分野 B|ビジネス
ビジネスモデル(サブスクリプション・フリーミアム・ビジネスモデルキャンバス)
今の制度の過去問(3回分)では、サブスクリプション、シェアリングエコノミー、フリーミアムの用語が、3回分で3問出ています。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『1-3-2 ビジネスモデルの考え方』
最終更新
よく出る形
- サブスクリプション(料金を払って一定期間使える形)の用語を選ぶ(3回分で1問)
- シェアリングエコノミー(遊休資産の貸出しの仲介)の用語を選ぶ(3回分で1問)
- フリーミアム(基本は料金なし、追加は有料)の用語を選ぶ(3回分で1問)
- 問われるとしたら:事例で、広告・買い切り・ライセンス・サブスクの収益の得方を選ぶ形
- 問われるとしたら:ビジネスモデルキャンバス(事業の要素を1枚に書く道具)の要素を a〜c で判定する形
- 問われるとしたら:ロングテール(売れ行きの小さい商品の合計で稼ぐ)の説明を選ぶ形
- 問われるとしたら:BtoB(企業間の取引)と BtoC(企業と消費者の取引)の説明を選ぶ形
覚えること
- ビジネスモデル:経営資源を使って顧客に価値を届け、収益を得る仕組み
- マネタイズモデル:事業の収益を、だれからどう得るかを表した形
- 広告モデル:利用者には料金を取らず、広告を載せる企業から収益を得る
- 買い切りモデル:商品を売る時に代金を受け取り、収益とする
- ライセンスモデル:技術やキャラクターなどの使用を認め、使用料で収益を得る
- サブスクリプションモデル:料金を払うと、一定期間、製品やサービスを利用できる
- フリーミアム:基本の機能は料金を取らず、追加の機能は有料で提供する
- e-ビジネス:インターネットなどのネットワークを使って行う事業
- BtoB と BtoC:BtoB は企業どうし、BtoC は企業と消費者の取引
- シェアリングエコノミー:個人などの使っていない資産を、ネット上の仲介で他の人も利用できる仕組み
- ロングテール:売れ行きの小さい商品を多品種そろえ、その売上の合計で収益を得る考え方
- ビジネスモデルキャンバス:事業に必要な九つの要素を、1枚のシートにまとめる道具
- カスタマーセグメント:価値を届ける相手となる顧客層
- バリュープロポジション:顧客のニーズや問題の解決として、顧客に提供する価値
- 参考:今のシラバス(Ver.6.5)では、ロングテールとフリーミアムは「電子商取引」の用語例にある
ひっかけ
- 広告モデルの収益源は、利用者ではなく、広告を載せる企業
- ロングテールは売れ筋の少数ではなく、売れ行きの小さい商品の多さで稼ぐ
- カスタマーセグメントは「だれに」、バリュープロポジションは「何を」
- 店や不動産会社を通す貸出しは、シェアリングエコノミーではない
想定問題
4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
A 社のマネタイズモデル(収益の得方)として、最も適切なものはどれか。
正解:ア 広告モデル
ポイント
事例の収益の得方から、マネタイズモデルを選ぶ問題です。
考え方と解き方
収益を、だれから、どう受け取るかで見分けます。利用者に料金を取らなくても、別の相手から収益を得る形があるので、料金なしを収益なしと読まないことが大切です。
- A 社が収益を得る相手は、利用者ではなく、紹介枠を買う他社です。利用者には料金を取らず、紹介枠を買う他社から掲載の対価を受け取る形は、広告モデルです。
- したがって、最も適切なのは ア です。
ほかの選択肢
- イ 買い切りモデルは、商品を売る時に利用者から代金を受け取る形です。A 社は利用者から料金を受け取りません。
- ウ ライセンスモデルは、技術などの使用を認めて使用料を受け取る形で、紹介枠を売る A 社の収益とはちがいます。
- エ サブスクリプションモデルは、利用者が払う一定期間の料金で収益を得る形です。A 社は利用者に料金を課していません。
覚えておくこと
- 広告モデル:利用者には料金を取らず、広告を載せる企業から収益を得る
- 買い切りモデル:商品を売る時に代金を受け取り、収益とする
- ライセンスモデル:技術やキャラクターなどの使用を認め、使用料で収益を得る
(テーマ・覚えること)
ビジネスモデルキャンバスに関する記述 a〜c のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a カスタマーセグメントは、事業が顧客に提供する商品の機能の一覧を指す。
