分野 B|ビジネス
デザイン思考・UX・人間中心設計・ペルソナ
今の制度の過去問(3回分)には出ていませんが、新しいシラバス案(Ver.0.1)にある項目です。問われるとしたらの形でまとめています。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『1-6-1 デザインのアプローチに関する考え方・方法論』
最終更新
よく出る形
- 問われるとしたら:UX(利用者が得る体験)の説明を選ぶ形
- 問われるとしたら:人間中心設計(利用者を中心に置く設計)の説明を選ぶ形
- 問われるとしたら:事例で、サービスデザイン(サービス全体の設計)に当たる取組を選ぶ形
- 問われるとしたら:ペルソナ(想定する利用者像)などの記述を a〜c で判定する形
覚えること
- UX:製品やサービスを通じて利用者が得る体験の全体
- UXの範囲:画面の見た目や操作中の使いやすさだけでなく、体験の全体を指す
- UXの変わり方:同じ製品でも、利用者の状況や使う場面で変わる
- 人間中心設計:利用者を設計の中心に置き、利用の状況や要求を理解して設計する
- サービスデザイン:利用者の視点で、人、物、場所、手順を含むサービス全体を協働して設計する
- デザイン思考:既存の問題の解決ではなく、エンドユーザの立場から根本的な解決を探ること
- ペルソナ:想定する利用者の特徴、目的、行動を、一人の人物として具体的に描いた物
- ペルソナの使い方:関係者の間で、想定する利用者の特徴について共通の認識を持つ
ひっかけ
- UXは使いやすさだけを指さず、体験の全体を指す
- サービスデザインは、画面の設計だけを指さない
- 人間中心設計は、開発者の想定で要求を決める進め方ではない
想定問題
4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
人間中心設計の説明はどれか。
正解:イ 利用者を設計の中心に置き、利用の状況や利用者の要求を理解して、設計を進める考え方。
ポイント
人間中心設計の説明を選ぶ問題です。
考え方と解き方
どれも「利用者」を扱う用語なので、説明の文だけでは取りちがえます。何を設計の中心に置くか、何を表す物か、何を探るのかで見分けます。
- 利用者を設計の中心に置き、利用の状況や利用者の要求を理解して、設計を進める考え方を、人間中心設計といいます。
- したがって、該当するのは イ です。
ほかの選択肢
- ア 製品やサービスを通じて利用者が得る体験の全体は、UX(ユーザーエクスペリエンス)の説明です。
- ウ 想定する利用者の特徴や目的、行動を一人の人物として描いた物は、ペルソナの説明です。
- エ エンドユーザの立場から考えて根本的な解決を探ることは、デザイン思考の説明です。
覚えておくこと
- 人間中心設計:利用者を設計の中心に置き、利用の状況や要求を理解して設計する
(テーマ・覚えること)
UX に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:ア UX は、同じ製品でも、使う人や使う場面によって、良くも悪くもなりうる。
ポイント
UX(利用者が得る体験)の範囲を問う問題です。
考え方と解き方
UX は、製品そのものの性能や機能で決まると考えると、イやエを選びます。
- UX は、利用者が製品やサービスを通じて得る体験なので、同じ製品でも、使う人や使う場面が変われば、得る体験も変わります。
- したがって、最も適切なのは ア です。
ほかの選択肢
- イ 機能の数が多いほど UX が良くなるとは限りません。UX は、利用者がどのような体験をしたかで決まります。
- ウ 画面の見た目は体験の一部です。UX は、操作や手順を通じた体験も含みます。
- エ 製品の故障の少なさは、信頼性の話です。UX は、利用者が得る体験で、信頼性と同じ意味ではありません。
覚えておくこと
- UX:製品やサービスを通じて利用者が得る体験の全体
- UXの範囲:画面の見た目や操作中の使いやすさだけでなく、体験の全体を指す
- UXの変わり方:同じ製品でも、利用者の状況や使う場面で変わる
(テーマ・覚えること)
この取組を表す用語として、最も適切なものはどれか。
正解:ウ サービスデザイン
ポイント
画面から窓口までを含めて設計する取組に当たる用語を選ぶ問題です。
考え方と解き方
スマートフォンの画面が出てくるので、画面を設計する UI デザインに見えます。しかし、事例は画面の外の窓口や手順も対象にしています。
- 事例は、画面だけでなく、窓口の案内、職員の手順、問い合わせの流れまで含めて、利用者の体験を設計しています。
- 人、物、場所、手順を含むサービス全体を設計することを、サービスデザインといいます。したがって、最も適切なのは ウ です。
ほかの選択肢
- ア UI デザインは、画面など、利用者が操作する部分の設計です。窓口や職員の手順は含みません。
- イ プロダクトデザインは、製品の形や使い勝手の設計です。サービスの流れ全体は含みません。
- エ グラフィックデザインは、図や文字、色などの視覚的な表現の設計です。窓口や手順の設計ではありません。
覚えておくこと
- サービスデザイン:利用者の視点で、人、物、場所、手順を含むサービス全体を協働して設計する
(テーマ・覚えること)
人間中心設計、ペルソナ、サービスデザインに関する記述のうち、不適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a 人間中心設計では、利用者がどんな場面で使うかは調べず、機能の一覧から設計を始める。
- b ペルソナを用意すると、関係者の間で、想定する利用者の特徴について共通の認識を持ちやすくなる。
- c サービスデザインでは、人、物、場所、手順を含むサービス全体を、関係者と協働して設計する。
正解:ア a
ポイント
利用者の視点を取り入れる考え方に関する記述を、a〜c で判定する問題です。
考え方と解き方
機能の一覧から始めると、作る物がはっきりして、進めやすく見えます。しかし、人間中心設計は、利用者の状況を理解することから始めます。
- a は、利用者の使う場面を調べず機能の一覧から始めているので、利用者の状況や要求を理解して設計する人間中心設計と合わず、不適切です。b は、ペルソナの使い方として適切です。c は、サービスデザインの説明として適切です。
- したがって、不適切なのは a だけで、ア です。
ほかの選択肢
- イ b は適切なので、a、b の組合せにはなりません。
- ウ b、c はどちらも適切です。不適切なのは a です。
- エ c は適切です。不適切なのは a です。
覚えておくこと
- 人間中心設計:利用者を設計の中心に置き、利用の状況や要求を理解して設計する
- ペルソナの使い方:関係者の間で、想定する利用者の特徴について共通の認識を持つ
- サービスデザイン:利用者の視点で、人、物、場所、手順を含むサービス全体を協働して設計する
(テーマ・覚えること)
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