政治、経済、社会、技術の四つの視点で、自社の外の環境を整理する手法
  • PEST の分け方:法律や制度は政治、景気や為替は経済、価値観や流行は社会、新技術は技術
  • PEST と 3C:PEST は自社が変えにくい外の環境、3C は顧客・競合・自社を見る
  • STP 分析:市場を分け、狙う層を選び、自社の立ち位置を決める順に進める
  • ポジショニング:競合と比べて、自社の商品の差別化ポイントを明確にする段階
  • RFM 分析:最終購買日、購買頻度、購買金額の三つで、顧客を区分する手法
  • RFM の読み方:最後に買った時期が新しい顧客ほど、よい顧客と評価する
  • 市場調査(マーケティングリサーチ):目的に合わせてデータを集めて分析し、販売の計画に生かす
  • サンプリング:調査したい対象の全体から、一部を選んで調べること
  • 参考:今のシラバス(Ver.6.5)では、市場調査と RFM 分析は「マーケティングの基礎」の用語例にある

ひっかけ

  • 「競合」は同じ客を狙う他社。自社の設備や技術は「自社」に入る
  • サンプリングは調べる対象を選ぶこと。集めた回答をまとめる作業ではない

想定問題

4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。

想定問題 1四肢択一

A 社が 3C 分析で整理するとき、「競合」に当たるものはどれか。

文具を作る A 社は、新しい薄型の手帳の発売を検討している。3C 分析(顧客・競合・自社の三つの視点の分析)で、集めた情報を整理している。

正解:ア 近隣の同業の B 社が、薄型の手帳を安い価格で発売した。

ポイント

3C 分析で、「競合」に当たる情報を事例から選ぶ問題です。

考え方と解き方

同じ自社の外の話でも、買う側の話は顧客・市場で、同じ客を狙う他社の話だけが競合です。どれも手帳の話なので、だれの状況かを読まずに選ぶと、顧客・市場と競合を取りちがえます。

  1. 「競合」は、自社と同じ顧客を狙う他社です。B 社が薄型の手帳を安い価格で発売したことは、同業の他社の動きなので、競合に当たります。
  2. したがって、「競合」に該当するのは ア です。

ほかの選択肢

  • イ 手帳を買う人が増え、薄型を求める声があることは、買う側の状況なので、顧客・市場に当たります。
  • ウ 自社の工場の設備は、自社の資源なので、自社に当たります。
  • エ 新しい印刷の技術の普及は、同じ客を狙う他社の動きではなく、PEST 分析の技術の視点で捉える外の変化です。

覚えておくこと

  • 3C 分析:顧客・市場、競合、自社の三つの視点で、自社の優位性を考える手法
  • 3C の分け方:顧客・市場は買う側、競合は同じ客を狙う他社、自社は自分の強みや資源

(テーマ・覚えること)

想定問題 2四肢択一

PEST 分析に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

正解:エ 自社の営業担当者の人数や技術力は、技術の視点で捉える。

ポイント

PEST 分析の四つの視点に、要因を正しく分ける問題です。

考え方と解き方

「技術」という語につられて、自社の技術力まで入れてしまうと、外の環境の分析ではなくなります。自社の中の話かどうかを先に見ます。

  1. PEST 分析は、自社が変えにくい外の環境を、政治・経済・社会・技術の四つの視点で整理します。技術の視点で見るのは、技術やインフラの動向など、外の変化です。
  2. 営業担当者の人数や技術力は、自社の中の要因で、3C 分析の「自社」で見るものです。
  3. したがって、最も不適切なのは エ です。正しくは、自社の中の要因は PEST では扱わず、3C 分析の「自社」で見ます。

ほかの選択肢

  • ア 法律の改正や補助金の制度の変更は、制度や規制の変化なので、政治の視点で捉え、適切です。
  • イ 景気の動向や為替の変動は、経済の視点で捉えるので、適切です。
  • ウ 価値観や流行の変化は、社会の視点で捉えるので、適切です。

