分野 B|ビジネス
経営管理と組織形態(PDCA・事業部制・CxO)
今の制度の過去問(3回分)では、CxO が1問、PDCA が2問、組織形態が2問出ています。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『3-11-2 経営管理・経営組織』
最終更新
よく出る形
- CxO(会社の役職の呼び名)の役割を選ぶ(3回分で1問)
- PDCA(計画、実行、評価、改善の繰り返し)の段階を選ぶ(3回分で2問)
- 組織形態の特徴や事例を選ぶ(3回分で2問)
- 問われるとしたら:事例で、PDCA に沿った評価のあとの対応を選ぶ形
- 問われるとしたら:持株会社(子会社の株式を持って管理する会社)の説明を選ぶ形
- 問われるとしたら:事例で、経営目標(会社が目指す到達点)に当たる事項を選ぶ形
覚えること
- 経営目標:会社が目指す到達点。経営計画:その目標を実現するための計画
- PDCA:計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Act)を繰り返す
- Act:評価で分かった課題への改善策を決め、次の計画に反映する
- OODA ループ:観察、状況判断、意思決定、行動を素早く繰り返す考え方
- 階層型組織(ピラミッド型):命令系統が上から下へ一本につながる
- 職能別組織:購買、製造、販売など、機能ごとに部署をまとめる
- 事業部制組織:事業ごとに購買や製造などの機能を持つ
- カンパニー制組織:一つの企業の中に、事業ごとの独立した組織を置く
- マトリックス組織:縦と横の2つの系統で管理し、上司が2人になる
- プロジェクト組織:目的のために人材を集め、達成後に解散する
- 持株会社:子会社の株式を保有し、グループ全体の経営を管理する会社
- 持株会社の子会社は別の会社。事業部制やカンパニー制は社内の組織
- CEO(最高経営責任者):経営の最終的な責任を負い、会社の方針を決める
- CFO(最高財務責任者):資金調達や財務の管理について責任を負う
- CIO(最高情報責任者):情報システムや情報の活用について責任を負う
- CTO(最高技術責任者):技術戦略の策定や技術開発の推進に責任を負う
ひっかけ
- PDCA の Check は評価、Act は改善。監視は実行、第三者の評価は評価
- 持株会社の子会社は別の会社。カンパニー制は同じ企業の社内の組織
- マトリックス組織は上司が2人。事業部制は事業ごとに機能を持つ
想定問題
4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
PDCA サイクルに沿った A 社のその後の対応として、最も適切なものはどれか。
A 社は、年間の目標として新規顧客の獲得数を定め、営業活動を行った。期末に実績を集計し、目標を下回ったことを確認した。
正解:エ 下回った原因を分析し、改善策を来期の計画に反映する。
ポイント
評価のあとにどう動くかを、PDCA のサイクルに沿って選ぶ問題です。
考え方と解き方
集計のやり直しや計画の組み直しで止まると、改善策を決める段階に進めません。
- 期末に実績を集計し、目標を下回ったことを確認したので、評価(Check)が済んだ段階です。
- 次は改善(Act)として、下回った原因を分析し、改善策を来期の計画に反映します。したがって、最も適切なのは エ です。
ほかの選択肢
- ア 原因の分析がなく、目標も活動も変えないので、評価の結果が改善に生かされません。
- イ 評価はすでに済んでいるので、集計のやり直しは次の段階ではありません。
- ウ 原因を調べずに人数を増やす計画では、評価で分かった課題への改善策になりません。
覚えておくこと
- PDCA:計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Act)を繰り返す
- Act:評価で分かった課題への改善策を決め、次の計画に反映する
(テーマ・覚えること)
組織形態に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
正解:ウ マトリックス組織は、縦と横の2つの系統で管理し、上司が1人になる。
ポイント
持株会社と、社内の組織形態の特徴から、不適切な記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
縦と横の2つの系統があることを、上司の数と結び付けないと、ウの誤りに気づけません。
- マトリックス組織は、縦と横の2つの系統で管理するので、上司が2人になる組織です。
- ウは、上司が1人になるとしている点が合いません。したがって、最も不適切なのは ウ です。正しくは、上司が2人になります。
ほかの選択肢
- ア 持株会社は、子会社の株式を保有してグループ全体の経営を管理する会社なので、適切です。
- イ カンパニー制組織は、一つの企業の中に事業ごとの独立した組織を置く形なので、適切です。
- エ 事業部制組織は、事業ごとに購買や製造などの機能を持つ組織なので、適切です。
覚えておくこと
- マトリックス組織:縦と横の2つの系統で管理し、上司が2人になる
- 持株会社:子会社の株式を保有し、グループ全体の経営を管理する会社
- カンパニー制組織:一つの企業の中に、事業ごとの独立した組織を置く
(テーマ・覚えること)
A 社の経営会議で出た役員の役割の説明として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
A 社の経営会議で、役員の役割について次の a〜c の説明があった。
- a CEO は、会社全体の経営に最終的な責任を負う。
- b CFO は、人事や採用の管理について責任を負う。
- c CIO は、情報システムを活用する方針づくりに責任を負う。
正解:イ a、c
ポイント
CEO、CFO、CIO の役割を、a〜c で判定する問題です。
考え方と解き方
CFO の真ん中の文字が財務を表すことを見落とすと、b を適切と読んでしまいます。
- a は、CEO(最高経営責任者)の説明として適切です。b は、CFO(最高財務責任者)が資金調達や財務の管理に責任を負うので、不適切です。c は、CIO(最高情報責任者)の説明として適切です。
- したがって、適切なのは a、c で、イ です。
ほかの選択肢
- ア b は不適切なので、a、b は誤りの組合せです。c も適切です。
- ウ b は不適切なので、b、c は誤りの組合せです。a も適切です。
- エ a も適切なので、c だけでは足りません。
覚えておくこと
- CEO(最高経営責任者):経営の最終的な責任を負い、会社の方針を決める
- CFO(最高財務責任者):資金調達や財務の管理について責任を負う
- CIO(最高情報責任者):情報システムや情報の活用について責任を負う
(テーマ・覚えること)
A 社の方針のうち、経営目標に当たるものはどれか。
A 社は、来年度に向けて、次のような方針を並べた。
正解:ア 3年後に売上高を、現在の1.5倍にする。
ポイント
会社が目指す到達点と、そこに向かう手段を区別して、経営目標を選ぶ問題です。
考え方と解き方
支店の開設や増員は、成果が見えやすいため、到達点ではなく手段であることを見落とします。
- 経営目標は、会社が目指す到達点で、経営計画は、その目標を実現するための計画です。
- 3年後に売上高を1.5倍にするという方針は、到達点を示しているので、経営目標に当たります。したがって、最も適切なのは ア です。
ほかの選択肢
- イ 営業担当者を増員する方針は、目標を実現するための手段で、到達点ではありません。
- ウ 活動の結果を集計して確かめる方針は、実行したあとに評価する手順で、到達点ではありません。
- エ 支店を開設する方針は、目標を実現するための計画の一部で、到達点ではありません。
覚えておくこと
- 経営目標:会社が目指す到達点。経営計画:その目標を実現するための計画
(テーマ・覚えること)
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