分野 B|ビジネス
情報システム戦略・EA(SoR・SoE・As-is/To-be)
今の制度の過去問(3回分)では、SoR と SoE、EA、システム化構想の立案、情報システム化基本計画が、3回分で4問出ています。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『1-2-3 情報システム戦略の策定』
最終更新
よく出る形
- SoR(記録のシステム)と SoE(顧客との関わりのシステム)を選ぶ(3回分で1問)
- EA(業務と情報システムの全体最適の手法)を目的から選ぶ(3回分で1問)
- システム化構想の立案(企画の最初の段階)で集める情報を選ぶ(3回分で1問)
- IT 基本計画(情報システム化基本計画)で明確にする事項を a〜d で判定する(3回分で1問)
- 問われるとしたら:事例で、As-is モデル(現状の姿)と To-be モデル(目標の姿)を選ぶ形
- 問われるとしたら:システム化計画(企画で作る全体像)の記述から、不適切な物を選ぶ形
覚えること
- 情報システム戦略:経営戦略を実現するために、経営陣が定める情報システムの中長期の方針と目標
- 情報システム化基本計画:経営戦略の方針との整合を考えて、経営陣が策定し、適時に見直す
- システム化計画:情報システム戦略に基づき、システム化構想とシステム化基本方針を立案する
- システム化計画では、各システムの開発順序、概算コスト、効果など、全体像を明らかにする
- 企画プロセス:要件定義や開発の前に、システム化構想とシステム化計画を立案する段階
- SoR(Systems of Record):会計システムなど、高い信頼性と安定稼働が求められる、社内の記録のシステム
- SoE(Systems of Engagement):顧客とのつながりを重視し、情報を頻繁に更新する SNS など
- SoI(Systems of Insight):蓄積したデータから、洞察を得ることを目的とするシステム
- EA(エンタープライズアーキテクチャ):業務と情報システムの現状と目標を整理して、最適化を進める手法
- As-is モデル:現在の業務と情報システムの姿を整理したもの
- To-be モデル:目標とする将来の業務と情報システムの姿を整理したもの
- EA の進め方:現状と目標の差を明らかにして、目標に向けた改善を移行計画として定める
- 参考:EA は新しい案で独立した項目(1-2-4)になり、SoR、SoE はシステム化計画(1-2-3)の用語例になる
ひっかけ
- SoR は記録、SoE は顧客との関わり。SoR は信頼性と安定稼働を重く見る
- As-is は現状、To-be は目標。移行計画は、その差を埋めて目標に近づける計画
- システム化計画は企画の段階。画面や帳票の細かい設計は、後の工程の作業
想定問題
4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
SoE(Systems of Engagement)に当たるシステムとして、最も適切なものはどれか。
正解:イ 利用者が商品の感想を投稿して、店と交流できるコミュニティサイト
ポイント
SoE に当たるシステムの例を、事例から選ぶ問題です。
考え方と解き方
情報を扱うシステムは、全て記録のシステムに見えます。顧客とのつながりを作る目的があるかどうかで見分けます。
- SoE は、顧客とのつながりを意識して、情報を頻繁に更新するシステムです。利用者が感想を投稿し、店と交流できるコミュニティサイトは、顧客とのつながりを作るので、これに当たります。
- したがって、最も適切なのは イ です。
ほかの選択肢
- ア 売上と在庫を本部に集めて記録するシステムは、社内の記録を扱うシステムで、SoR の例です。
- ウ 支払の日付と金額を登録するシステムは、社内の記録を扱うシステムで、SoR の例です。
- エ 購買の記録を集計して推移を出力するシステムは、記録を集計する役割で、顧客とのつながりを作るシステムではありません。
覚えておくこと
- SoE(Systems of Engagement):顧客とのつながりを重視し、情報を頻繁に更新する SNS など
- SoR(Systems of Record):会計システムなど、高い信頼性と安定稼働が求められる、社内の記録のシステム
(テーマ・覚えること)
情報システムの計画に関する記述 a〜c のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a EA は、業務と情報システムを対象に、現状と目標を整理して、全体の最適化を進める手法である。
- b 情報システム戦略は、経営戦略を実現するために、経営陣が情報システムの中長期の方針と目標を定めたものである。