覚えておくこと

  • PEST 分析:政治、経済、社会、技術の四つの視点で、自社の外の環境を整理する手法
  • PEST と 3C:PEST は自社が変えにくい外の環境、3C は顧客・競合・自社を見る

(テーマ・覚えること)

想定問題 3四肢択一

RFM 分析とサンプリングに関する記述 a〜c のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

通信販売を営む A 社は、顧客の購入の記録と調査の結果を、販売の計画に生かそうとしている。
  • a RFM 分析では、最後に買った時期が古い顧客ほど、よい顧客と評価する。
  • b RFM 分析の M は、顧客がこれまでに買った金額の合計を見る指標である。
  • c サンプリングは、調査したい対象の全体から、一部を選んで調べることを指す。

正解:ウ b、c

ポイント

RFM 分析とサンプリングの説明を a〜c それぞれ判定して組み合わせる問題です。

考え方と解き方

「最後に買った時期」を「最初に買った時期」と読みかえたり、古いほど長い付き合いでよいと思ったりすると、a を適切と読みます。

  1. a は不適切です。RFM 分析は、最終購買日、購買頻度、購買金額で顧客を区分し、最後に買った時期が新しい顧客ほど、よい顧客と評価します。
  2. b は適切です。RFM 分析の M(Monetary)は、累計の購買金額で、顧客がこれまでに買った金額の合計を見る指標です。
  3. c は適切です。サンプリングは、調査したい対象の全体から一部を選んで調べることです。
  4. したがって、適切なのは b、c で、ウ です。

ほかの選択肢

  • ア a は不適切なので、a、b は適切な組合せではありません。b は適切ですが、c が抜けています。
  • イ a が不適切なので、a、b、c の全てを入れた組合せは適切ではありません。
  • エ b も適切なので、c だけでは足りません。

覚えておくこと

  • RFM 分析:最終購買日、購買頻度、購買金額の三つで、顧客を区分する手法
  • RFM の読み方:最後に買った時期が新しい顧客ほど、よい顧客と評価する
  • サンプリング:調査したい対象の全体から、一部を選んで調べること

(テーマ・覚えること)

想定問題 4四肢択一

この進め方に当たる分析の手法として、最も適切なものはどれか。

旅行の予約サイトを運営する A 社は、利用者を旅行の目的ごとの層に分け、その中から狙う層を選んで、競合のサイトと比べた自社の立ち位置を決めようとしている。

正解:イ STP 分析

ポイント

事例の進め方から、当てはまる分析の手法を選ぶ問題です。

考え方と解き方

文中に「競合」が出るので、3C 分析を選びたくなります。しかし、見るのは競合の有無ではなく、層に分けて狙いと立ち位置を決める進め方です。

  1. STP 分析は、市場を分け(セグメンテーション)、狙う層を選び(ターゲティング)、自社の立ち位置を決める(ポジショニング)手法です。
  2. A 社は、利用者を旅行の目的ごとの層に分け、狙う層を選び、競合と比べた立ち位置を決めようとしています。この進め方は、STP 分析です。
  3. したがって、最も適切なのは イ です。

ほかの選択肢

  • ア 3C 分析は、顧客・市場、競合、自社の三つの視点で、自社の優位性を考える手法です。層に分けて狙いを決める手法ではありません。
  • ウ PEST 分析は、政治、経済、社会、技術の視点で、自社の外の環境を整理する手法です。
  • エ RFM 分析は、最終購買日、購買頻度、購買金額で、顧客を区分する手法です。

覚えておくこと

  • STP 分析:市場を分け、狙う層を選び、自社の立ち位置を決める順に進める
  • ポジショニング:競合と比べて、自社の商品の差別化ポイントを明確にする段階

(テーマ・覚えること)

1問ずつの画面で解く(4問)

このテーマの過去問

過去問を解く(1問)
前のテーマ次のテーマ:ビジネスモデル(サブスクリプション・フリーミアム・ビジネスモデルキャンバス)

同じ分野のテーマ(ビジネス)