分野 B|ビジネス
DXとは(社会の変化・顧客体験・SDGs)
今の制度の過去問(3回分)では、DX の説明とデジタルディスラプションを表す用語が3回分で2問出ています。
シラバス案 Ver.0.1(2026年8月31日公表)の『1-1-1 社会の変化』
最終更新
よく出る形
- DX(デジタル変革)の説明を選ぶ(3回分で1問)
- デジタルディスラプション(デジタルによる破壊的変化)を表す用語を選ぶ(3回分で1問)
- 問われるとしたら:事例で、顧客体験(CX)を高める取組を選ぶ形
- 問われるとしたら:事例で、競争環境の変化への対応を選ぶ形
- 問われるとしたら:SDGs(持続可能な開発目標)の記述から、不適切な物を選ぶ形
- 問われるとしたら:社会や顧客の変化の記述を a〜c で判定して組み合わせる形
覚えること
- データ駆動型社会:集めたデータの分析をもとに、判断や価値の創出を行う社会
- DX:デジタル技術が人間の生活やビジネスのあらゆる面に影響を与え、変革をもたらしていくこと
- AX(AI トランスフォーメーション):AI を業務や事業に取り入れ、事業のあり方を変えること
- SDGs:2015年に国連サミットで採択。2030年までに達成を目指す17の目標と169のターゲット
- SDGs の対象:先進国も開発途上国も含む全ての国に当てはまり、経済、社会、環境の三側面を扱う
- カーボンニュートラル:温室効果ガスの排出を減らし、残りを吸収して、差し引きゼロにすること
- 顧客体験(CX):商品を知ってから買い、使い、相談するまでに顧客が得る体験の全体
- 体験価値の重視:商品の機能や価格に加えて、利用して得られる体験に価値を置く
- 購買行動の変化:インターネットで調べ、店舗で確かめるなど、複数の場を行き来して買う
- デジタルディスラプション:デジタル技術を使った新サービスが、既存の業界の構造を壊す現象
- 競争環境の変化:優れた UX の新サービスが現れ、従来のサービスが選ばれなくなるおそれ
- 参考:デジタルディバイドは、新しいシラバス案では「デジタル活用促進」の用語例
ひっかけ
- DX は、デジタル製品を使いこなせる人とそうでない人の格差ではない
- SDGs は、開発途上国だけの目標ではなく、先進国も含む全ての国の目標
- カーボンニュートラルは、排出を減らし続けることではなく、差し引きゼロ
想定問題
4問(四肢択一)。選ぶと、その場で正解と解説が開きます。
A 社の取組として、最も適切なものはどれか。
正解:イ 顧客が接する各場面での反応を集め、不満の多い場面から順に改善する。
ポイント
顧客の体験の全体に目を向けた取組を、事例から選ぶ問題です。
考え方と解き方
価格や商品の数のように数字で見える物に目が向くと、顧客が各場面で受ける体験を見落とします。
- 事例の顧客は、インターネットで調べ、店舗で確かめ、買った後は窓口に相談する、という複数の場を通ります。
- 顧客体験(CX)を高めるには、各場面での顧客の反応を集め、不満の多い場面から順に改善します。
- したがって、最も適切なのは イ です。
ほかの選択肢
- ア 営業時間を延ばすのは、来店できる時間を変える取組で、各場面で顧客が得る体験を高める取組にはなりません。
- ウ 商品の種類を増やすのは、選べる物の数を変える取組で、各場面の不満を見つけて解消する取組にはなりません。
- エ 声をかける回数を増やしても、対象は店舗の中の場面で、インターネットや窓口での体験は変わりません。
覚えておくこと
- 顧客体験(CX):商品を知ってから買い、使い、相談するまでに顧客が得る体験の全体
- 体験価値の重視:商品の機能や価格に加えて、利用して得られる体験に価値を置く
(テーマ・覚えること)
SDGs(持続可能な開発目標)に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
正解:ウ 開発途上国が直面する課題を対象とし、先進国は支援を行う側に当たる目標である。
ポイント
SDGs の成り立ちと、だれが取り組む目標かを問う問題です。
考え方と解き方
SDGs の前の目標が開発途上国の課題を中心にしていたため、SDGs も途上国向けの目標だと思い込むと、誤りの記述を適切と読みます。
- SDGs は、2015年に国連のサミットで採択され、2030年までに達成を目指す、17の目標と169のターゲットから成る国際的な目標です。
- 経済、社会及び環境の三つの側面を扱い、対象は先進国も開発途上国も含む全ての国です。先進国が支援を行う側に当たるだけの目標ではありません。
