分野 B|ビジネス
ユーザー調査(インタビュー・アンケート・フィールドワーク)
今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『1-6-2 顧客理解・ユーザー理解』
最終更新
よく出る形
- 問われるとしたら:事例で、利用の現場の観察に向く調査手法を選ぶ形
- 問われるとしたら:事例で、調べたい目的に合うインタビューの進め方を選ぶ形
- 問われるとしたら:アンケート(決めた質問を配る調査)の記述から、不適切な物を選ぶ形
- 問われるとしたら:親和図(意見をカードでまとめる図)などの記述を a〜c で判定する形
覚えること
- ユーザーニーズ調査:利用者が求めることや困っていることを、調べて把握すること
- アンケート:決めた質問を多くの人に配り、回答の傾向を数で捉える
- アンケートの弱み:選択式では回答の理由が分かりにくく、質問文の言い方で回答も変わる
- アンケートの質問数:質問が多いほど回答者の負担が増え、回答が集まりにくくなる
- インタビュー:対象者から直接話を聞いて、理由や背景を知る。質問の決め方で3種に分かれる
- インタビューの3種:質問を決める度合いが高い順に、構造化、半構造化、非構造化と呼ぶ
- フィールドワーク:利用の現場で行動を観察し、本人が言葉にしない工夫や困りごとを探す
- 手法の選び方:数ならアンケート、理由ならインタビュー、現場の行動ならフィールドワーク
- 親和図:集めた意見をカードに書き、内容の近さでまとめ、見出しを付けて傾向を見る図
- インタビューの発言:数で表しにくいので、内容を整理して、共通点のまとまりを見る
- 手法の決め方:調査を始める前に、何を知りたいかを決めて、それに合う手法を選ぶ
ひっかけ
- アンケートは、回答者の様子を見て、その場で質問を足して深く聞く調査ではない
- 質問を増やせば詳しく分かるが、回答が集まりにくくなる
- 親和図は、見出しを付けずに一枚ずつ別々に見る図ではない
想定問題
4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
B さんが選ぶ調査手法として、最も適切なものはどれか。
正解:エ フィールドワーク
ポイント
利用の現場の行動を観察する調査手法を選ぶ問題です。
考え方と解き方
自宅を訪ねるので、話を聞くインタビューに見えます。しかし、B さんが知りたいのは、本人が言葉にしていない工夫や不便で、聞いても出てこない内容です。
- B さんは、利用の現場で普段の使い方を観察し、本人が言葉にしていない工夫や不便を探そうとしています。
- 利用の現場で行動を観察して調べる手法を、フィールドワークといいます。したがって、最も適切なのは エ です。
ほかの選択肢
- ア アンケートは、決めた質問を多くの人に配り、回答の傾向を数で捉える手法です。現場の行動の観察ではありません。
- イ 構造化インタビューは、質問を決めて話を聞く手法です。本人が言葉にしていない物は、質問しても出てきません。
- ウ 非構造化インタビューは、質問を決めず話の流れに沿って聞く手法です。話すことは言葉にされた内容に限られます。
覚えておくこと
- フィールドワーク:利用の現場で行動を観察し、本人が言葉にしない工夫や困りごとを探す
- 手法の選び方:数ならアンケート、理由ならインタビュー、現場の行動ならフィールドワーク
(テーマ・覚えること)
B さんの調査の進め方として、最も適切なものはどれか。
正解:イ やめた人に 1 人ずつ話を聞き、理由を自由に語ってもらい、気になる点を聞き返す。
ポイント
調べたい目的に合う聞き方を選ぶ問題です。
考え方と解き方
人数が多い方が確かな調査に見えるので、アやウを選びます。しかし、理由が予想できない時に、選択肢や質問を先に決めると、予想外の理由は出にくくなります。
- B さんが知りたいのは、人によってちがう、予想のつかない理由です。理由を知るには、1 人ずつ話を聞き、自由に語ってもらい、気になる点を聞き返す進め方が合います。
- したがって、最も適切なのは イ です。
ほかの選択肢
- ア 選択肢をあらかじめ作ると、その中にない理由を選べません。人数を比べるのは、理由が分かっている時に合う進め方です。
- ウ 全員に同じ順で同じ質問をすると、答えは比べやすいですが、気になった点をその場で聞き返せないので、理由の背景まで深く聞けません。
- エ 利用の記録で分かるのは操作の回数で、やめた理由ではありません。
覚えておくこと
- インタビュー:対象者から直接話を聞いて、理由や背景を知る。質問の決め方で3種に分かれる
- 手法の選び方:数ならアンケート、理由ならインタビュー、現場の行動ならフィールドワーク
(テーマ・覚えること)
アンケートに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
正解:ウ アンケートは、質問の数を多くするほど、回答者の負担が減り、回答が集まりやすくなる。
ポイント
アンケートの特徴に関する記述から、不適切な物を選ぶ問題です。
考え方と解き方
質問が多いほど詳しく分かるので、良い調査になると考えると、この記述を適切と読みます。しかし、回答する側の負担も増えます。
- アンケートでは、質問の数が多いほど、回答者の負担が増え、回答が集まりにくくなります。
- ウは、質問を多くするほど負担が減るとしており、これと合いません。最も不適切なのは ウ です。正しくは、質問が多いほど回答者の負担が増え、回答が集まりにくくなる、です。
ほかの選択肢
- ア 同じ質問を多くの人に配るので、回答の傾向を数で捉えるのに向いており、適切です。
- イ 質問の数と順序は、配る前に決めるので、適切です。
- エ 質問文の言い方で回答が変わることがあるので、言い方に注意が要り、適切です。
覚えておくこと
- アンケート:決めた質問を多くの人に配り、回答の傾向を数で捉える
- アンケートの質問数:質問が多いほど回答者の負担が増え、回答が集まりにくくなる
(テーマ・覚えること)
ユーザー調査に関する記述のうち、不適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a インタビューの発言は数で表しにくいので、内容を整理して共通点のまとまりを見る。
- b 調査を始める前に、何を知りたいのかを決めておき、その目的に合う手法を選ぶ。
- c 親和図では、集めた意見に見出しを付けず、一枚ずつ別々に見て傾向をつかむ。
正解:エ c
ポイント
調査の進め方と親和図に関する記述を、a〜c で判定する問題です。
考え方と解き方
意見を一枚ずつ丁寧に見る方が、細かく分かるように見えます。しかし、親和図は、意見をまとめて全体の傾向を見る図です。
- a は、発言を整理して共通点を見るので、適切です。b は、知りたいことを先に決めて手法を選ぶので、適切です。c は、親和図が意見を内容の近さでまとめて見出しを付ける図であるのに、見出しを付けず一枚ずつ見るとしているので、不適切です。
- したがって、不適切なのは c だけで、エ です。
ほかの選択肢
- ア a は適切です。不適切な c が入っていません。
- イ a、b はどちらも適切です。不適切な c が入っていません。
- ウ b は適切です。b、c のうち、不適切なのは c だけです。
覚えておくこと
- 親和図:集めた意見をカードに書き、内容の近さでまとめ、見出しを付けて傾向を見る図
- インタビューの発言:数で表しにくいので、内容を整理して、共通点のまとまりを見る
- 手法の決め方:調査を始める前に、何を知りたいかを決めて、それに合う手法を選ぶ
(テーマ・覚えること)
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