- c 情報システム化基本計画は、各システムの開発が終わった後に、見直しのために初めて作成する計画である。
正解:ア a、b
ポイント
EA、情報システム戦略、情報システム化基本計画の記述を、a〜c それぞれ判定して組み合わせる問題です。
考え方と解き方
基本計画は、名前の通り、システムを作る前に立てる計画です。開発後の見直しの文書と読むと、c を適切と判定してしまいます。
- a は適切です。EA は、業務と情報システムの現状と目標を整理して、最適化を進める手法です。
- b は適切です。情報システム戦略は、経営戦略を実現するために、経営陣が情報システムの中長期の方針と目標を定めたものです。
- c は不適切です。情報システム化基本計画は、経営陣が経営戦略の方針との整合を考えて策定し、適時に見直す計画で、開発が終わった後に初めて作る計画ではありません。
- したがって、適切なのは a、b で、ア です。
ほかの選択肢
- イ c は不適切なので、c を入れた a、b、c は適切な組合せではありません。
- ウ c は不適切なので、c を入れた b、c は適切な組合せではありません。a も適切です。
- エ c は不適切なので、c だけでは適切な組合せになりません。a、b が適切です。
覚えておくこと
- 情報システム戦略:経営戦略を実現するために、経営陣が定める情報システムの中長期の方針と目標
- 情報システム化基本計画:経営戦略の方針との整合を考えて、経営陣が策定し、適時に見直す
- EA(エンタープライズアーキテクチャ):業務と情報システムの現状と目標を整理して、最適化を進める手法
(テーマ・覚えること)
システム化計画に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
正解:ウ システム化計画では、画面や帳票の細かい項目を確定させて、開発に着手できる状態にする。
ポイント
システム化計画の段階で行うことを、記述から判定する問題です。
考え方と解き方
企画の段階は、全体像を決める段階です。細かい設計まで進めると、後の工程の作業を企画の段階に入れてしまいます。
- システム化計画は、企画プロセスの中で、情報システム戦略に基づいて全体像を明らかにする作業です。画面や帳票の細かい項目を確定させる作業は、要件定義や設計など、後の工程で行います。
- したがって、最も不適切なのは ウ です。正しくは、システム化計画では、開発順序や概算コスト、効果など、システム化の全体像を明らかにします。
ほかの選択肢
- ア システム化計画は、情報システム戦略に基づいて、システム化構想とシステム化基本方針を立案するので、適切です。
- イ システム化計画では、各システムの開発順序や概算コストなどの全体像を明らかにするので、適切です。
- エ 企画プロセスは、要件定義や開発の前に、システム化構想とシステム化計画を立案する段階なので、適切です。
覚えておくこと
- システム化計画:情報システム戦略に基づき、システム化構想とシステム化基本方針を立案する
- システム化計画では、各システムの開発順序、概算コスト、効果など、全体像を明らかにする
- 企画プロセス:要件定義や開発の前に、システム化構想とシステム化計画を立案する段階
(テーマ・覚えること)
この図は、EA で何と呼ばれるか。最も適切なものはどれか。
正解:ア As-is モデル
ポイント
EA で、現在の姿を整理した物の名前を、事例から選ぶ問題です。
考え方と解き方
モデルという語が並ぶので、どれも図に見えます。今の姿か、目標の姿か、時点で見分けます。
- EA では、現在の業務と情報システムの姿を整理したものを、As-is モデルと呼びます。事例の図は、今の販売業務の流れと、使っているシステムを整理したものです。
- したがって、最も適切なのは ア です。
ほかの選択肢
- イ To-be モデルは、目標とする将来の業務と情報システムの姿を整理したもので、今の姿を整理したものではありません。
- ウ ビジネスモデルは、事業で価値を生み、収益を得る仕組みを表す語で、EA で現在の姿を整理した物の呼び名ではありません。
- エ データモデルは、データの名称や構造、データ間の関係を示したもので、業務の流れとシステムを整理した物ではありません。
覚えておくこと
- As-is モデル:現在の業務と情報システムの姿を整理したもの
- To-be モデル:目標とする将来の業務と情報システムの姿を整理したもの
(テーマ・覚えること)
このテーマの過去問
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- 令和7年度 問27業務と情報システムを最適にすることを目的とし…四肢択一・まずこの1問
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