- b バリュープロポジションは、自社が顧客に提供する価値を指す。
- c ビジネスモデルキャンバスは、事業の要素を1枚のシートに並べて、全体を見渡す道具である。
正解:ウ b、c
ポイント
ビジネスモデルキャンバスの要素と道具の説明を、a〜c それぞれ判定して組み合わせる問題です。
考え方と解き方
カスタマーセグメントを、商品の中身のことと取りちがえると、a を適切と読みます。「だれに」届けるかの要素です。
- a は不適切です。カスタマーセグメントは、価値を届ける相手となる顧客層で、商品の機能の一覧ではありません。
- b は適切です。バリュープロポジションは、顧客のニーズや問題の解決として、顧客に提供する価値です。
- c は適切です。ビジネスモデルキャンバスは、事業に必要な要素を1枚のシートにまとめ、検討の抜け漏れを防ぐ道具です。
- したがって、適切なのは b、c で、ウ です。
ほかの選択肢
- ア a は不適切なので、a、b は適切な組合せではありません。b は適切ですが、c が抜けています。
- イ a が不適切なので、a、b、c の全てを入れた組合せは適切ではありません。
- エ b も適切なので、c だけでは足りません。
覚えておくこと
- ビジネスモデルキャンバス:事業に必要な九つの要素を、1枚のシートにまとめる道具
- カスタマーセグメント:価値を届ける相手となる顧客層
- バリュープロポジション:顧客のニーズや問題の解決として、顧客に提供する価値
(テーマ・覚えること)
ビジネスモデルに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
正解:エ ロングテールは、売れ筋の少数の商品に絞り、収益を上げる考え方である。
ポイント
ビジネスモデルの用語の説明のうち、誤りを選ぶ問題です。
考え方と解き方
売れ筋の少数に集中する考え方と取りちがえると、エを適切と読みます。「テール(尾)」が、売れ行きの小さい側を指すことを見落とさないことが大切です。
- ロングテールは、売れ行きの小さい商品を多品種そろえ、その売上の合計で収益を得る考え方です。
- エ は、売れ筋の少数の商品に絞る考え方なので、ロングテールの説明ではありません。
- したがって、最も不適切なのは エ です。正しくは、売れ行きの小さい商品を多品種そろえ、その合計で収益を得る考え方です。
ほかの選択肢
- ア BtoB は企業どうしの取引で、適切です。
- イ BtoC は企業が消費者に提供する取引で、適切です。
- ウ e-ビジネスは、ネットワークを使って行う事業で、適切です。
覚えておくこと
- ロングテール:売れ行きの小さい商品を多品種そろえ、その売上の合計で収益を得る考え方
- BtoB と BtoC:BtoB は企業どうし、BtoC は企業と消費者の取引
- e-ビジネス:インターネットなどのネットワークを使って行う事業
(テーマ・覚えること)
シェアリングエコノミーに該当する例として、最も適切なものはどれか。
正解:イ 個人が使っていない自宅の部屋を、仲介サイトを通じて旅行者に有料で貸し出す。
ポイント
シェアリングエコノミーに当たる例を選ぶ問題です。
考え方と解き方
貸し出す取引なら全て当たると読むと、店の貸出しや、不動産会社を通した賃貸まで選んでしまいます。だれの資産を、どんな仲介で他の人に利用させるかを見ます。
- シェアリングエコノミーは、個人などが持つ使っていない資産を、ネット上の仲介サービスを介して、他の人も利用できるようにする仕組みです。
- 使っていない自宅の部屋を、仲介サイトを通じて旅行者に有料で貸し出すことは、個人の使っていない資産の貸出しをネットで仲介するので、当たります。
- したがって、最も適切なのは イ です。
ほかの選択肢
- ア 会社が自社で買いそろえた自転車を店で貸すのは、事業者の商品の貸出しで、個人の使っていない資産の貸出しではないので、当たりません。
- ウ 不要な服をリサイクル店に売ることは、店への売却で、ネット上の仲介サービスを介した他の人の利用ではありません。
- エ 個人の部屋を貸すことは貸出しですが、不動産会社に任せた長期の賃貸契約で、ネット上の仲介サービスを介する形ではありません。
覚えておくこと
- シェアリングエコノミー:個人などの使っていない資産を、ネット上の仲介で他の人も利用できる仕組み
(テーマ・覚えること)
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