- 最も不適切なのは ウ です。正しくは、SDGs は先進国も開発途上国も含む全ての国に当てはまる目標です。
ほかの選択肢
- ア 適切です。SDGs は、2015年に国連のサミットで採択され、2030年までに達成を目指す国際的な目標です。
- イ 適切です。SDGs は、持続可能な開発を、経済、社会及び環境の三つの側面でバランスよく達成することを掲げています。
- エ 適切です。SDGs は、17の目標と、その下に置かれた169のターゲットから成ります。
覚えておくこと
- SDGs:2015年に国連サミットで採択。2030年までに達成を目指す17の目標と169のターゲット
- SDGs の対象:先進国も開発途上国も含む全ての国に当てはまり、経済、社会、環境の三側面を扱う
(テーマ・覚えること)
デジタルディスラプションに当たる事例として、最も適切なものはどれか。
正解:エ 配車アプリが広がり、電話で呼ぶ従来のタクシーが利用されなくなった。
ポイント
デジタルディスラプションに当たる出来事を、事例から選ぶ問題です。
考え方と解き方
「デジタル」が入った出来事なら何でも当てはまると思うと、電子化の事例を選びます。業界の構造が壊れるかどうかで分けます。
- デジタルディスラプションは、デジタル技術で優れた UX やビジネスモデルを生み出した企業が、従来のサービスを駆逐し、業界の構造を壊す現象です。
- 配車アプリの普及で、電話で呼ぶ従来のタクシーが利用されなくなった事例は、この現象に当たります。
- したがって、最も適切なのは エ です。
ほかの選択肢
- ア 請求書の電子化は社内の事務の効率化で、業界の構造が壊れる現象ではありません。
- イ 原料の値上がりによる値上げは、デジタル技術で生まれた新しいサービスによる変化ではありません。
- ウ 海外の企業の安い製品で競争は変わりますが、デジタル技術の新しいサービスが従来のサービスを駆逐する現象ではありません。
覚えておくこと
- デジタルディスラプション:デジタル技術を使った新サービスが、既存の業界の構造を壊す現象
- 競争環境の変化:優れた UX の新サービスが現れ、従来のサービスが選ばれなくなるおそれ
(テーマ・覚えること)
A 社の情報システム部門の担当者は、社会の変化に関する用語を整理している。用語の説明として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
- a データ駆動型社会では、集めたデータの分析結果をもとに、判断や価値の創出が行われる。
- b DX は、デジタル技術が人の生活やビジネスに広く浸透し、社会や企業のあり方を変えていくことである。
- c カーボンニュートラルは、温室効果ガスの排出量を前年より減らし続けることである。
正解:ア a、b
ポイント
社会の変化に関する用語の説明を、a〜c で判定する問題です。
考え方と解き方
a と b は、用語の名前から中身を想像しやすい説明です。c は「減らす」という言葉につられて、差し引きゼロという意味を落とすと、適切と読んでしまいます。
- a は適切です。データ駆動型社会は、集めたデータの分析をもとに、判断や価値の創出を行う社会です。
- b は適切です。DX は、デジタル技術が人の生活やビジネスに広く浸透し、社会や企業のあり方を変えていくことです。
- c は不適切です。カーボンニュートラルは、排出を減らし、残りを吸収して、差し引きゼロにすることです。
- したがって、適切なのは a、b で、ア です。
ほかの選択肢
- イ c は不適切です。カーボンニュートラルは、排出を減らし、残りを吸収して差し引きゼロにすることで、前年より減らし続けることではありません。また、適切な b が入っていません。
- ウ b は適切ですが、a が入っていません。a も適切です。データ駆動型社会は、集めたデータの分析をもとに、判断や価値の創出を行う社会です。
- エ c は不適切です。カーボンニュートラルは、排出を減らし、残りを吸収して差し引きゼロにすることで、前年より減らし続けることではありません。適切な a、b が入っていません。
覚えておくこと
- データ駆動型社会:集めたデータの分析をもとに、判断や価値の創出を行う社会
- DX:デジタル技術が人間の生活やビジネスのあらゆる面に影響を与え、変革をもたらしていくこと
- カーボンニュートラル:温室効果ガスの排出を減らし、残りを吸収して、差し引きゼロにすること
(テーマ・覚えること)
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